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ハイランダー烙印ティアラメンツ(MD)
初めまして、706ユーロと申します。
タイトルの通り、ハイランダー烙印ティアラメンツの紹介です。
ハイランダーとは、デッキ内に採用するカード全てを1枚に限定したデッキ構築のことです。
無論エンジョイデッキの類であり、ランクを駆け上がっていくことができるデッキではありませんが、ゴールド帯で遊ぶのに必要十分なデッキパワー、楽しさのデッキとなっており、ゴールド1まで楽しみながら到達することができました。気になった方は是非触ってみてください。
なお、ティアラメンツ・キトカロスが禁止になると死ぬデッキです。ご注意ください。
構築経緯
前期、ついにぶっ壊れテーマであるティアラメンツが追加されました。
上位帯にイシズティアラメンツが溢れかえっていることは想像に難くなく。いまいちやる気が出なかった私は、ゴールド帯で遊ぶことを早々に決め込み、せっかくだからと前々から興味のあったハイランダーの構築をおこなってみることに。
そして出来上がったのがこちら。
![](https://assets.st-note.com/img/1683376096096-6L1PFod5zy.png)
いや、イシズティアラメンツから逃げて、どうしてティアラメンツ使ってるんだよ、というツッコミの声が聞こえてきそうですが、これには深い理由があります。
ハイランダーにありがちな弱点を大雑把に挙げていきますと、
・どのカードも1枚しか入っていないため、安定性が非常に低い
・安定性を担保しようとして、初動の召喚権被りがすさまじいことに
・安定性を担保しようとして、同じ役割のカードが手札に集中しデッキパワーが低くなりすぎる
・上記により、手数が少なすぎて後攻での捲りが絶望的に
・どんなに強いカードでも1度しか使用できず、持久力がない
・純粋に灰流うららや増殖するGがキツイ
といったものがあります。
構造上ある程度は仕方がないことであり、このリストでも完全にそれらを解決できているわけではありません。
しかしながら、デスピア(烙印融合)及びティアラメンツというテーマには、
・1枚初動、準1枚初動の枚数がそれなりに確保されており、安定性を担保しやすい
・召喚権を使用せずに展開できる手段が存在しているため、被りや手数に関して少しマシになる
・パワーのあるテーマである
・展開で自然にデッキやEXデッキのリソースが回復でき、墓地からの回収手段も採用できる
・灰流うららを誘えるカードを採用しやすく、最低限の特殊召喚回数で妨害を用意できるため増殖するGを受けやすい(こともある)
といった強みがあり、ハイランダーを組む上で、採用しない手はありません。
というわけで、烙印ティアラメンツをベースにハイランダー化していきました。
初動カードについて
というわけで、詳細は後回しにして、まずは初動についてです。
このデッキにおいて目指す先行盤面は、
キトカロス+壱世壊に軋む爪音(相手モンスター1体を裏側守備表示にしながら捕食植物ドラゴスタペリアやティアラメンツ・ルルカロスなどを立てる)
烙印融合から氷剣竜ミラジェイドを出す(対象を取らないモンスター除外+次のターンのリソース)
1と2の複合(手札に水族+烙印融合)
追加で、あるいは単体でD-HERO デストロイフェニックスガイ(対象を取らない破壊。レアケース)
となっております。
今回デッキに採用した中で1, 2, 4を成立させうる初動カードを列挙すると、
《ティアラメンツ・レイノハート》 《絶海のマーレ》 《融合派兵》
《壱世壊=ペルレイノ》 《テラ・フォーミング》 《おろかな副葬》
《烙印融合》 《デスピアの導化アルベル》 《スプリガンズ・キット》
《烙印開幕》 《おろかな埋葬》 (《烙印の気炎》)
(《フュージョン・デステニー》)
と、12枚程度。簡易融合……惜しいやつを亡くした。
初手5枚のうち1枚以上引く確率は約85%。ハイランダーとは思えない、悲しみを背負ったそこらの弱小デッキが殺意を抱きそうな数字ですね。
初動を引けるから勝てる、とはいかないのがこのゲームであり、相手の手札誘発によっては展開できませんが、エンジョイデッキとしては上々でしょう。
各カードについて
それでは、採用カードの解説を行っていきます。
