15・『猫と不条理』

15・『猫と不条理』

書いても書いても、報われない小説家、そんな人間が書いた、猫と不条理ではあるが、猫に需要が有ったら良いけどな、という空想に浸るのは、回避だろうか。

しかし依然として、猫と不条理は終わりがない感じがする。とにかく、書けるだけ書こう。猫がついて来る間は、この小説は終わらないんじゃないか、と思う程だ。

それにしても、猫はその動態によって、未来を切り開いて居るから、すごいものだよ、と言った感じだが、猫はやはり不条理な様で、それで、この小説は、猫と不条理なんだ。

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