病みに病んだ私の大学受験#4
こちらの記事の続きとなっています。
もしよければこちらも読んでみてください!
年明け
浪人の約一年間。
最初は順調に進んでいましたが、テストが近づいてくるにつれて緊張から様々な問題が起こってしまいました。
それら全てに正面から立ち向かい、乗り越えてきました。
試験直前に発生した大きな問題にも何とか対処できましたが、まだ一つ大きな問題がありました。
ずっと一人静かな自習室で勉強をしてきたので、人がたくさんいる場所では周りが気になって集中できなくなってしまうという問題です。
それまではそれほど気になっていなかったため、テスト直前の緊張感から来ていたのだと思います。
周りのペンのカリカリ音や眼の隅にかすかに映るペンの動き、隣の人の呼吸の音、クーラーなどの環境音。
そのすべてに集中がそがれて、イライラしてしまっていました。
結局、これらすべてを解決することはできませんでしたが、視界から来るノイズを防ぐために行った対策としては、以下のような花粉症用の眼鏡を購入し、物理的にノイズを除去する方法でした。
試験当日は、この眼鏡を普段使いしているものに加えて持っていき、試験が始まるときに交換することで対応しました。
ペンの音などの耳からくるノイズに関しては、あえてマクドナルドなどの雑音が多い場所で勉強するなどの方法を試しましたが、全く勉強に集中できずに終わりました。
このように、少し不安要素は残ってしまいましたが、残りの一週間で大きな問題を解決した状態に戻すことができました。
センター試験直前
試験までの一週間。
もう少しで今までの努力が全て水の泡になるのか、報われるのかが決まるという事を考えて勉強に手が付けられませんでした。
毎日、点数のシミュレーションをしました。
もし、苦手な国語で失敗してしまったら、数学を○○点とれば目標を達成できる。
もし、得意な数学で失敗してしまったら、そのほかの科目でどのくらい点数を取って補わなくてはいけなくなるのか。
考えたパターンは数十種類になりました。
このように、試験当日まで脳内シミュレーションを繰り返しました。
※テスト本番で現役・浪人ともに自己ベストの5%も総合点を挙げることができました。その理由は、このシミュレーションだと考えています。
人生で二度目のセンター試験
現役の時もそうでしたが、試験前日までで緊張しまくったおかげで、試験当日はそれほど緊張はしませんでした。
初日の時間割(うろ覚え)は、
1時間目:倫理政経
2時間目:国語
3時間目:英語
でした。
毎回、一番最初の試験開始の時は少し緊張しますが、それを乗り越えるとだんだん慣れてきます。
倫理政経は順調に解き終えることができました。
手ごたえとしては、おそらく70点くらいだろう。
※本番のテストって、今までやってきた模擬テストと全く違うものに思えてしまいすくんでしまいます。おそらく、緊張のせいだと思いますが、ここでいかに落ち着いて普段通りできるかがカギな気がします。
次に国語のテストが始まりました。
試験直前には8.5割は安定してとれるようになっていましたが、ここでトラブル発生。
大問1の長文が意味わからん。。。
何これ、やばい、、、
とりあえず、飛ばして大問2の小説を解いて落ち着こうと思い、飛ばしました。
大問2は大問1の分を取り返そうといつもよりも慎重に解きました。
解ききった時に時間を見ると開始から既に30分
(試験時間:80分、4問)。
かなり致命的でした。
大問1に戻っている暇はないので、大問4の漢文へ。
焦りから何度も読み返したりしてしまいましたが、何とか数分オーバーにとどめることができました。(開始から50分)
次に大問3の古文の文章をざっと眺めて。
分からん。ってなったため、大問1にもう一度戻って解きなおしました。
心の中で終わったかなという思いが何度も出てきました。
しかし、ここで諦めたら絶対に後悔する。
ダメなら全力でダメになった方が良い。
と思い、何問か問題を飛ばしながら踏ん張りました。
(開始から75分)
最後の古文には少なくとも15分かけたいところでしたが、もう時間も残りわずか、めちゃくちゃ急いで解けるところだけ説いて残りは感で選択。
結局八割くらいの問題は感で選択しました。
国語の手ごたえは最悪。
5割もないんじゃないか。。。。
この時、心の中で「終わった。。。」と思いました。
第一志望の国公立は諦めるしかないと、心が折れかかっていました。
今までの一年は何だったんだと思いました。
周囲にいた友達にも難しかったか確認しましたが、できている感じで自爆しました。
本当に目の前が真っ暗になりました。
幸い、国語と英語の間は昼食時間があり、1時間ほどの長めの休憩がありました。
シミュレーションしていた以上のトラブルが発生して乱れてしまった精神状態を、この時間で安定させないといけませんでした。
最後に
テストなどの本番一発勝負の場面では、それについての準備量が多いほど当日失敗してしまうことが多いです。
※失敗だと思ってしまう領域が広がっているため。
そのため、すべてを通して一番重要だと私が考えるのは、「失敗をいかにいなせるのか」という事です。
どんな失敗にも揺るがない精神を持ち合わせていることが成功するためには必須で、そのためにはあらかじめシミュレーションをすることが一番良いと思います。
皆さんも面倒くさがらずに一度試してみてください。