(創作詩)時計
僕の周りにある幾つもの時計
そして、その時計が幾つもの時を刻む
それは決して止まることはなく
僕の中を回り続けていた
いろんな形があり
いろんな時を刻む
少しづつ少なくなっていく命の時計
傷付いても止まることを許されない心の時計
そして記憶を閉じ込めるタイムカプセル
だが、先程壊れた時計は狂ったまま
ゼンマイ仕掛けで体も動かない
また一つ、僕の時計が壊れてゆく
徐々に徐々に僕の中から秒針がきえてゆく
鏡を見ると、笑顔で時計を壊すもう一人の僕
そして今度は僕に満点の笑顔をむけ
僕の、僕を……
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