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Zabbix4からZabbix7へいきなりアップデート

自宅のZabbixの用途

 zabbixは自宅のサーバー機材の監視やら、太陽温水の温度、電力消費(東電にBルートサービスのIDを発行してもらってる)などをiPadで見れる様にしています
 電力を食うのが嫌なのと、サーバーなどと独立していたほうがいいかなと思っていたので Raspberry PI4 + HDD で運用してました
 RSPI4の前はPCのLinuxで動作させてました。RSPI3だと監視項目が多かったせいもあり2GByteではメモリー不足だったのです

 そんなこんなで4GByteもあるRSPI4を便利に使ってました
 Zabbixも3から4にアップデートした直後、RSPIで動かないバグを入れ込まれてしまって大変困ったので、動いたバージョンをロックして自動アップデートしないようにしました

6年目にしてそろそろ壊れそう?

 かれこれ6年ほど運用してきましたが、どうも最近表示が遅い。
 またRSPI4自体の寿命がRSPI3に比べて短いのか、他で使ってるRSPI4だけぼちぼち壊れ始めました。放熱はジャケットつけて対策してますし、クロックも下限まで落としていましたので、どこが壊れているんだか??

 RSPI3は屋外で10年くらい動作させているんですが、1台も壊れていません
 日陰に置いてあるけど夏の40度、冬のマイナスでも元気に動いてる
 RSPI4は全部屋内なので、ひ弱なのか??

RSPI4をやめるきっかけ

  • RSPI4はなんか信頼性がなさそうだ

  • RSPI4にぶら下げている2.5インチハードディスクからカッコン異音が出始めた

  • RSPI3は監視項目が多過ぎるのかメモリー不足で事実上zabbixが動かない

  • 監視用ではないが去年自宅のサーバーをIntelMacからM2 mac mini変えた

最後がキモで、電力消費をみたら
M2 macのほうがRSPI4より電力食わなかった、というすごいことに

 M2 macはProでもないので省電力に全振りしているとはいえ、すさまじい性能。本気出せば速度も100倍くらい(個人の体感)速いし、USBデバイスも「挿せば動く」し。イーサネットも10GbEだし。WiFiも6Eだ。

新しい構成

 ということで、mac + paralles + ubnt24.04LTS arm + Zabbix7.0LTSという構成にしました
 parallesにしたのは、仮想マシンをまるっとコピーすればM2が壊れた時にいちいち環境つくる手間が減るかな、と。
 もちろんdbの内容は毎日フルダンプして、他のサーバーに転送しています

アップデート方法

  1. Paralles に ubuntu 24.04 Arm7 Server を入れる

  2. Zabbixのホームページからversion7のインストールガイドを順に進める

  3. RSPI4のMariaDBのzabbixをフルダンプする

  4. ubnt24.04LTS の mariaDBにzabbixのDBとユーザーを作る

  5. フルリストア

  6. http://新zabbix/zabbix とするとセットアップが動作する

  7. OK になるまで、phpの設定やら locale を入れる(serverは最小限だったのでJP-UTF8が入ってなかった)

  8. DBは自動変換が走ったらしく、あっさり動作

 思った以上に簡単だった。

 リストアしても動かないだろうなぁ、と覚悟してたけど、まさか4から7まで一気にジャンプアップできるとは思わなんだ
 起動したら勝手に Zabbix4からZabbix7 用にカラムなどを変換してくれた
 カラムがint64からBigIntにする、インデックスなんかも張り直していた

 あと漢字表示部分が文字化けするので、IPA日本語フォント入れれば普通になりそう

IPAフォント入れてないのでまだ文字化けしてる

 iPadを縦で使うと、ちょっと表示が見切れるので、こちらはテンプレートのソースコードをいじらないとだめみたい。基本PCの横長画面で設計されてるんだね

簡単だったとはいえ、いろいろ調べたりしてここまでで一日潰れたので次回の自分にあててのメモとします


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