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行政書士でデザイナー。異端児だった私が更に100人を超えるコミュニティを運営する会社の取締役になりました。

自分で自分のことを書くのが苦手な私なので、この記事のためにインタビューライティングをしていただきました。

こんにちは!木村カナです。家族構成は6歳の息子と単身赴任中の夫の3人。食べることが好きで、子どもとおいしいごはんを食べることは、愛情表現のひとつだと思っています。

仕事では行政書士事務所を経営しながら、企業の事業戦略、起業支援、時々デザイナーとしても活動するなど、複数のナリワイを持っています。

私の仕事の多くを占めているのはTUMMY株式会社での経理や経営サポートです。そのほかには行政書士として会社の立ち上げの書類作成や経営サポート、区役所で遺言書の相談などにも乗っています。またデザイナーとしてサイト制作も行っています。
学ぶことを楽しめる性格なので、継続的に法律や財務、経営関連の勉強をするなど、常に情報アップデートを意識して過ごしています。

未経験からデザイナー、そして行政書士に!

実は私、もともとは行政書士でもデザイナーでもありませんでした。大学では社会心理学を専攻し、人の心理を統計的に分析をすることにおもしろさを感じていました。

結婚して子どもを産んだ後、夫の転勤で名古屋に引っ越すことに。縁もゆかりもない土地で、「これから私の人生をどうしよう」と考えときに、「場所にとらわれない仕事がしたい!」と思うようになりました。そこでキャリアスクール・SHElikesに入会。デザインなどを学び、2021年に個人事業主となりました。また行政書士の資格も取得し、2022年には行政書士事務所も開業しました。

共感できる会社で経理に初挑戦

個人事業主として仕事をする中で、お金を稼ぐことはできても仕事の満足度や暮らしの充実度を高めることは難しいと感じていました。そんなときにTUMMYが開催しているナエドコというプログラムに参加し、コミュニティ「チームaiyueyo」の一員となりました。私はもともと食べることが好きだったこともあり、愛食(「いのち」のつながりを感じ、心もお腹も満たされる食体験)を軸に活動するaiyueyoに共感したんです。

ナエドコに参加し、暮らしも仕事も混ぜて楽しそうにしている人たちに出会い、狭まっていた視野が一気に広がりました。

最初はデザイナーとしてTUMMYに関わっていたのですが、ナエドコで自分の生き方や働き方を見直した結果、「aiyueyoの中心メンバーになりたい」という自分の素直な心に気づいたんです。そこで当時未経験だった経理と経営のサポートをしたいと願い出たところ、快く了承してもらいました。

100名を超えるコミュニティメンバーが気持ちよく活動できるように、仕組みを整える

私がaiyueyoに入って、最初に行ったことは報酬の見直しです。aiyueyoには現在100名を超えるメンバーが所属し、半分以上の人がaiyueyo内で働いています。正社員は1人もおらず、全員が業務委託です。(コミュニティは働くためだけのものではないので、働いていない人もいます。)

そのため誰がどんな業務をし、いくらもらっているのかをなかなか把握できない状態になっていました。そこで支払われている報酬が妥当なのかを検証し、みんなが気持ちよく働けるように整備しました。

またaiyueyoではコミュニティ内の仮想通貨「愛」というものがあり、本人が希望すれば報酬を「愛」で受け取ることもできます。しかし現金ではない報酬は法律に抵触する可能性もあったため、何度も財務局とやりとりしながら仕組みを整えました。

※コミュニティ内の仮想通貨「愛」についてはこちらの記事をご参照ください。

aiyueyoに立ちはだかるハードルを、どのように乗り越えるか考えるのが私の役目

aiyueyoではひとりひとりのらしさを活かすために、前述したようなユニークな取り組みをしています。しかしそれを実現するためにはさまざまなハードルがあります。そのハードルをどのように乗り越えるかを考えるのが私の役目。「みなさんがだしてくれたアイデアをどうすれば実現できるのか」を1つ1つ丁寧に検証しています。

aiyueyoでは「個人が小商いをいくつか持ち、自分らしいナリワイを持つことが、ごきげんに生きることに繋がる」と考えています。行政書士やデザイナーとしてさまざまなナリワイを持つ私は、まさにaiyueyoが目指す愛本主義*の体現者であると自負しています。これからもaiyueyoでの活動をほかの活動で活かしたり、またほかの活動で経験したことをaiyueyoに活かしたりしていきたいです。

現在aiyueyoでは、aiyueyoの世界観を可視化して、より多くの人に届けられるように準備しているところです。今は共感してくれる個人が集まって、チームとして活動していますが、これからは個人にとどまらず企業などにもaiyueyoの良さを理解してもらい、愛本主義の価値を共有していきたいです。そしてより多くの人にaiyueyoの存在を広めていきたいです。

*愛本主義とはaiyueyoで使い始めた造語で、「愛あるいのちの循環を最優先に考える社会の仕組み」のことです。詳細はこちらをご覧ください。

aiyueyoの経営陣として

2024年度から、TUMMY株式会社の取締役に就任しました。今後は、経営陣の一員としてもaiyueyoに関わっていきます。これまでaiyueyoが培ってきたたくさんの財産を大切にしつつ、経営陣として大きなビジョンに向かえることをとても嬉しく思います。

経営陣といえど、それも私のナリワイの一つに過ぎません。私を構成するたくさんのナリワイとともに、楽しみながら生きる暮らしをこれからも実現していきたいと思っています。

TUMMYの代表・あべなるみさんからの応援コメント

2023年初頭、目指したい世界がありながらも、孤独感を感じながらTUMMYの経営をしていました。そんなときに、きむかなさんが経営をやりたいと言ってくれて本当に嬉しかったです。

私が新しい事業を立ち上げたいと言ったときも、TUMMYの将来的なことを複数の視点で考え、背中を教えてくれました。その結果、TUMMYのビジネスモデルを根幹からシフトさせる大きなきっかけになりました。さらにaiyueyoのメンバーの活動に出資する「循環基金」の立ち上げ、経理のチーム化、支払いの仕組み化など、大きな成果をだしてくれました。

さらにきむかなさんは、自分のごきげんを自分でとれる人なので、一緒に仕事をする上で、心理的負担が本当に少ないです。いつもありがとうございます!これからもよろしくお願いします!


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