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ANTHEM ’Live Circus Vol.5’@新横浜1日目に参加して

年度末も差し迫ってきた11月23日の勤労感謝の日。
来年40周年を迎える国産ヘヴィメタルバンドの雄であるANTHEMのライブに参加してきたので、簡単に感想を綴っておく。

8月のHEADSTRONG Festを終えたANTHEMが次に打った手は、LIVE CIRCUS。
このLIVE CIRCUSというのは、普段中々行かない場所へ行ってライブをするというコンセプトの下、全国のライブハウスへ最小の機材を持って、超接近戦ライブを仕掛ける。さながら、サーカス一座の様に全国を回るため、「LIVE CIRCUS」というツアータイトルが冠されている。
このLIVE CIRCUS自体は今回で5回目であり、個人的にはVol.3からLIVE CIRCUSのなんらかのライブには参加してきたのだが、前回Vol.4から既に5年が経過しているということで驚くばかりだ。

会場は「新横浜NEW SIDE BEACH!」。
本来ANTHEMの聖地といえば、同じ神奈川県の「クラブチッタ川崎」であるのだが、LIVE CIRCUSではVol.3から、この「新横浜NEW SIDE BEACH!」をLIVE CIRCUSの聖地として位置付けている。
今回はこの会場にてFINAL2Daysが行われるということで、今回個人的には1日目のみに参加したという形だ。1日目はSOLD OUTということで、会場は超満員でギチギチだった。

開演時刻を程なくすぎて、暗幕が開いてステージが照らされる。
LIVE CIRCUSではお馴染みの、スタッフである大橋氏による、ややカミカミの説明と物販説明を挟んで、お決まりのHEAVEN AND HELLが流れ、会場のボルテージが一気に上がる。
この日はHEAVEN AND HELLを終始歌い続ける客もおり、いつにも増して客の熱がは高いように感じた。
メンバーがステージに上がりライブスタート。セトリは以下の通り。

VENOM STRIKE
THE JUGGLER
SOLDIER
HOWLING DAYS
BURN DOWN THE WALL
MACHINE MADE DOGS
DON’T LET IT DIE
VOID ARK
SNAKE EYES
WHEELS OF FIRE
HUNTING TIME
CRY IN THE NIGHT
SHOUT IT OUT
IMMORTAL BIND

(EN)
HEADSTRONG(CAT’S IN 靴下)
BLOOD BROTHER
 
(EN2)
WILD ANTHEM

全体的に、LIVE CIRCUSでは、核になるような曲はいくつかあるものの、各会場で、メジャーな曲からマイナー曲まで幅広に選出し、そして各会場で大幅に曲を変えてくる構成をしている。
今回のVol.5については、各会場やはり色々と曲を変えてはいたが、全体の骨子は、現状での最新アルバム「CRIMSON&JET BLACK」からの曲を中心としているものとなっている。
それを踏まえ、この日のセトリだが、MCでも「新横浜のために用意してきた」という言葉があった通り、ここまでのツアーで投入されてこなかったような曲も入っているし、C&Jの曲も配置が変更されていた。
何より、アンコールも含め、本ライブではC&Jから5曲が選出されている。
現行ANTHEMこそ最強で至高、その姿勢が貫かれていると言えよう。 
 
個人的には、1曲目のVENOM STRIKEからのTHE JUGGLER、意外と久しぶりに聞くHUNTING TIMEや、後半に来るのは意外なCRY IN THE NIGHT、LIVE CIRCUS Vol.4で核の一つとして披露されていたDON’T LET IT DIEなど、様々なバリエーションのあるセトリに、意外性と王道が共存した、狙い澄ました盤石のセトリと、ANTHEMの圧倒的な演奏を十二分に堪能した。
今日はいつも以上に、柴田直人のベースの音が聞こえたように思えた。それが故、ベースラインをしっかり追いながら演奏を聴くことができたのはなんとも贅沢だった。

アンコールでは、ドラムタイガーこと柴田直人がDrを、Voを田丸勇、Gtを森川之雄、Baを清水昭男が演奏するパートチェンジバンド、CAT'S IN 靴下によるHEADSTRONGも披露された。
アンコールで暗転している時にドラムのスネアを取り換え始めたので、客の「アンコール」コールが、「タイガー」に変化した。
元々このツアーの前の新潟でも行われたCAT'S IN 靴下だが、田丸のMCをそのまま鵜呑みにすれば、急遽やることになった模様。
そういえば、Vol.3で同会場でライブを行った時もCAT'S IN 靴下を見たはず。
あの時は台風直撃ながらライブを強行して、こんな中でライブに来てくれたんだからと、急遽CAT'S IN 靴下が登場したという経緯だったと記憶している。
それから数年、お祭りパートではあるにせよ、再び同会場にて見れたのは感慨深かった。

終始客は拳上げまくりで、声を上げまくり。
最後は安定のWILD ANTHEMで大盛り上がりでライブは終了。
期待通り熱量高く、心に着火させられた圧倒的なライブだった。

この日の昼には、来年の40周年ツアーに関する簡易的な発表がされた。詳細は来年1月に発表されるとのこと。
来年も突き進むANTHEMの動向に目が離せないところだが、
まずは明日2日目のライブに行かれる方、存分に楽しんできてもらいたい。


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