AIは何を考えているんだ?をアップルシード(士郎政宗)は38年前に見越していた
ChatGPTやGeminiなど大規模AIに学習させて予想だにしない素晴らしい結果がでていますよね
でもどうしてそのような結果が出るかがよくわかんない、というのを漫画家の士郎政宗さんが38年以上前にアップルシードという漫画の題材にしていました
アップルシードの2巻の途中のコマです
ガイアという法を執行し人類に貢献するために作られた巨大AIが、これまた人類をサポートするバイオロイドを駆逐しようとするお話
そのバイオロイドは人間に酷似していて見分けがつきませんが思考に教育で強烈な規制をかけています。また定期的にセンターに行かないと死んでしまう安全設計
ブレードランナーのレプリカントに似てますがセンターにいけば寿命をうんと伸ばせます。ヒトミは見た目は二十歳くらいですが、主人公の倍くらいの年齢という話も。経験を重視した設計なんでしょうね
話を元に戻してガイアはバイオロイドで構成された立法院で「人類適正化計画」が制定されそうな事を知ります
そしてバイオロイドを生産・管理するAI「タルタロス」との話し合いの末、彼らが人類に対して反乱を起こしていると断定、まずはタルタロスの施設の攻撃を始めたというもの
新生児を作らせない、いまのバイオロイドの補修パーツの破壊
IQが30違うとお互い理解できない
すでにAIの知能が人類・バイオロイドをも超越しているのですべての内容を把握する術がない。この為補助AIに「何考えてるか教えて」と聞いている
こういう仕組みも実際に必要になってくるんだろうな、きっと
実際のところ脳細胞を顕微鏡で見たって「思考」は読み取れないわけで、群としてどう動作しているかなんて人類はツールなしに理解できないだろうなー
それにしても先見の明もさる事ながら、それをストリーに落とし込めてる才能がすごい、という凡人の感想でした