なお、カードテキストや画像の表示はありません。ご容赦ください。55枚は多過ぎるんよ。読むのも大変なので、自分で回してみる方が早い可能性もあったり。
ティアラメンツ関連
《ティアラメンツ・レイノハート》 水属性 戦士族 1500/2100
①の効果で、召喚・特殊召喚成功時にデッキから下記闇属性ティアラメンツ3種のいずれかを墓地に送ることにより、キトカロスの成立を狙う。②の効果を使うことは滅多にない。(とはいえ把握はしておきましょう)
1500/2100という数値が地味に優秀で、フィールド魔法込みで攻撃力2000まで上がる。時折後攻ワンキルに寄与。
《ティアラメンツ・メイルゥ》 闇属性 水族 800/2000
②の闇属性ティアラメンツ共通の効果「このカードが墓地へ送られた場合、墓地のこのカードを含む融合素材を手札・フィールド・墓地からデッキの下に戻し融合召喚を行う」を主に使用。
召喚権が余らないので①のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る効果を使う機会はまずなく、当たり率の低さから使用してもあまり事態が好転することはないでしょう。
《ティアラメンツ・ハゥフニス》 闇属性 水族 1600/1000
共通効果に加え、相手フィールドのモンスター効果が発動した時に自身を特殊召喚しデッキの上からカードを3枚墓地へ送る効果を持つ。『時』なので、直接チェーンしましょう。
こちらも使用機会は少ないが、召喚権を取らないので純粋に打点として扱うことは可能。上振れたら嬉しい効果ではあり、相手ターンでも発動できるので、相手の展開を見て手札的に捲れなさそうならワンチャン狙いで発動するのも無しではないかもしれない。
《ティアラメンツ・シェイレーン》 闇属性 水族 1800/1300
①の効果で手札のモンスターを墓地へ送りながら自身を特殊召喚し、デッキの上からカードを3枚墓地へ送ることができる。
効果で墓地送りを行えるため、手札にいる他の闇属性ティアラメンツの共通効果や《シャドール・ビースト》のドロー効果、《悲劇のデスピアン》のサーチ効果のトリガーになれるので、他2体よりはシナジーあり。
《絶海のマーレ》 水属性 水族 1500/1600
ほぼ《ティアラメンツ・レイノハート》。②なんてなかった。
ただし、水族である点でレイノハートに勝ることも。
《壱世壊=ペルレイノ》 フィールド魔法
元々制限カード。①で発動時にティアラメンツモンスターサーチ、②はティアラメンツモンスターと融合モンスターの攻撃力を500上昇、③は自分の場か墓地のティアラメンツがデッキ・EXデッキに戻った場合にカード破壊。
全部強いというかおかしい。引くと後攻での突破も非常に楽になる。
③は相手ターンでも誘発し、《神炎竜ルベリオン》でも相手のムドラやケルドウでも誘発する。流石制限カード。
このデッキにおいて数少ない、魔法罠破壊を行えるカード。
一応、初動として出した自分の場の《デスピアの導化アルベル》をぶっ壊して、素引きした《赫の烙印》を発動できるようにするプレイングもあるといえばある。
《融合派兵》 魔法
EXデッキから融合モンスターをチラ見せして、そこに名前が書かれた融合素材をデッキから特殊召喚できるカード。このデッキではデメリット無し。
基本はレイノハートを出すカードだが、《アルバスの烙印》を出して捲っていける可能性もある。
なおMDではURだが、ストラクチャーデッキ「サイバネティック・サクセサー」に入っていてお財布に優しい。
《ティアラメンツ・キトカロス》 融合 闇属性 水族 2300/1200
(「ティアラメンツ」+水族)
特殊召喚成功時に、ティアラメンツカードを手札に加えるか墓地に送ることができる。基本は《壱世壊に軋む爪音》をサーチする効果。後攻で捲る際には闇属性ティアラメンツを墓地へ送り《捕食植物ドラゴスタペリア》を出して、その無効効果を盾に展開を続けることもある。
②や③は一応頭の隅に留めておく程度で十分。
攻撃表示で出すか守備表示で出すか問題だが、低い守備力、③の墓地へ送られた場合に5枚墓地肥やしを行う効果(=相手視点、ティアラメンツが墓地へ落ちる恐れ)の存在から、攻撃表示で良さそう。
《壱世壊に軋む爪音》 罠
自分の場にティアラメンツが居れば、相手フィールドのモンスター1体を裏側守備表示にしながら、ティアラメンツモンスターをデッキから墓地に。つまり、更に融合召喚を行うことができ、妨害が増える。
