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相川七瀬 LIVE EMOTION 2024@東京に参加して

近年では例がないような列島横断対応に悩まされている8月最後の土曜日。相川七瀬のライブツアーの東京公演に参加してきたので簡単に感想を綴っておく。

相川七瀬は今年8月、LIVE EMOTIONと銘打たれたほぼZeppツアーを開催している(仙台だけSENDAI PIT)おり、今回の東京公演は千秋楽に当たる。
このLIVE EMOTIONというライブツアータイトルは、97年にデビューして初めて行ったライブツアーのタイトルということで、今後もこの名前を冠してツアーをやっていくという決意の表れなのだそう。
さて、日頃メタル系中心にライブに行っている私が今回、相川七瀬を見に行った理由だが、単純に一度はライブを見ておきたいなと思ったからである。
デビュー当時から曲は知っているし、ライブ映像作品「7.7.7」はDVDも持っていたりするので、実際生で聞くとどんな感じなのかすごく興味はあったので、今回タイミング的にもいい機会だと思い、参加することとした。

場所はZepp Diversity(TOKYO)。
関東のZeppといえば、最近はもっぱらZepp HANEDAを中心として、横浜か新宿かと行ったところばかり行っていたので、ここへ来るのはかなり久しぶりのような気がする。ANTHEMを見にきた以来かな?
今回のライブは後方立ち見以外は全席指定だったのだが、この日の私の座席は2階席で、この会場での2階席は初。
ここは駅から地味に遠いので、台風下の異常な湿気の中で会場に移動するだけで汗だくになってしまったのだが、この日のZepp館内は異常なほど冷房が効いており、入った時は良かったのだが、ちょっと経つと「めちゃ寒くね?」という声が周りからも上がるほど冷えていた。
席で座って待機している間、ライブ中も背中にずっと冷気が当たっていて寒かった。

ライブは定刻の17:00丁度にスタート。
暗転すると1階席はみんな立ち上がったのだが、2階席で周りを見回すと、一部の人だけ立っていたが、ほとんどの人が着席したまま。
まあ個人的には初めて見るライブで様子見というつもりだったので、今回は大人しく着席のままで見ることとした。
(それなりに熱狂的なファンと思われるお客さんも2階には多かったように思うが、よく着席でいられるなぁとは思うところ)

セットリストは以下の通り。

Rusty Nail
LIKE A HARD RAIN
トラブルメイカー
Heat of the night
Bad Girls
Nostalgia
Sweet Emotion
恋心
恋に落ちた瞬間(新曲)
I Love You,too(新曲)
JAM
Blue Star
彼女と私の事情
満月にSHOUT!
midnight blue
Shock of Love
EVERYBODY GOES

(EN)
襷をつなげ(新曲)
POISON
BREAK OUT!
夢見る少女じゃいられない
今でも・・・。


素晴らしいライブだったし、かなり楽しいライブだったというのが率直な感想。
曲は過去の超ヒット曲から、ベイスターズ関連で作成されたBlue Star、まだレコーディングすらされていないバラードの2曲の新曲バラードなど、バラエティに富んだ内容で非常に楽しめた。
また、近時でリリースされたカバーアルバムの中から3曲ほど披露されている。
ちなみにこのツアーを行うにあたり、聴きたい曲をSNSで募集した結果、1位はNostalgiaだったらしい。
襷をつなげでは、國學院大学のチアガールメンバーをステージに呼び込み、一緒に披露。どうやらこの模様がそのままPVとして制作されるようだ。

元々音源自体がバンドサウンドを主体としているし、バックバンドがしっかりしているので曲の魅力とかっこよさを十分に楽しませてもらった。
ドラムが凄くいいなと思い、ザックって誰だ?と思っていたが、なんだフリーザックのことか。YouTubeでフリーザの格好をしてドラムを叩いてるのでお馴染みのプレイヤーで、コロナ禍の相川七瀬配信ライブでもドラムを叩いた。
相川七瀬本人の歌唱を生で初めて聴いたが、少し出しづらそうな曲もありそうだったが、30年近く前の楽曲をキーも下げないでしっかり歌い上げるのは単純にすごいと思うし、音源と遜色ない歌声だった。
定期的に音源発表やライブを続けてきた賜物ということなんだろう。
何より、やっぱり素晴らしい特徴的な声をしているし、会場によく通る声をしている。90年代という音楽商業全盛の時代を彩った歌声なだけあるなと
感服した。


来年相川七瀬はデビュー30周年を迎える。
デビュー時から曲を作成してきている織田哲郎を迎えてのZeppツアーも開催されるとのこと。
その前に今年11月頃には新しい音源作成も予定されているとのことで、非常に積極的に活動をしていくようだ。
今回は30周年前の前哨戦的なツアーとも言えたが、昔から聞いてきた楽曲の素晴らしさはもちろんのこと、当時にも思いを馳せながら、懐かしさも覚えたそんな夜だった。


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