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クリスマスに贈りたい本3選!
こんばんは!
本好きライターのりえです!
あっという間にもう12月も後半。
クリスマスも目前ですね!
今日はクリスマスの読みたい本をご紹介します♪
タイプの違う作品を選んでみました!
X’mas Stories:一年でいちばん奇跡が起きる日
もう枕元にサンタは来ないけど、この物語がクリスマスをもっと特別な一日にしてくれる――。六人の人気作家が腕を競って描いた六つの奇跡。自分がこの世に誕生した日を意識し続けるOL、イブに何の期待も抱いていない司法浪人生、そして、華やいだ東京の街にタイムスリップしてしまった武士……! ささやかな贈り物に、自分へのご褒美に。冬の夜に煌めくクリスマス・アンソロジー。
同じクリスマスをテーマにしているのに、作家さんによってガラリと印象もテイストも違って読み応えがあります!
ほっこりしたり、ゾクッとしたり、クスっと笑えたり…着眼点が素晴らしくて改めて作家さんを尊敬しちゃいました。
いろんな作家さんの作品を一冊で読めちゃうお得感がおススメです!
個人的には、朝井リョウさんの【逆算】が好きでした。
太陽の塔 森見登美彦
私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった! クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
森見登美彦さんのデビュー作であるこちらの作品!
デビュー作から森見ワールド前回!笑
一言でこの作品を表現すると、
【こじらせ倒した男子学生の失恋青春小説】で、大半はイタい(笑)主人公の大学生の地味な日常と妄想で成り立っているんですが、主人公も脇を固める友人やちも、こじらせ倒し過ぎて、もうなんか可愛い、愛おしくなっちゃうのは、森見さんだからなせる技ですね。
自分でもこじらせていることを自覚しながら、自分を信じて誇りを失わない愛すべき主人公が魅力的です。
東京、午前一時。この街の人々は、自分たちが思っているよりはるかに、さまざまなところ、さまざまな場面で誰かとすれ違っている━映画会社で”調達屋”をしているミツキは、ある深夜、「果物のびわ」を午前九時までに探すよう頼まれた。今回もまた夜のタクシー”ブラックバード”の運転手松井に助けを求めたが…。それぞれが、やさしさ、淋しさ、記憶と夢を抱え、つながっていく。月に照らされた東京を舞台に、私たちは物語を生きる。幸福な長編小説。滋味深く静かな温もりを灯す、12の美味しい物語。
それぞれ別々にいろんな人が何かを探しながら、日々を過ごしていく中で、不思議と縁を繋いでいくストーリー。
こんなに多くの人がいるのに、出会って繋がるのはきっと偶然じゃない、と思わせてくれる素敵な作品です。
日々を一生懸命に過ごして、いろんな人との縁を繋いでいくことで、探し物がポロっと見つかることもあるのかもしれませんね。
気になる作品をありましたか?
では、また。
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![さくら りえ@本を365日読むライター](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160185200/profile_8a398dc81f9b30802af8accf187f62c6.png?width=600&crop=1:1,smart)