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宇宙へ 株式投資【三菱重工】026 三菱重工技報より⑦ 宇宙技術の民製展開

 著名投資家であるウォーレンバフェット氏の教え「その会社の社長になりたいと思えるような企業に投資せよ」・・・これに従い私も社長になりたいような会社を探しています。

 私は小学生の頃からの憧れ・・・「宇宙」に関連した日本の株式会社「三菱重工」を会社四季報の中から見つけ出しました。この会社の社長になりたいくらい「三菱重工」という会社が大好きです。
 
 もっと詳しくなりたいので、いろいろと調べ物をすることにしました。 今回のシリーズは次のような資料に基づいて情報収集を行っています。

・会社四季報(東洋経済)   
・公式ホームページ(三菱重工)
・有価証券報告書(三菱重工) 
・中期経営計画書(三菱重工)
・日本経済新聞 

ちなみに猫の写真は内容と無関係です。私が猫好きなので選びました。


 三菱重工の公式HP内に「三菱重工技報」の記載があるのを見つけました。ここには製品・技術に関するレポートがあります。そのうち「航空宇宙特集」というテーマが6件ありましたので、少しづつアップしてみたいと思います。

(026)三菱重工技報より⑦ 宇宙技術の民製展開

Vol. 45 No. 4 (2008)   航空宇宙特集
宇宙技術の民製展開をめざして

※AIで以下のとおり要約しました。

背景
 宇宙ステーションや航空機、原子力施設周辺など、中性子による被曝が懸念される環境で、中性子エネルギーの分布を測定する必要性がある。
従来の多球型ボナーボール装置は大型で、持ち運びが不便であった。
 ※ ボナーボール: 中性子を減速させる球状の物質。 

開発した装置の特徴
 小型軽量化: 従来の装置に比べ大幅に小型化され、持ち運びが容易になった。
高精度: 位置敏感型比例計数管(PSPC)を用いることで、中性子の位置情報を高精度に検出できる。
多用途: 宇宙、航空、原子力など、様々な分野で活用できる。

開発の経緯と今後の展望
 宇宙ステーションでの利用実績を基に、さらに小型化を目指した。
各種標準場での校正を行い、装置の性能を確認した。
将来的には、宇宙探査、航空機、原子力施設など、様々な分野への応用が期待される。

この論文が特に重要視している点
小型化: 装置の携帯性向上により、より広範囲な場所で測定が可能になった。
多用途性: 宇宙、航空、原子力など、様々な分野への応用が期待できる。
安全性: 中性子による被曝リスクを評価し、安全性を確保するための重要なツールとなる。

この論文が解決しようとしている問題
従来の装置では困難であった、狭小空間や移動体での中性子測定。
中性子スペクトル測定の簡便化と高精度化。

この論文の貢献
中性子測定技術の発展に貢献。
様々な分野での安全確保に貢献。




 将来の宇宙ステーションや月面探査などの宇宙機器、民間航空や自衛隊の航空機搭載を想定した航空機分野、事故時や環境の安全性評価のための原子力分野に向けて拡販をめざしているようです。

 特殊な分野と思われていた宇宙機器分野の民製展開にこの成果を活用するようです。

 この研究は,旧電源開発促進特別会計に基づく文部科学省からの受託事業として、(財)原子力安全技術セン ターが実施した平成 17 年度“緊急時対策総合支援システム調査”の成果とのことです。


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