②の効果では墓地のティアラメンツモンスターを手札に加えられる。初動として働くことも稀にある、のか?たぶんない。
《壱世壊に奏でる哀唱》 永続罠
自分の場にティアラメンツが居れば、モンスターの効果を無効にでき、その後自分の場のモンスターを墓地へ。
また、効果で墓地に送られた場合に②の効果でティアラメンツモンスターをサーチ。《おろかな副葬》で墓地へと叩き込めば初動に。
《ティアラメンツ・ルルカロス》 融合 水属性 水族 3000/2500
(キトカロス+ティアラメンツ)
①はほぼインクの染み。
②の、特殊召喚効果を無効にして破壊し手札か場からティアラメンツカードを墓地へ送るという効果目当てで出すモンスターで、前述の「爪音」で送った闇属性ティアラメンツの効果から出す候補の1体。勿論、相手のデッキ次第では後攻で出すことも。
③の効果で、自身を墓地に送った場合でも戻ってくるので自己完結している。実質破壊耐性でもある。
《ティアラメンツ・カレイドハート》融合 闇属性 悪魔族 3000/3000
(レイノハート+水族×2)
①のバウンス効果は非常に優秀で、特殊召喚時だけでなく水族が効果で墓地へ送られた場合に発動できる。しかも②でこいつが効果で墓地へ送られると場に戻ってきてデッキからティアラメンツカードが落ちる。
重いためほとんど出ないが、出るとなんだかんだ強い。
なお、融合素材にできない。
融合派兵でチラ見せするカードなので、出せなくても抜いてはならない。
《捕食植物ドラゴスタペリア》 融合 闇属性 植物族 2700/1900
(F+闇属性)
素材の関係上、烙印からもティアラメンツからも出る。
①の効果で捕食カウンターが置かれるとレベル1のモンスターになり、②で効果無効に。案外抜け道は多く、こいつが居る間しか効果無効にできないが、レベル1になるのは捕食カウンターのルールのようなものなのでずっとレベル1。
《烙印融合》関連
《デスピアの導化アルベル》 闇属性 天使族 1800/0
①の効果で《烙印融合》をサーチし、展開していく。手札次第では他のカードをサーチするが、本当に手札次第。自分で試行錯誤しましょう。
②の自分の融合モンスターが戦闘や相手によってフィールドから離れた場合に自己蘇生&ターン終了時まで相手モンスター1体の効果無効も有用だが、①、②はいずれかターン1なので注意。
《悲劇のデスピアン》 闇属性 天使族 400/400
効果で墓地へ送られた場合または除外された場合にデスピアをサーチでき、墓地から除外すると墓地から「烙印」魔法罠を回収。
こちらもいずれかターン1。
《烙印開幕》 速攻魔法
効果で手札1枚を捨て、デスピアをサーチするか守備表示で特殊召喚できるカード。サーチor特殊召喚なので増殖するGへの耐性が少しある。
手札消費の激しさが玉に瑕だが、召喚権を使わない初動というだけで有能。
②の融合モンスターが破壊される際の身代わり効果も有用で、そのためだけに《黒衣竜アルビオン》や《おろかな副葬》で墓地に送ることも。
《スプリガンズ・キット》 闇属性 獣族 1700/1000
②の効果で、召喚・特殊召喚成功時にデッキ・墓地・除外のどこからでも、「烙印」魔法罠を回収できる。代償として手札1枚をデッキに戻さなければならないが、初動でありながらこの柔軟性はハイランダーにおいて非常に魅力的。
《烙印の気炎》 速攻魔法
手札から見せたモンスターと同じ種族で攻撃力or守備力2500のレベル8融合をEXデッキから墓地へ送ると、見せたモンスターを効果で捨て、《アルバスの落胤》やその名前が書かれたモンスターをサーチできる。
烙印とティアラメンツを繋ぐカードで、主に《スプリガンズ・キット》のサーチから《烙印融合》へ。
例えば、
・+闇属性ティアラメンツ(水族)
《ティアラメンツ・ルルカロス》が水族レベル8、3000/2500。墓地に落ちたルルカロスと闇属性ティアラメンツで《ティアラメンツ・キトカロス》まで着地する。最強か?・+黒衣竜アルビオン(ドラゴン族)
アルバス系融合はレベル8でどちらかのステータスが2500なのでお好きに。
特筆すべきは、墓地にアルバス系融合が落ちるので《スプリガンズ・キット》の特殊召喚条件を満たせる点。
・+デスピア(天使族)
天使族レベル8融合、そして2800/2500といえば?
