BAND-MAID 10th ANNIVERSARY TOUR FINAL@横浜に参加して
もう数日前だし、気づけば12月になってしまったのだが、先日BAND-MAIDの10周年ツアーの千秋楽に参加してきたので、今更ながら簡単に感想を書いておきたいと思う。
BAND-MAIDは夏に今年3回目のアメリカ公演を終え、秋から国内ツアーを再開。春先から始まった10周年ツアーも、11月26日公演が最終となる。
会場は横浜アリーナということで、バンドとしては初のアリーナ公演であり、過去最も大きい会場でのライブということになる。
元々バンドメンバーとしては、5年ほど前くらいから「いつか横浜アリーナでやりたい」と口にしていたということで、目標としていた会場であるようだ。
このバンドはアンコールをやらないことで有名だが、事前に今回は長丁場になることを匂わせるメンバーのSNS投稿もあり、どんなライブになるか始まる前からとても楽しみであると同時に、見てる方としても体力がもつか一抹の不安が(焦)。
なお、会場はメインステージから花道が伸びてセンターステージもあった。
定刻17:00を5分ほど過ぎたあたりで、客入れBGMはそのままで、スクリーンに過去10年分の実施ライブ日程と会場がスクロールされ、すべて表示された後ライブがスタート。セットリストは以下のとおり。
DOMINATION
glory
alone
Play
Unleash!!!!!
~MC~
Thrill
Shambles
Don't you tell ME
After Life
Sense
infruencer
from now on
~MC~
Daydreaming
Memorable
about us
Mirage
Bubble
Rock in me
Different(acoustic ver.)
anemone(acoustic ver.)
Choose me(piano ver.)
onset
Brightest Star(新曲)
~MC(小鳩のおまじないタイム)~
FREEDOM
Drum Solo~BLACK HOLE
Bass Solo~DICE
HATE?
~MC(10年前の映像を見る)~
NO GOD
Magie(新曲)
Manners
Choose me(Band ver. 撮影可能タイム)
FORWARD
endless Story
まず匂わせのあったとおり、分量として相当多い33曲の曲が披露され、記念公演にも関わらず新曲を2曲も放り込んできた。
10周年公演の中盤でも位置されていたバラードパートはよりしっかりacousticパートが挿入され、この辺りは長丁場に配慮した構成になっており、メンバーからも「ここくらい座ったら?」との投げかけもあった。
Choose meはまさかのSAIKIのピアノ独唱。
「めっちゃ手が震えたの映ってたでしょ?」と本人は言っていたが、人前で初めて披露したという割には堂に入ったものだったかと。
というか、Choose Meってアコースティックでやるにしては大分歌うの大変たと思うのだが、その後バンドVerでもう一回やったあたり相当SAIKIが好きなんだろうなというところ。
(確か音楽紙面のKANAMIインタビューで、SAIKIからChoose meみたいな曲また作ってとオーダーがあったと書いてあったと記憶している。)
なお、バンドVerのところは、カメラ撮影OKパートだった。
全体的には、ここ最近のBAND-MAIDがよく披露している曲を惜しみなく出したという感じであり、「お、これやるんだ」的な意外性はあまりなく、王道直球といった印象。集大成という意味ではとてもよいセトリだったと思う。
色々な曲で冒頭にちょっとしたアレンジイントロを入れてから曲に入るというものが多く、infruencerでは小鳩がギターソロ(といってもパワーコード演奏だが)をやってから入るといった場面も。
個人的には、AKANEのDrumソロがヌルっと終わって、怒涛のBLACK HOLEになだれ込んでいく流れが面白かった。
DICEは曲終わりからドラムパート挟んでシームレスでHATE?へ。この流れ7月も見たが今後セット演奏にしていくのかな。
なんだかSIAM SHADEがやってたPride~Playerの流れを思い出した。
多分このHATE?の時だったと思うが、途中の間奏でMISAとKANAMIによるセンターステージでのバチバチの演奏バトルは目を見張るものがあった。
そういえば今回アリーナ席前は通路になっており、Rock in meや後半Choose meなんかでは、小鳩やバンドメンバーが通路まで来て、最前席の客とハイタッチしたりしており、後ろ客席からハイタッチしに前へ降りていく人もちらほら。
新曲2曲に触れておくと、Brigthest Starは小鳩単独歌唱のストレートロック曲。小鳩曲単独で配信とかにはなったこと無いと思うので、次のアルバムとかで入ってくるんだろうか。
Magieの方はミドルテンポのダンスチューンといったところかな。
Everybody dancing all night longみたいな歌詞がスクリーンに映し出されていたので騒げ系の曲ではあるが、個人的にはBubble的なポジションの曲に聞こえた。
途中小鳩の感謝の手紙からのおまじないタイムでわちゃわちゃしたり、10年前のギャル感強め(あと「ポ」と言ってない小鳩)のライブ映像を見たり、何気にメンバー全員新衣装(KANAMIがめっちゃ格好よくなっていた)だったり、相変わらずのグダグダMCだったりと、曲以外でも色々と楽しむことのできたこのライブ、終了時間20:50頃ということで、まさかの約4時間だったが本当一瞬に感じるくらい、10周年最後にふさわしい充実のライブだったと言えよう。
ただ、新曲に代表されるようにここで止まらないのがこのバンド。
来年は10周年番外編ライブにアコースティックライブ(まさかのLINE CUBE SHIBUYAで開催)、
さらには来年夏に次のアルバムが発表されることも最後に告知されている。
また良質な作品と、躍動感のあるライブを期待したい。
(あ、あとやはり4時間ライブで足が終わりました。。。)