LUNA SEA 'ERA TO ERA season2' @東京2日目に参加して
まだまだ残暑が厳しく、台風やゲリラ雷雨も頻発している8月、LUNA SEAの35周年ツアーの一角である東京公演の2日目に参加してきたので、簡単に感想でも綴っておきたい。
LUNA SEAは今年、35周年記念のツアーとして「ERA TO ERA」と銘打たれたツアーを敢行している。
このツアーは3シーズンに分かれており、内容はメジャー発売されたアルバム「IMAGE」から「LUNACY」のそれぞれの発売当時に行われたツアーの内容を再現するリバイバルツアーに加え、インディーズ時代のライブを再現する趣旨である黒服限定GIGを行っている(黒服限定はseason3)から。
昨年大々的に「MOTHER」「STYLE」当時のツアー再現というアリーナツアーを行ったが、今回はそれを終幕前のアルバムすべてに広げた形だ。
リバイバルのテーマは、全国の各会場にて割り当てられ、それぞれ異なっているが、概ね主軸となっているのは、
season1
SHINING BLIGHTlY(SHINEのツアー)
BRAD NEW CHAOS(LUNACYの時のツアー)
season2
IMAGE or REAL(IMAGEの時のツアー)
SEARCH FOR MY EDEN
season3
黒服限定GIG
以上がそれぞれ核になっていると言っていいだろう。
今回の東京公演はseason2にあたり、初日にアルバム「IMAGE」当時のツアーを、2日目はアルバム「STYLE」当時のツアーをそれぞれ現在において再現するというものであり、私が参戦するのは2日目の方だ。
LUNA SEAは2018年のLUNATIC X'MASにおいて、2日に分けてアルバム「Image」「EDEN」のツアー再現をしており、個人的には両日とも参加しているのだが、あれがもう6年も前のことだ。
当時は、下手するとこの時を最後に大半の曲がもう聞けないかもしれないと思っていたので、RYUICHIの声が万全ではないにしても、再びEDENの曲群を聴くことができることに感謝と感動しかない。
今回の会場は、東京ガーデンシアター。
最近すっかり武道館に準ずるキャパの会場として色々なアーティストがこぞって使うようになった会場だが、思い起こせば、個人的に本会場に初めて来たのはCROSS THE UNIVERSE -THE DAWN-の3Daysの時だったかな。
この日の座席は5階第3バルコニーの最後列だったのだが、
前に座席についたことのある、第一バルコニーや第二バルコニーの奥まったところの方が天井が低くて暗くかったので、意外と最後列の方が開放感もあって良かったという感想。
この日はU-NEXTの配信があった他、どうやら収録用のカメラも入っていた模様。
定刻を約5分ほど過ぎたあたりで暗転し、ライブスタート。
セトリは以下の通り。
【セトリ】
JESUS
Dejavu
ANUBIS
STEAL
LAMENTABLE
RECALL
Providence
Claustrophobia
(15分休憩)
DRUM SOLO
MECHANICAL DANCE
STAY
SLAVE
TIME IS DEAD
BELIEVE
(EN1)
IN MY DREAM(WITH SHIVER)
WISH
PRECIOUS...
まずこの日のRYUICHIの声の調子だが、お世辞にも調子がいいとは言えなかった。
手術からの発声障害の克服に苦心しているRYUICHIだが、昨年のDUAL ARENA TOURの際は、2Daysとも結構調子を取り戻しており、このままいい感じに回復していくのかなと思っていた。
既に長いツアーを経てきている影響もあるのか、それとも単に2日目だからなのか、かなり厳しい状態だと個人的には感じてしまった。
いかんせん通常のMCですら声が出しづらそうだったので。
そんな中でのライブだったわけだが、久しぶりに見たEDEN再現はやはり素晴らしかったわけで。
昨年のMOTHER、STYLEのステージとの比較としてみると、やはりEDENというのはかなり異質で、中性的な世界観は、LUNA SEAの他のどの時代にもない魅力がある。
前日参加できなかった身としては、MECHANICAL DANCEが聞けたのも嬉しかった(6年前は代わりにBLUE TRANCEPARECYだったかな?)。
個人的にはSTEAL〜LAMENTABLEの組曲的流れは改めて聴くことができて感動した。
6年前はSTEALは原キーでLAMENTABLEはキーを落としていたのだが、今回はSTEALもキーを落としての演奏だった。
そう言えばLAMENTABLEのサビにおけるSUGIZOのフレットレスギターの荒ぶり方が凄まじいw
昔One Night Dejavuのドキュメントで「折角歌が行ってるのにギターが邪魔しに行ってる物凄いアレンジの曲もある」とSUGIZOが言っていたと記憶してるが、この曲はその一つと言えそうなくらいボーカルを喰らいにきてるギターだと思う。
Claustrophobiaも本公演でのハイライトの一つだと思うが、この曲なんかはむしろ声の調子が良くないことがかえって味になっているように思う。
このClaustrophobiaだが、シャウト気味だったとは言えサビの一番上の音に声が当たっていたので、「器質的に出せなくなった」というのはやはり違うように思う。
ツアーは秋まで続き、その後GLAND FINALである東京ドーム公演が控えている。
個人的には秋のライブはもう一本参加予定。
35周年の円熟したLUNA SEAを堪能したい。そしてRYUICHIの声、戻ってこい!(祈願)
以下、写真撮影可能タイム(WISHの時)に撮影
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