そう、《エルシャドール・ネフィリム》。なんで対応してるんだ。
・+D-HERO (戦士族)
おなじみ《D-HERO デストロイフェニックスガイ》は戦士族レベル8融合の2500/2100。こんなところにシナジーが。
といった具合
・+魔法使い族:不採用
《超魔導戦士-マスター・オブ・カオス》が魔法使い族レベル8融合の3000/2500。しかし汎用性と枠の問題から不採用に。
・融合デスピアがいるので悪魔族もいけるが、メインデッキに居ない。
《烙印融合》 魔法
最強。基本はこのカードを通すために他を囮にする。
このデッキでは《アルバスの落胤》+「闇属性」で《神炎竜ルベリオン》を出し、更なる融合召喚に繋げる。
墓地へ送る素材としては
・シャドール・ビースト:1ドロー
・悲劇のデスピアン:デスピアサーチ
・黒衣竜アルビオン:デッキから「烙印」魔法罠を墓地に
・闇属性ティアラメンツ:共通効果で融合
といった感じ。
《神炎竜ルベリオン》 融合 光属性 ドラゴン族 2500/3000
(闇属性+アルバスの落胤)
融合召喚成功時に手札1枚をコスト(効果ではない)に、自分の場・墓地・除外から素材をデッキに戻し融合を行える。
特に烙印融合+水族が手札にあるなら、
1.烙印融合でアルバスと闇属性ティアラメンツを素材にこのカードを融合
2.コストとして水族を捨て、効果発動。闇属性ティアラメンツの効果も発動
3.水族+闇属性ティアラメンツでキトカロス、このモンスター+アルバスで《氷剣竜ミラジェイド》や《捕食植物ドラゴスタペリア》などを融合召喚
4.キトカロスのサーチ効果
というふうに展開できる。
《氷剣竜ミラジェイド》 融合 闇属性 ドラゴン族 3000/2500
(アルバスの落胤+F・S・X・Lいずれか)
このデッキでは①は本当にインクの染み。
②でEXデッキの《烙印竜アルビオン》や《深淵竜アルバ・レナトゥス》をコストに対象をとらないモンスター除外。使用した次のターンは使用不可。
③で(バウンス以外で)相手によって離れるとエンドフェイズに相手モンスター全破壊。自爆特攻でも可。
②を使用した次のターンは使用不可、とはいうものの名称ターン1ではないので《烙印劇城デスピア》や《デスピアの凶劇》などで場に舞い戻るともう一度使えてしまう。
《深淵竜アルバ・レナトゥス》 融合 闇属性 ドラゴン族 2500/2500
(アルバスの落胤+ドラゴン族1体以上)
①はインクの染みな感じがある。少なくともこのデッキで役に立ったことはない。
②が本番で、《氷剣竜ミラジェイド》や《烙印の気炎》で墓地へ送り、エンドフェイズに「融合」または「フュージョン」の通常魔法をサーチできる。
このデッキだと《フュージョン・デステニー》や《融合派兵》がそれにあたる。簡易融合返して。
また、どちらの場からでも融合素材を墓地へ送るとポンと出てくる。
一度ドラゴンメイドと当たった時に、《アルバスの落胤》セット→全て巻き込んで《深淵竜アルバ・レナトゥス》とできてしまった時は少し可哀そうになった。効果発動すらなしに全て巻き込めてしまうので、いまいちランクでドラゴンデッキを使う気になれない。
《烙印竜アルビオン》 融合 闇属性 ドラゴン族 2500/2000
(アルバスの落胤+光属性)
このデッキを使っていて場に出たことはない。①はインクの染み。②でエンドフェイズにデッキから「烙印」魔法罠をセットできるが、だいたいは普通の烙印デッキ同様に、《赫の烙印》をセットし相手ターン融合を行う。
レナトゥスとどちらを落とすかは展開次第。
《赫の烙印》 速攻魔法
墓地のデスピアかアルバスの落胤を回収し、レベル8以上を融合召喚。そのモンスターは出たターンに攻撃できない。
《悲劇のデスピアン》を回収し素材にすると、サーチ効果を使用可能。
《デスピアの凶劇》 闇属性 天使族 1500/2000
手札や場から融合素材になると墓地・除外のデスピアやレベル8以上の融合モンスターを特殊召喚できる効果を有する。
割と自由枠寄りのカード。
デスピアでよくやる
