
マイルCS(GⅠ) 回顧
1着 ◎ ソウルラッシュ
2着 消 エルトンバローズ
3着 ◯ ウインマーベル
4着 × ブレイディヴェーグ
5着 △ チャリン
6着 × セリフォス
10着 × ジュンブロッサム
17着 ▲ ナミュール
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GⅠ挑戦7度目にしてようやく念願のタイトルを手にしたソウルラッシュ。
当日のクッション値は10.5とやや硬めだったが、馬場は荒れ気味でキックバックが起きている状態だったのもこの馬に味方した。
残り200mからの加速はエグかった!
馬が大人になり、抜け出してからもしっかりと伸びて後続を寄せ付けず完勝。
これでルーラーシップ産駒の貴重な後継種牡馬になれそう。
ゴール前のガッツポーズはご愛嬌として、外国人ばかりではなく若手の団野騎手を継続騎乗させたオーナーと厩舎関係者にも拍手を送りたい。
2着は西村淳也騎乗のエルトンバローズ。
自分で『マイル変わりはプラスとみており、積極的に買いたい一頭』と書いておきながら大外枠を嫌って無印に…。悔やまれる。
課題だったゲートをクリアし、抜群のスタートを切って外目の中段を追走。
勝った馬にはキレ負けしたものの、直線の加速力は見事。
やはりこの馬は中距離よりはマイルの方が適正が高いと思う。
3着は松山弘平騎乗のウインマーベル。
この馬を拾えていたのに馬券が取れなかったのが本当に悔やまれる。。。
1400mのスペシャリストだけあって、好スタートから先行集団5番手をキープし流れに乗る。
最後の直線では残り300mで先頭に立ち、あわやと思わせたが、やはり1400mのスペシャリストだけあって最後の踏ん張りがきかず惜しい3着。
JRAはそろそろ1400mのGⅠを検討してみては?
スプリンターとマイラーが集まって盛り上がると思うのだが…。
4着はC.ルメール騎乗のブレイディヴェーグ。
初のマイル戦の割にはスタートも出てポジションも確保できたが、府中牝馬Sで見せた豪脚は不発に終わった。
終始荒れた内を走らされたことも要因のひとつだと思われるが、マイルのスペシャリストとは出力差があったということか?
鞍上のルメール騎手も、先週のこともあってかやや消極的なレース運びだったように見えたが…。
5着はR.ムーア騎乗のチャリン。
ゲートで後手を踏み、後ろからの競馬に。
4コーナーは大外をブン回して15番手から上がり3F33.6秒の末脚を繰り出すも掲示板まで。
スタートが決まっていたら馬券内まではあったか?!
来年の安田記念で見たかったがこのレースを最後に引退とのこと。残念。
6着は川田将雅騎乗のセリフォス。
うまくスタートは出たが、気性的に前に馬を置きたかったからか最後方までポジションを下げてインをキープ。
流れに乗るかと思いきや、バックストレートで掛かり気味に進出を開始。
ラストも来てはいるものの、全盛期のような爆発力はなく掲示板を外す結果に。
既にピークアウトした可能性も?!
出遅れた戸崎圭太騎乗のジュンブロッサムは10着。
最後の直線は伸びないインを突くしかなかったが、全体3位の末脚で実力の片鱗は見せた。
今回はオッズチャージということで度外視。
最下位に沈んだC.デムーロ騎乗のナミュールはゴール後騎手が下馬。
4コーナーまでは絶好のレース運びだったが、騎手がトモに違和感を覚えたため無理をしなかったとのこと。
レース後すぐに獣医師が念入りにチェックをしたが大きな問題はなさそうとのこと。
結果は残念ではあるが、人馬ともに無事だったことは不幸中の幸い。
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