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有馬記念(GⅠ) 回顧
1着 消 レガレイラ
2着 × シャフリヤール
3着 ◎ ダノンデサイル
4着 × べラジオオペラ
5着 ▲ ジャスティンパレス
7着 △ ローシャムパーク
10着 × シュトルーヴェ
14着 ◯ スターズオンアース
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勝ったのは戸崎圭太騎乗のレガレイラ。
1000mの通過タイムが62.9秒という超スローペースと枠の並びが功を奏して、これまでことごとくポジションが取れなかったのは何だったのか?と思わせるベストなポジショニング。
共同記者会見で『キャンターに降ろす際に一歩目からスッと出して欲しい。折り合いはつくので臆せず出してもらっていい』という戸崎騎手と木村調教師との話があったが、まさにそれを体現しており、これまで追い込み一辺倒だった本馬を先行できるよう仕上げた木村厩舎に拍手を送りたい。
最後はシャフリヤールとの叩き合いになったが、4キロの斤量差はあれど牡馬を競り勝った勝負根性も見事。
先日引退を発表した、南関東競馬所属の同期・森泰斗に捧げる会心の勝利。
戸崎騎手はじめ関係者の皆さんおめでとうございます!
ハナ差の2着はC.デムーロ騎乗のシャフリヤール。
藤原調教師も絶賛していたが、大外枠から素晴らしい騎乗をしたC.デムーロ騎手。
前走・BCターフではスムーズな騎乗ができずに藤原調教師に謝ったというが、リベンジしたい気持ちが相当強かったのだろう。
ラストはクビの上げ下げとなり、わずか18cm差で惜しくも勝ちを逃したが、間違いなく一番強いレースをしたのこの馬だった。
3着は横山典弘騎乗のダノンデサイル。
先行策は予定通り。
1000mの通過タイムを見たときは勝ちを確信したのだが、、、内外のトラックバイアスもあってかレガレイラとシャフリヤールの外差しに屈したという印象。
あのペースならもっと粘れてもおかしくないと思ったのだが、レース後に安田調教師が『正直な感じを言うと、ダービーの頃と比べると若干無くしているものがあるのではないかと感じました。これからの期待感というよりは危機感の方が強いです』と意味深な発言をしており、真意が気になるところ。
一定の力は示したものの今回は完敗。
4着は横山和生騎乗のべラジオオペラ。
こちらはほぼノーミス騎乗。
やはり2500mは少し長かったようでラストが甘くなってしまったが、地力は示した。
5着は坂井瑠星騎乗のジャスティンパレス。
終始窮屈なポジションで動けず。
4コーナー入口では進路がなくなり後退するシーンも。
ラストは荒れた内を伸びてはいるものの、脚を余した印象。
T.マーカンド騎乗のローシャムパークは7着。
スローペースが影響してか、バックストレートでかなり折り合いに苦労しているシーンが見受けられた。
気性的にも脚質的にももっとペースが流れればチャンスもあったのだが、今回はノーチャンス。
乗り難しい馬なので、鞍上を固定した方がよさそう。
鮫島克駿騎乗のシュトルーヴェは10着。
サメカツのGⅠ初勝利はココではなかった様子。
ひとまず人馬ともにお疲れ様。
川田将雅騎乗のスターズオンアースは14着に惨敗。
最終追い切り後に川田騎手が『何もコメントしたくないくらいです』とコメントし、いったんはそれを各メディアが報じたものの、のちに対象記事は全て削除。
さまざまな憶測が飛び交ったが結果はご覧の通り。
推して知るべし。
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