見出し画像

LOVEBITES ”THE THIN LINE BETWEEN LOVE AND HATE TOUR -JAPAN2024"@東京に参加して

近年稀に見る動き方をして、全国的に混乱を生じさせた台風10号の影響が残る中での9月1日。
LOVEBITESのワールドツアーに伴う日本凱旋公演に参加してきたので、簡単に感想を述べておこうと思う。

LOVEBITESは現在ワールドツアー中であり、今年日本で組まれているライブはこの1本のみである。
ところがそのライブ開催に水を差したのが台風10号である。
台風10号が予想不可能な動きを見せてノロノロと列島を横断、被害を出しまくり、わずか3、4日前にはこの日に東京最接近の予報すら出ていたことから、ライブの開催自体が危ぶまれる状況となった。
幸いにして台風が関東まで来ることはなかったのだが、余波は大きく、台風の影響で新幹線やバスといった公共交通機関が止まったこともあって、移動すら困難で来れなかった人が続出。
本公演は生配信もあることから、苦渋の決断により、もしくは安全策をとって不参加を決めた方も多かっただろう。

場所は東京ガーデンシアター。
一週間前にLUNA SEAを見るために来たばかりだが、この日は近隣の天気が大荒れ。
最寄りの国際展示場駅からガーデンシアターにたどり着くまでに大雨が降っていたどころか、ゲリラ豪雨的に雷も鳴っており、移動するだけで大変な状況だった。
やっとの思いで中に入り、座席に移動。
私の座席は第4バルコニーの前の方だったため、横のバルコニーの状況とアリーナの状況がよく見えたので確認したところ、仕方のないことだが、空席となる部分がチラホラ。それでもアリーナ前方がぎっちり人がいたようなので、LOVEBITES Inc.の執念には恐れ入る。
というか、過去ライブに比べて急激にキャパシティを広げた8000人級の会場だったわけだが、来場出来なかった人が相当数いたにも関わらず、入り自体はかなりの大入りだったのは疑いがなく、LOVEBITESの裾野は確実に広がっているのは間違いない。

定刻を15分ほど過ぎて、会場が暗転。
客入れSEが終わるとドラムにピンスポがあたり、ライブスタート。
ちなみにこの日の第4バルコニーの状況だが、立ち上がっている人と着席したままの人で半々くらいといったところ。
LOVEBITESのライブで立ち上がらないでいられんのか?と個人的に思ったのと、私の周りが意外と立ち上がらなかったので、浜田麻里ライブ時の苦い経験が一瞬よぎったが、後ろの列の真後ろと左斜め後ろの人たちが立ち上がり、左斜め前で親子と思われる熱狂的な人達がテンション高く立ち上がったため、私も立ち上がってみることとした。
ちなみに第1、2バルコニーはほぼ立ち上がってる感じに見えた。
上のバルコニーになると急激に座り出す人が多くなるの、あれなんなのだろうか?
 
セトリは以下の通り(熱中し過ぎて中盤並び少し怪しい)。
 
The Crusade
When Desinies Align
M.D.O
Rising
Wicked Witch
Unchained
Stand And Deliver(Shoot'em Down)
Set The World On Fire
Piano solo~The Final Colision
A Frozen Serenade
Soldier Stands Solitarily
Thunder Vengence
Holy Wars
Judgement Day
Raise Some Hell
Drum solo~Don't Bite The Dust
The Spirit Lives On
Under The Red Sky

(EN)
Shadowmaker
We The United


まずステージだが、ドラム置かれてるところが高いw
会場入ってまず驚いたのはこれ。ここまでドラムが高いところに置かれたライブはあまり見たことがないw。
ちょっと高さ抑えめの場所に楽器隊が乗ることのできる別ステージもあり。
ステージからは少し張り出した花道があり、そこから客席に降りることができる構造となっていた。
最初はスタッフやカメラ用なのかなと思っていたのだが、Raise Some Hellでは、フロント4人がみんなアリーナ客席に降りて、柵もないのに通路を走り回って演奏するという、中々大胆なことをしていた。 
 
セトリについては、記念碑的なライブにありながら、そこそこレアな感じになっていると言えようか。
HammerとかSwanとかは切ってきてるし。
スタートがThe Crusadeなのも意外だったが、Set The World On Fire〜A Frozen Serenadeといった、登場が少ない曲の連打も。
Piano SoloからがThe Final Colisionなのは意外すぎた。
A Frozen Serenadeでは、客にスマホライトを点灯させた中での演奏。序盤は雰囲気があっているなと思ったが、この曲の後半はそこそこ激しめになる。こんな激しめの曲調でスマホライト点灯させてるライブはあんまりないのでちょっと面白くなってしまった。
引き続き披露されたSoldier Stands Solitarilyは撮影可能曲だったのだが、「え、これ撮影させんの?w」というこれまた驚き。
LOVEBITES楽曲の中でも随一ぐらいに疾走していてハイテンションなこの曲を撮影させるとは、中々攻めたことをする。
ちなみに個人的に最初の方は動画撮影していたが、曲に没頭したくなったので、撮影をやめた。(写真撮影に留めた)
入場前に会場外が雷雨だったので、「これでThunder Vengenceやったら面白いな」と少し思っていたが、本当にやりやがったw。
とはいえ、そこそこレアな感じではありつつも、客との掛け合いもしやすい王道曲もちゃんと入っていて、全体的な流れが凄く良くて満足度の高いセトリだった。
 
それにしても、過去一番の大きさであるライブ会場でありながら、堂々のステージパフォーマンスで、また2、3個上のステージに進んだのではなかろうか。O-WESTでの初ライブを観ている身としては感慨深い。
先週も思ったが、ガーデンシアターは最後列でもステージがよく見渡せ、結構距離が近い感じがする。
音響のバランスも全体的に良かったと思うし。(願わくばもうちょっとだけベース音を前に出してくれると嬉しい。)
総じてLOVEBITES及びLOVEBITES楽曲とガーデンシアターとの相性はとてもいいんじゃないかと感じている。
今後ツアーファイナルでガーデンシアターが当たり前になるといいな。
 

終わったのは大体20:30頃、充実の2時間半の素晴らしいステージだった。
(ちなみにあれだけ人数がいたので、ダブルアンコールのコールが客から沸くかなと思ったが、皆無だった。)
LOVEBITESは過去のライブをBlu-rayとライブ版CDにしてリリースしまくっているので、おそらく今回のライブも作品化されることだろう。
会場外はまだ雨が降っていた。
これを機に、「嵐を呼ぶバンド」になってしまうのは少々困るが、嵐に見舞われながらも本日一つの伝説を作ったLOVEBITESの動向に今後も期待したい。


いいなと思ったら応援しよう!