アルベル召喚→烙印融合→悲劇を落として凶劇サーチ→ミラジェイドでアルビオンを落としながら自分のアルベルを除外し、エンドフェイズに《赫の烙印》セット→相手ターンに赫発動、ミラジェイド悲劇凶劇の3体で《ガーディアン・キマイラ》、ミラジェイドも帰還
というムーブを行えるが、採用は好み。
《デスピアの大導劇神》 闇属性 天使族 3000/1500
手札や場から融合素材になると場に出てきて、F・S・X・Lが特殊召喚された場合に場のモンスター1体の効果をターン終了時まで無効にできる。
こちらも自由枠寄り。
ただし、凶劇かこのカードのどちらかは採用したいところ。理由としては、2ターン目以降に引いてきた《烙印開幕》を破壊耐性のためだけに墓地へ送りたいくても1ターン目に《おろかな埋葬》→悲劇→アルベルと展開していると、デッキにデスピアが居なくて発動できなくなってしまうため。
凶劇と違い《烙印開幕》から1妨害にはなる。
《ガーディアン・キマイラ》 融合 闇属性 獣族 3300/3300
(カード名が異なるモンスター×3)
魔法カードの効果で融合召喚すると、手札からの素材数だけドローし、場からの素材数だけ対象を取らずにカード破壊。
基本的には《赫の烙印》から出すが、後攻で普通に、真っ当に融合召喚して捲ったこともある。有能。
自分の墓地に《融合》があると対象にとられないので、一応意識すると良い。
《アルバスの落胤》闇属性 ドラゴン族 1800/0
大体融合素材。ハイランダーゆえほとんど引かないし。
とはいえ巻き込み融合は有って困るものでもないし、強いことは強い。
《黒衣竜アルビオン》 闇属性 ドラゴン族 2500/2000
場か墓地では《アルバスの落胤》扱い。デッキでは扱わない。
効果は面倒な書き方をしているが要するに、
・このカードが手札、デッキから「烙印」魔法罠を墓地へ
→このカードをデッキに戻して1枚ドロー
・このカードが墓地、デッキから「烙印」魔法罠を墓地へ
→このカードをデッキに戻すだけ
・このカードが手札or墓地、手札から「烙印」魔法罠を墓地へ
→このカードを特殊召喚
という挙動。
コストで墓地へ送れる点が優秀。自由枠に寄ってはいるが、引いてもあまり困らずデッキ圧縮になるので入っていても問題ないカード。
《烙印断罪》 カウンター罠
モンスターを特殊召喚する効果を含む効果発動時にアルバス系融合モンスターを場からならば1体、墓地からならば2体EXデッキに戻し、発動を無効にして破壊する、という効果を持ってはいる。良い効果ではある。
しかしながら、墓地から除外することで墓地から「烙印」魔法罠を回収できる効果が優秀で、手札コストとしてさっくり墓地へ送られたり黒衣竜でデッキから叩き込まれたりしがち。手札消費が激しいデッキなのでどうしてもそうなる。
いずれかターン1。
《烙印劇城デスピア》 フィールド魔法
融合効果を持っているが、融合先はレベル8以上限定なので注意。
融合モンスター以外の天使族が戦闘か相手効果で離れると、墓地からレベル8以上の融合モンスターが復活する。
第一の自由枠であることには間違いないけれども、ハイランダーだと普通に融合したい時もあって地味に便利。
とはいえ数日後に抜けていてもおかしくない。
《デスピアン・クエリティス》 融合 光属性 悪魔族 2500/2500
(デスピア+光or闇)
自分・相手のメインフェイズに、レベル8以上の融合モンスターを除くモンスター全ての攻撃力を0にでき、相手の先攻盤面の突破及びワンキル、また相手の後攻ワンキルへの対応など色々できる。ただしメインフェイズに発動しなければならず、発動後に再展開されると困る。
相手の効果で離れるとデッキからデスピアかアルバスの落胤が出てくる②効果も頼りになる。
《赫灼竜マスカレイド》 融合 闇属性 悪魔族 2500/2000
(デスピア+光or闇)
効果発動に600LP支払いを強要する効果を持ち、盤面は突破できるが倒しきれない時に立てたりする。
EXデッキから1枚抜くならこいつ。
D
《フュージョン・デステニー》 魔法
