病みに病んだ私の大学受験#6
こちらの記事の続きとなっています。
もしよければこちらも読んでみてください!
出願大学決定
過去や未来を考えるのではなく、今全力を尽すことができているのかという事に目を向けたことによって、過去最高点を取ることができました。
センター試験後、全国の受験生の自己採点を集計をしていたので自分の結果を送り、模試の時と同様に自分の気になる大学の合格ランクを確認しました。
そこで帰ってきた結果は、
第一志望の大学:B判定
第二志望の大学:A判定(昨年度落ちた大学)
でした。
浪人して後がない私は安全に第二志望にするのか、それとも第一志望を貫くのか迷いました。
親は安全に行ける第二志望を進めてきました。
浪人時にお世話になっていた予備校の先生方は第一志望を進めてきました。
この結果は明らかでした。
親はできれば安全に国公立に進んでほしい。
予備校の先生は安全圏の出来るだけ高いところに進んでほしい。
結局最後の判断は自分で行う必要がありました。
予備校を選んだ時もそうでしたが、いつも父の選択に従ってきました。
それが正解だと信じていたから。
選択を他人に任せてきたせいで、自分で選択するという力が全く身についていませんでした。
今回、塾の先生と親の板挟みになり全く選択ができませんでした。
願書提出期限ぎりぎりまで迷い自分で選んだ選択肢は、「第一志望を受ける」でした。
理由は、「将来の自分に言い訳をさせたくない」という事です。
実際にB判定が絶望的というわけではないため、ここで逃げてしまった場合、絶対に自分には第一志望に受かっていたかもしれないと言い訳をしてしまうと思いました。
この選択を親は尊重してくれましたがとても心配していました。
そのため、日程がかぶらなければ何個でも応募できる私立は大量に受けました。
センター利用、同じ大学を含め計14個、練習レベルから行けるギリギリラインの大学まで幅広く願書を出しました。
願書提出後
センター試験を終えると一気に勉強する科目が減ります。
自分の嫌いな科目に時間を掛けなくなって良いように思えますが、科目数が少ない勉強は単調でこちらも意外としんどいです。
私立入試
二月の第一週あたりから徐々に私立入試が始まりました。
初めに受けたのは練習と滑り止めの間くらいのレベルの大学。
二つの学部に申し込んでおり、二日続けて(そうだった気がする)受験しました。
赤本も何も対策せずに受けたこともあり、丁寧に解きすぎて全く時間が足りませんでした。
※試験開始してからマーク式だという事に気が付いたほどです。
二日目は、一日目で学んでいたので実力を出せました。
この結果が数日後帰ってきたのですが、一日目の方は落ちていました。
対策をしなかった自分のせいですが、正直かなり焦りました。
この経験から過去問1年は最低でも解くようにしました。
他の私立入試はうまく進み、結果は、13/14個合格でした。
一つだけセンター利用→面接の受験があり、そこが私立の中でも一番しっかりと対策をして臨みました。
※試験中は基本退室できないため、トイレに行きたくなくても絶対に休憩開始直後と終了間際の二回行くようにしていました。
皆さんもいらないところで集中をそがれるのはもったいないので、休み時間は何も考えないのではなく、どうすればベストな状態で試験を受けれるかを考えてみてください。
国公立前期試験
私立入試を受けているとすぐに2月末にある本命の入試日になりました。
私立入試で良い結果を残せていたため、試験前日までは緊張せずに自分のペースで過ごせました。
※ここでも入念に点数シミュレーションは行いました。
試験当日の朝もそこまで緊張はしなかったです。
試験会場では一年ぶりの同級生と会うことも多く、楽しかったです。
試験時間割は数学→英語→理科。
一番初めの数学で最悪なことが起こります。
数学の目標は6割でした。
数学の試験が始まってから、大問1を見ると(1)から解き方が分からず、とりあえず飛ばして次の問題へ。次もわからなかったので次の問題へ、、、、
結局一問も(1)すら解けずに最後の問題まで来てしまいました。
かなり焦りました。
焦りから何も考えることができず、とりあえず手を動かし無駄な計算をしまくって計算用紙の余白もほとんどなくなり、時間もかなり過ぎていきました。
テスト時間は2時間半。
一問も解けないまますでに1時間半が経過しました。
一科目目にして落ちたことを確信しました。
ここまで追い詰められてから、ふと自分が問題の6割を解くことを意識しすぎていることに気が付きました。
点数の事ばかり気にしていることに気が付きました。
センター試験で実感したはずですが、本当に大事なことは、今目の前にある問題に全力で取り掛かることでその先の結果などは意識する必要がないという事に再度気が付きました。
このように、テスト開始1時間半後に”私の”数学の試験が始まりました。
残りの一時間は死に物狂いで目の前の問題に取り組みました。
ここで頑張るか頑張らないかが人生の分かれ道だと思いました。
結果、残りの一時間で8割近くの問題を解くことができました。
本当に試験は知識量ではなく、メンタル面をいかに最善の状態に持っていけるかが重要であると実感しました。
最後に
この記事を書きながら、この数学の試験でこのような事態に陥ったのは、緊張感があまりにも足りなかったことが最初の原因だと思います。
その後、結果を意識しすぎてしまったことなどは、緊張感がなく問題が解けない焦りから出てきてしまったものだと思います。
もう少し受験エピソードは続きますが、この浪人期間を通しておろそかにしがちなメンタル面のケアが重要であると実感する場面が多くありました。
メンタルが整っていなければ、たとえ知識があったとしても結果は良くなりません。
しかし、メンタルを整えることで、能力以上の結果を出すことができるようになります。
学部時代は塾講師(チューター)のアルバイトをしていましたが、私が一番重視していたところは、勉強を教えることではなく、このように生徒がくじけそうになった時のメンタルケアでした。
今回はいつもよりも少し長くなってしまいました。
読んでいただきありがとうございました!