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10GbE SPF+ トランシーバーの速度ごとの温度

プロ用の記事です

 私の記事はアフリエイトではないのでどのリンク踏んでも安心(?)です
(私には1円も入りません)
 またSPF+という家庭用ではなくプロ仕様の規格を使っていますので十分な知識なしに導入するとそもそも接続できなくなる可能性がありますのでご注意ください
 光ケーブルも取り扱っています

  • トランシーバーを覗き込むと失明の可能性があります。レーザー保護メガネ推奨。中国製のただの緑のメガネを使わないように

  • 光ケーブルは限界半径があります。折り曲げると内部で折れます

  • 逆差しするとトランシーバーのレーザー素子が壊れる可能性があります

 と、さんざん脅かしておいて以下本文です


10Gbit SPF+ のL3 スイッチを買いました

めっちゃ安いんですよ、このL3スイッチ
19k円で SPF+ 8ポート、L3(ルーティング。BGP対応)もできるスイッチです
しかも家庭に優しいファンレス (でもヒートシンクつけました。後述)

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0CCNVXJFX/


 amazonの写真にはコンソールポートが入ってないんですが、届いたブツには右端にCiscoのRS232cっぽいのがついてました。見た目違うの届いてるじゃーん、この時点でちょっと身構えた(笑)
 コマンドはCisco iosに似ています。でも写真のブツが違うせいかもう買えなくなってますね(笑
 似たような値段でL4までできるのがありますので今買うならそっちです
 そちらはコンソールポートがちゃんと写真に乗ってました
 初期設定ではただのスイッチングハブの設定になっていました

 こいつ天板より裏のほうが熱いので全体を覆うくらいデカいヒートシンクを貼り付けて運用しています
 裏板は長時間さわれないほど熱くなるので、これ家庭用にファンレスなのではなく、データセンターで風がゴゥゴゥと当たる環境用だと思います
 ですので対策必要そうです(私見)


トランシーバー素子やらケーブルは雑に安いもの優先

 普通の10Gbpsイーサネットのメタルを使うにはアダプターが必要です
 1G/2.5G/5G/10G のマルチスピード対応のものを追加しました
 少し安いものだと10G専用だったりするので気をつけてください
 10G専用は「勝手に速度を調節されちゃ困るんだよ」という用途です
 10Gできないなら全く通信ができないほうが運用的にマシという事ですね

 今回はM2 mac miniのそれがマルチスピード10Gなのでそれに合わせました
 10Gメタルは30メートルまでです。(300メートル板は高くて電気食う)

 対抗側は自宅のサーバールームにある、やはり10G SPF+のスイッチに光ファイバーで繋いであります
 距離が長いのとメタル10Gは発熱がひどいので10Gは基本メタル10GbEを使っていません

 光ファイバーを使うためには光トランシーバーが必要です
家の中なので長距離がいらないのでLC-SR-MMF規格にします
 LCはコネクターの規格で細身、SR(850nmレーザー)のMMF(マルチモードファイバー)用でプラスチックケーブルが使えるのでとても安いです
 私が購入したケーブルは50μでSR用ではない62.5μだけど繋がる
 データセンターなどの仕事で使う良い子はマネしないように。でも安かったんだもん
 62.5μは全体的に高い。なんで?

 SRのトランシーバーは4つセットのものを買いました
 すげぇ安かった。どうなってんの?見切り品?
 300メートル仕様なので本来はもう少し弱いのでいいです
 このトランシーバーなら10m以下のケーブルは使わない方がいいでしょう
 短いと送信部が強すぎて受光部が焼ける。おじぃちゃん昔やってしまったので心配しすぎか?1ヶ月くらいかかって正・副一斉に焼ける時限爆こわい!
 50μで入り口絞ってるから相乗効果で大丈夫に違いない(雑)

 PCはDAC(Direct Attach Cable)で接続しています
 昔Apple のXRaid が1Gbps版のこれを利用してました(遠い目)

Apple XRaid。この世で一番美しいストレージ

トランシーバーは速度ごとに熱さ変わる

 mac miniが10GbEが使えるものを注文したのでipref3でテストしてみましたが、4.5Gbpsしかでませんよっと(笑)
 Appleはこういうところちゃんとしてるのでケーブルかな?
 ケーブルにはCat6aとは書いてあるけど怪しい。Cat6(5Gbpsまで)じゃないか、これ?
 Cat7 1mを注文して配達待ちです

 10GbEのトランシーバーもめっちゃ熱くなります
  リンク速度ごとに消費電力が違うので、mac miniの速度を変えて温度測定してみました。

10GbE 温度測定

ヒートシンクをくっつけてますので裸の温度ではありません

室温は安物寒暖計で27度、湿度60%くらい
ipref3 で速度測定をし続けています

10Gbps接続の時 47.4度
5Gbpsの時は  46.6度
2.5Gbpsの時は 42.9度
1Gbpsの時は  42.3度
と順調に温度が下がっていきます

 mac miniが5Gbpsくらいしかだせないようなので5Gbpsの設定で使うことにします
 これヒートシンクなしだと本気でさわれない温度なんですがトランシーバーって丈夫なんですかね…データセンターでは風が当たり続けてますので、それ込みの設計かもしんない

 ちょっとでも寿命伸ばしたいのでデカい放熱器を放熱用両面テープでくっつけてトランシーバーの上にのせています。となりのポートに被りますので、隣はDACしか差せなくなってます(DACは爪ではなくリリースケーブルがついてる)
 両面テープは昔買った3Mの薄いやつです。0.3mmとかかな?

以下温度の写真です

10Gbps 47.4度

すいません、画像軸と赤外線軸合ってませんが放熱器の温度です

5Gbps 46.6度

2.5Gbps 42.9度

1Gbps 42.3度

おしまい

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