手札デッキから素材を墓地へ送り、《D-HERO デストロイフェニックスガイ》を融合召喚。ただし、次のターンのエンドフェイズに破壊され、発動”後”はターン終了時まで闇属性HEROしか出せなくなる。
《D-HERO デストロイフェニックスガイ》 融合 闇属性 戦士族 2500/2100
(レベル6以上のHERO+D-HERO)
相手の攻撃力低下効果、対象を取らず自分場のカードとカード1枚を破壊する効果を持ち、破壊されると次のスタンバイフェイズに墓地からD-HEROを蘇生。強い。
《D-HERO ダッシュガイ》 闇属性 戦士族 2100/1000
レベル6以上ならなんでも問題なしといえば問題なし。ディアボリックはバニラなので流石に流石に
一応、デストロイ破壊→死者蘇生で相手にデストロイを取られる→デストロイの破壊された場合の効果でダッシュガイ蘇生とすると、ダッシュガイはモンスター1体を生け贄に攻撃力を1000上げられるので、取られたデストロイを殴り殺しにいけるという利点はある。
③の特殊召喚効果もお守りとしては嬉しいところ。
《D-HERO ディナイアルガイ》 闇属性 戦士族 1100/600
好みで《D-HERO ディシジョンガイ》にしても問題ない枠。
自分は効果ダメージよりも、相手の低ステータス守備モンスターが壁になってライフポイントを削り切れないことの方を恐れたのでこっち。
その他(汎用など)
《沼地の魔神王》水属性 水族 500/1100
いわゆる融合素材代用効果と融合サーチ効果を持っている水族。
ハイランダーでは水族が絶対的に不足しているため当然採用。
勿論、手札や墓地で《アルバスの落胤》やキトカロス、レイノハートになることもある。総じて優秀。
《融合》 魔法
説明不要。
沼地からサーチするだけしてすぐに手札コストに充てることも。
たまに素で融合して《ガーディアン・キマイラ》が活躍したり、闇属性ティアラメンツを素材にして共通効果を起動させる。
《海亀壊獣ガメシエル》 水属性 水族 2200/3000
水族です。
……………冗談です。完全耐性の突破や後攻捲り用のカードで、キトカロスやレナトゥスで突破可能な攻撃力です。
とはいえ水族であることが非常に嬉しいのもまた事実。ある程度汎用性のある水族であることが何より偉いカード。
《シャドール・ビースト》 闇属性 魔法使い族 2200/1700
もう説明する必要を感じませんが、1ドローです。
手札消費が激しいので純粋に嬉しい。
後述するミドラーシュになれる。以上。
《エルシャドール・ミドラーシュ》 融合 闇属性 魔法使い族 2200/800
(シャドール+闇属性)
効果破壊されず、お互いに1ターンに1度しか特殊召喚できなくなるイカレたモンスター。なお、特殊召喚の制限はこのモンスターの着地後から。
素材は《シャドール・ビースト》または《烙印の気炎》で墓地に送った《エルシャドール・ネフィリム》。
ティアラメンツのせいで相手ターンに出せてしまう。
《エルシャドール・ネフィリム》 融合 光属性 天使族 2800/2500
(シャドール+光属性)
《烙印の気炎》用。
素材となる光がエフェクト・ヴェーラーと融合モンスターだけなので出ません。500戦くらいすれば出るかも。
《おろかな埋葬》 魔法
基本は《悲劇のデスピアン》を落としてサーチ効果に繋げる。
他にも闇属性ティアラメンツや《黒衣竜アルビオン》、《シャドール・ビースト》、《赫の烙印》の発動条件を満たすなど、用法は色々。
《おろかな副葬》 魔法
基本は《壱世壊に奏でる哀唱》を落としてサーチ効果に繋げる。
他にも《烙印断罪》を落として《烙印融合》回収、《烙印開幕》で破壊耐性など。後から引いても無駄になるとは限らない。
《テラ・フォーミング》 魔法
最強フィールド魔法、《壱世壊=ペルレイノ》をサーチ。
デッキ圧縮目的以外で《烙印劇城デスピア》の方をサーチすることはない。
《沼地のドロゴン》 融合 水属性 幻竜族 1900/1600
(種族が異なる同属性×2)
