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下町そぞろめぐり2023 #9 コトノハ‐studio kotonoha-

書道そして反故紙から始まる地域の輪 ~「書く楽しみ」から「つくる楽しみ」そして「集う楽しみ」へ

 2018年、主宰の冨田さんがニューヨークからの帰国後に始めた書道教室です。「書く楽しみを知り、ありのままの自分を好きになって欲しい!」との想いから朱墨で直さず、その人の個性を活かした指導をしています。

 書と心の関係を研究し、書道教室を主宰しながら、筆を動かして心を解放するワークショップを随時開催。また海外での生活・子育ての経験を活かし、外国人への書の指導や日本文化紹介、保護者の子育て相談も行っています。

書道教室で会員の皆様と
ギャラリー会場としての使用例 

 子供書道教室は、第一・第三の火曜、水曜、木曜の15:00~18:00で行っています。その他ワークショップは不定期に開催しており、ワークショップ「みつけま書」、「えいごでアート書」、水墨画やアロマのレッスン等様々な用途で場所を提供しています。

 書道教室とスタジオの提供で地域社会に貢献している冨田さんですが、最大の悩みは、書道で使用した書き損じ紙(反故紙(ほごかみ))が資源ごみ回収に出せないことでした。
反故紙(ほごかみ)を何か活用できないかを考え、まずは「反故紙の活用メモ」をつくりスタジオに備え、お客さんに配布しています。

反故紙をスタジオ前にて配布

さらに考えを発展させたものが反故紙のアップサイクルによる「HOGOペーパーアート」です。
「HOGOペーパーアート」とは反故紙を使って飾り物、ちぎり絵などをつくるアートのことでこれを体験するワークショップの開催を企画しています。いざワークショップを始めてみると、この「つくる楽しみ」は幼児、小学生から高齢者に至るまで幅広い層の人の関心を集め、拡がり始め、少しずつ拡がっています。

HOGOペーパーアート作品と製作風景

「HOGOペーパーアート」のワークショップを始めて以来、以前にも増して老若男女問わず様々な人の集うこととなり、今は「つくる楽しみ」が「集う楽しみ」へと拡がっています。
「コトノハ studio kotonoha」は書道教室のみならず、地域のコミュニティーづくりにも力を入れているスタジオとして地域に根差した活動を続けています。

HOGOペーパーアートのワークショップ会場にて

コトノハ‐studio kotonohaのSDG宣言書

さまざまな活動の中から経済、社会、環境の3側面からの取組みをコトノハ‐studio kotonohaのSDGっ宣言書として表明いただき、SDGs経営支援チームTOKYOの中小企業診断士が内容を確認いたしました。

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