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gemini6rabbit
電子書籍があってよかった
高校生のころ、大阪で高視聴率をあげていた関西テレビ放映の「どてらい男(やつ)」。
花登筐先生の原作、西郷輝彦の主演、大阪商人の物語だ。
自分が年金世代となった今、もう一度、読書で主人公、モウヤンの心にふれてみたいと思い、中古本をさがした。
ネットを探すとすぐに見つかった。
あるにはあるが、最終刊に近づくとモノがない。
しかも、後ろの巻に行くほど、1万円オーバーの価格だった。順に読み進めていくと、高額の書籍でも我慢して買わざるを得ない、ずるい価格設定だ。
電子書籍をさがしてみると、kindleや紀伊國屋書店にはないが、KADOKAWAがやっているBOOK WALKERに1巻、500円程度で購入できることがわかった。
スマホアプリで一気に全11巻、読了した。kindle端末と比べると、随分と目が疲れるが他に手段がないのだから、十分に満足だ。
主人公 山下猛造(西郷輝彦)をいじめ抜く坂田軍曹を演じた藤岡重慶がすばらしい悪役ぶりでテレビ前の人々をヒートさせていたのが、昨日のことのように思い出される。
テレビではわからなかった登場人物の心理が活字なら、はっきりと伝わってくる。移動中でもスマホで小刻みに読めるのがありがたい。
商いや、人の世のあやも、年金世代となった今なら理解できる。
kindleでも読めるようになれば、新たなファンを獲得できるでしょう。
KADOKAWAさん、ありがとうございます。