フリーチェーンの属性変更効果と、相手がこのモンスターと同じ属性のお互いの場のモンスターを対象にとれなくなる効果を持つ。対象に取られてから属性を変更しても無意味なので注意。
枠が無いからと抜こうと考えたこともあったが、実は融合素材の緩さが素晴らしい。《シャドール・ビースト》と闇属性ティアラメンツで融合したい………でもまだまだ特殊召喚するし、《エルシャドール・ミドラーシュ》は出したくない………あ、ドロゴンおるやんけ、という具合に。あるいは墓地の《氷剣竜ミラジェイド》を素材としてEXデッキに戻して、《烙印融合》でもう一度出したいけれど《捕食植物ドラゴスタペリア》はもう使ったし………あ、ドロゴンおるやんけ、という具合に。
《墓穴の指名者》 速攻魔法
手札誘発対策であり、墓地対策でもある。
烙印融合に対しての《灰流うらら》が通ると大体死んでしまうので、汎用性の高さも込みで採用。
《灰流うらら》 炎属性 アンデット族 0/1800
誘発枠。《増殖するG》を防げるし、ハイランダーだと抜く理由もない。
《増殖するG》 地属性 昆虫族 500/200
誘発枠。手札消費の激しさや、後攻で目当てのカードを1枚積みの束から欲しいカードを引く必要性から、抜く理由がない。
《エフェクト・ヴェーラー》 光属性 魔法使い族 0/0
誘発枠。このデッキの妨害数は標準で2~3なので、誘発は先行展開後に相手の妨害にもなるかどうかが重要だったりする。その要件を十分に満たすカードなので採用。
《無限泡影》 罠
最強クラスの誘発枠。妨害であり、相手の先攻盤面を崩すカギにもなる。《墓穴の指名者》に引っかからず、また後攻のドローで引いても強いことがあるのが非常に優秀。
《ドロール&ロックバード》 風属性 魔法使い族 0/0
誘発枠。展開を完全に止める可能性がある性能が魅力。
一応、相手の《増殖するG》適用下で特殊召喚しドローされた際に発動することで、それ以降のドローを防げる。
ただし、お互いにデッキからカードを手札に加えられなくなる。場に直接セットはできるし、墓地に送ることもできる。
《屋敷わらし》 地属性 アンデット族 0/1800
誘発枠。ティアラメンツである以上、相手の《墓穴の指名者》や《D.D.クロウ》が怖いため採用。発動を無効にする効果である点は良し悪し。
《ライトニング・ストーム》 魔法
完全自由枠。
羽根帚にしても誘発を増やしても初動を増やしてもよし。
使用時の注意点
・当たり前のことですが、1ターンに2回以上闇属性ティアラメンツの共通効果を使うこともあります。その時に間違えないように、三種のどのカードの効果を使ったか、覚えておきましょう。
効果を使用した場合にデッキの底に行く都合上、シャッフルを挟まない限りは次のターンにそれらをドローすることはないので、デッキから墓地に落とすティアラメンツはその場面でドローしたくないものを優先しましょう。
・闇属性ティアラメンツの共通効果でデッキに何を戻すかは、きちんと吟味しましょう。うっかり《赫の烙印》の発動条件を満たせなくなったり(一敗)、《氷剣竜ミラジェイド》を戻せば勝ってたり(一敗)、コストとして捨てたD-HEROを戻せば《フュージョン・デステニー》を使えたり。
改造案
・《幽鬼うさぎ》や《朔夜しぐれ》など、誘発を増やす。
・汎用カードを増やす。《三戦の才》を入れたり《拮抗勝負》を入れたり。
・デストロイフェニックスガイ出張セットを抜いて、《超雷龍-サンダー・ドラゴン》系統に寄せる。《封印の黄金櫃》を《悲劇のデスピアン》と共有できる。
・《救いの架け橋》&《宝玉獣 エメラルド・タートル》(水族)を採用する。引きたくないカードが増えるのが気になるが、なしではない。
最後に
この記事を読んだ人は果たしているのか。
いるとして、こんなクソ長い文章を全文読んだ方などいらっしゃるのか。
分かりませんが、いらっしゃれば、ここまで読んでくださりありがとうございました。そしてお疲れさまでした。わたしも疲れました。
あと1か月で崩壊していてもおかしくないデッキではありますが、お好みに調整して使ってくれれば幸いです。