病院におけるストレス問題
看護師として病院で働いていると、患者の病状が少しずつ回復する過程を見ることができる。
一方、学校や保育所など子どもをケアする場所に勤務する看護師は、一人ひとりの成長過程を見ることが出来る。
それは仕事のモチベーションの糧になり、看護師としてのやりがいにもつながることも多い。
とはいえ当然だが、すべてがうまくいくわけではない。
状況が改善する人がいる一方で、状況の改善が進まない、もしくは悪化するケースもある。
現場では、回復が進まずに不安になる患者や家族、子どもの成長過程で苦悩する親など、あらゆるストレスや悩みを抱える人たちに遭遇することになるだろう。
そんな悩みや不安を傾聴し、問題やストレスを取り除くことは、看護師の大事な仕事である。
それは患者に対する身体的ケアとは異なり、精神的ケアというアプローチで大きな影響を与えることになる。
精神的ケアを行う場合、相手が何を言いたいのかを読み取るためのコミュニケーションスキルが必要になる。
そのため、多くの病院で傾聴方法の研修が実施されている。
しかし、実際に精神的なケアを行うときには、その内容の重さから看護師自身の心も持っていかれて落ち込むことが少なくない。
また、傾聴はできるけれど、適切な対応はできただろうかと後で振り返った時に悩む人も少なくない。
それは精神的ケアに正解がなく、その人個人に合わせて対応をしていかなくてはいけないからだと言える。
看護師の中には、この精神的ケアを苦手とする人は多い。
医療現場は生死に関わる現場であるため、状況によっては大きなショックを伴う状況もありえる。
そのため、患者の傾聴による精神的ケアを磨くだけでなく、自身に対するストレスケアも意識することが大変重要になってくるのだ。
患者と看護師の双方のストレスを軽減するアドバイスが書かれたサイトがあったため、最後に掲載しておく→【詳細】