LIV MOON "Waning Moon"@東京に参加して
昨晩のGALNERYUSの余韻も冷めやらぬ中、平日月曜日にも関わらず、LIV MOONの3ヶ月連続ライブの第3弾に参加してきたので簡単に感想を書いておく。
15周年を迎えるLIV MOONは10〜12月の各月にPremium Liveと銘打って各月にコンセプトライブを実施している。
10月は、LIV MOON楽曲でハロウィンを表した「Hallowen Party」
11月は、LIV MOON前半期の楽曲で構成する「Crescent Moon」
12月は、LIV MOON後半期の楽曲で構成する「Waning Moon」
この3つである。
今回は最終12月のWaning Moon。Waning Moonは下弦の月と言う意味である。
11月のCrescent Moonは、ミニアルバム「R.E.D」の曲までが披露されていたということで、今回の「後期」とは、「OUR STORIES」と「CIRCLE OF LIFE」からの楽曲で構成されるということになるのはほぼ間違いなかった。
3ヶ月連続全て同じ会場ということで、今回の場所は も初台The Doors。
LIV MOONを見る時は、個人的に大体下手側で見ることにしており、今回もその辺りで拝見した。
気のせいかもしれないが、今回いつもよりドラムセットが中央寄りにあった気がする。
定刻17:00になると暗転。OUR STORIESの中のSymphoniaのイントロがSEととして使われ、白を基調とした衣装のメンバーがステージに現れライブスタート。
セトリは以下の通り。
Anemone
SEIZE THE DAYS
FLOWING
CRAVING
Don't Cry
This world...
Never...
El Dorado
Fighter
Addiction
You Live In Me
(EN)
Symphony No.9
Nessun Dorma
アマラントスの翼
先述の通り、今回は後期2作のアルバムからの構成となっているので、Crescent Moonとは曲被りはない。
そして、薄々そうなんだろうなとは思っていたが、Helloween Partyのセトリとも被りはない。
そう、この3ヶ月連続ライブ、1曲として被りがなかったのである。
よって10月に披露されているHalloween PartyとBlack Poisonは今回のセトリにはない。
MCでKENTAROが、「定期的にライブをやるようになって、曲を忘れないうちにライブができるようになったと思ったら、この3ヶ月1曲も被りがなくて大変だった」と述べていたが、それはそうだろ苦笑。ただでさえLIV MOONの曲は複雑な曲が多いのに。
本編においてMCを挟まないスタイルは今回も同様。ただただ濃いLIV MOONの世界感に没頭することが出来た。
やはり現体制下でライブにて演奏しまくってきている楽曲群ということもあって、ライブ構成のまとまりや会場のノリという点でも、アクティブで素晴らしかったと思う。あとやっぱり拳が上げやすい曲が後期は多い。
今日のAKANEの今日の雰囲気は、妖艶だとか美麗だとかというよりは、なんだか格闘家というか、オラオラ系でカッコよく見えたのも、多分後期曲の勢いも相まってのことなんだと思う。
スタートAnemoneからのYou Live In Meで終わりという本編構成も少し変わってて良き。
Crescent Moonの時にセトリから外されたアマラントスの翼はオーラスに組み込まれた。
ちなみに、アマラントスの翼ではサビ前から盛大に歌詞を間違え、突然「もう1回やらせて〜〜〜!!!」とAKANEが言って急遽やり直し。
AKANE曰く、クリスマスプレゼント的サービスでやったということで、まあ、そういうことにしておきましょうw。
そういえば、El Doradoのソロ明けの歌詞を「迷い躓いても”それでも構わない”」と歌っていたと思うが、あれはわざとだろうか。
あそこは間違えたという感じがしなかったのだが。(正しい歌詞は「迷い躓いてもたどり着けるはずさ」)
CRAVINGでの星野嬢はその挙動が注目だが、今日は「舌の先」の歌詞のところでバイオリンの弓を客にチョンチョンと突くような仕草を見せ、相変わらずのあざとさを見せる。
MCでは、それぞれが思い思いに3ヶ月やこの10年ほどの振り返りを述べていた。
前田遊野曰く、「加入当初は「AKANEです」的にバッチリメイクして着飾って、俺なんかでは話しかけられないと思っていが、こんなにポンコツだとは思わなかった。(前任の)弟はこんなにポンコツだとは教えてくれなかった」というのはストレートすぎて笑った。
MASAKIとしては、Halloween Partyに手応えがあったようで、またコスプレがしたいとのこと。
「うちのバンド、結構世界観厳しいんですけど、知ってます?」というAKANEに対し、大真面目に「知ってます」というMASAKIが答えたのを見て後ろで前田がずっと笑っていたが、楽曲がシアトリカルな世界観だからこそコスプレが許されるというのはあるんじゃないか個人的には思ったり。
今日のライブで1つだけ残念だったのは、KENTAROのギターの音、かなり小さかったという点。
SEあり、バイオリンありでのPAはバランスが難しいのは想像できるが、それにしたって今日のギターは音が小さかった。ギターソロで物凄い運指なのにうっすらとしか聞こえないみたいな曲も。
特に後期曲はギターとバイオリンの絡み合いが魅力そのもののような曲もあるので、もう少しなんとかならなかったか。
15年の歴史を振り返る3ヶ月のライブを終えたLIV MOONだが、MCでシレッと「来年はアルバムが出ますし」と言っていたが、え、マジか!?
ただ来年もガンガン活動してくれそうなので、それは本当に嬉しい限り。
なんだかんだ個人的に今年一番ライブを見たのはLIV MOONだったしね。(今気づいた)
バンドは次回、今年もあった春ライブの予定されている。
来年の活動、そして新譜にも期待したい。