キリマンジャロ登山の記録①/序
キリマンジャロから帰って数日が経ちましたが行ったことが信じられないくらいに、体に残っていた記憶が抜け落ちています。
いなくならないで、キリマンジャロ。
今回のnoteでは、キリマンジャロ登山に挑戦してみようと思ったきっかけから出発までのことをnoteにします!
登山編まで今しばらくお待ちください🧚
〇行こうと思った理由
《もっと大きな世界を見てみたい、自分のわくわくを裏切りたくない》
これが最大の理由です。
私は今までお芝居のことをずっと考えて過ごしてきました。高校生の時からずっと、演劇のことばかり考えていました。
でもあることに気づいた時、頭の中で動かしていた足がピタッと止まる感じがしました。あれれという感じです。
私の中の世界ってすごく狭くない?私役者なのに世界のことをなーーんにも知らないぞって思いました。
だから1歩足を出したその先の世界を見てみたい、もっと大きな世界を知りたい、自分の世界を広げたいと思いました。
世間は狭いけど、世界は広い。
もう1つ、わくわくした自分を裏切りたくない。
私は今まで本当にたくさん、自分の気持ちを裏切ってしまいました。気持ちはあるのに行動できない。頭で考えることにエネルギーを使ってしまって疲れ果てて行動を起こせなくなる。
何度も何度も私は私を裏切ってしまいました。
せっかく楽しみになった気持ちがあったのに、わくわくしたことがあったのに。
どれだけのチャンスを捨ててしまったのでしょう。
だから、2024年はわくわくしたことはやろうと決めました。
そして最初のわくわくがキリマンジャロ登山だったのです。
なんでキリマンジャロかと言うと…
あぁ、これを話し始めるととんでもなく長くなってしまうので気になる方は聞きに来てください〜!
とことん喋ります🙈
〇行く方法を選ぶ☝️
私は今回、日本のツアー会社さんが企画した日本発着のツアーに参加しました。航空券から現地での生活まで諸々カバーしてくれます。
自らタンザニア現地のツアー会社を手配して登山することも可能です。こちらの方が費用は安く抑えられると思います。
でも私の場合、初めての海外登山だったので一から自分でやるのはハードルが高くハードルの数も多くなってしまうので、日本発着のツアーを選びました。
あと日本人の添乗員さんが登山中もサポートしてくれるので心強い。
お金は高いけど、その分安心を買えるので気持ち的には高くないです。
ちなみに、キリマンジャロ登山はタンザニアのルールとして現地のガイドさん・コックさん・ポーターさんを雇ってツアーで登山することが義務付けられています🦒
〇登山者検診に行く
私がお願いしたツアー会社さんは登山者検診の結果を提出する必要がありました。
登山者検診は肺活量とか心電図とか血液検査とか肺のレントゲンとか尿検査とか、そんな感じです。
高いところへ行って大丈夫なのかどうなか、みたいな。
適当でごめんなさい…笑
余談ですが、私はこの検診で自分の宝物のような身体機能を知ることになりました。
💎宝物① 6.7Lの肺活量
💍宝物② スポーツ心臓
検診受けて暫くは、何かされても強い息で吹き飛ばしてやるんだから😤
と、謎の強気で街を歩くことができました。
ぜんぜんその時は来なかったけど。
〇体づくり
ミウラドルフィンズさんでの低酸素トレーニングに加え、普段からいっぱい歩くようにしたり、隙あらば山へ登りに行ったりしました。
キリマンジャロ登山は1日10km以上の距離を6日間毎日歩きます。
なのでへこたれずに歩けるように毎日10kmを目指して歩くようにしていました。
目標達成できない日もありました…🥲
山登りは高い山へ数回登るより、低い山にコンスタントに登った方が体力作りには良いと聞いたので、高尾山とか都内から行きやすい山にいっぱい登りに行きました。
あとはお家に踏み台を設置して暇な時に登ったり降りたり。
〇永遠のパッキング
出発2週間前に説明会があり、そこで聞いた事を元に持っていない装備を揃えたり、ドルをゲットしに行ったり、お買い物巡りをしたりしました。
そしてパッキングを始めたのですが、これが本当に終わらない😭
予め他の人の体験記なども見ていたので、ある程度道具は揃えていたのですが直前になればなるほど、あれも欲しいかな?これも欲しいかな?という予備に予備を重ねるイタチごっこが始まりました。
結局出発のぎりぎりのぎりまで、お買い物とパッキングは終わりませんでした。終わったのかもよく分からないまま出発しました。
結果、必要なかったものもいっぱい持って行っていました。あはー!
トラベル初心者丸出し〜!!!
持ち物についてはまた別のnoteにしようかなと思っています!
〇メンタルが崩れた
出発1.5週間前くらいだったと思います。
ふと、強い孤独感を感じた時がありました。本当に急にひとりぼっちを感じたのです。
海外登山に行ったことがある人が周りにいなく、
「ねぇねぇこれってさ〜」と軽く話しかけられる距離に相談できる人がいませんでした。
今まで追いかけてくる不安を振り払っては進み、また振り払っては進みとやってきたのですが、この時ばかりは迫り来る大きな不安から逃げることができずにいました。
が!!いとも簡単に私の不安をもろとも取っ払ってくれる救世主達が現れたのです!
それが、ミウラドルフィンズで出会った人達でした。
ここには海外の高所登山の経験者や、キリマンジャロに登ったことがある人、もっと高い山へ登りに行く人達がトレーニングに集います。
トレーナーさんに不安なことを聞くこともできました。
またトレーニングで一緒になった先輩達の明るさや、経験談が私の心を軽くしてくれました。
ミウラドルフィンズに通う度に素敵な人達に出会えて、気持ち的な面で大きな1歩を踏み出すことができたと思います。
こんな感じで、2024年3月にキリマンジャロ登山を決意してから準備などを進めて参りました🏃♂️
もっと色んなことがあったと思うけど永遠のパッキングのように終わりを迎えられそうにないのでここら辺で『序』を終わりとします!
次回、ついに旅に出発します✈️