抗がん剤治療から逃げました。
私は今年5月上旬に健康診断で乳がん
(右浸潤性乳管癌・ステージ1・悪性度3)が見つかり、7月に部分切除手術を受けました。
大きさは1.5cm、幸いなことに
リンパへの転移は見られず。
8月〜9月に16回の放射線治療を完走。
特に副作用はなかったのですが、
この時期は連日の猛暑で通院だったため、
夏バテだったのか副作用だったのか
あの疲労感はいまだに不明💦
途中、まさかのコロナ感染で
これには参りました。
同時にホルモン療法が始まり、
これがあと10年続きます。
副作用はほぼなく、運動とストレスフリーの
生活を心がけています。
1kgのアンクルウエイトを巻いての
毎日の散歩はもちろん、
ジムで格闘技系エクササイズ、ダンス、
バレエ、ヨガなどで良い汗かいてます。
主治医からは高額な遺伝子検査(オンコタイプDX)と抗がん剤を勧められましたが、
副作用が怖くて逃げました。
「では、副作用が少ない〝飲む抗がん剤〟はどうか」とも提案されましたがそれも逃げました。
主治医は自分のスマホのwebページを見せて「抗がん剤をやった場合とやらなかった場合の生存率は3%違う」と説明。
「それでもやりたくないです」と言うと
「そうですか、わかりました」と。
ネットを見ると「辛かったがやって良かった!」という声を目にします。
本当に皆さん尊敬します。
でも、抗がん剤治療中に再発する方もいて
余計わからなくなります。
抗がん剤治療を終えたからと言って再発の可能性がなくなるわけでもなく、終わりでもありません。
私は逃げました。
抜毛などの見た目の変化より、倦怠感・吐き気などの副作用で仕事ができなくなるのが怖いのです。
シングルなので、収入が絶たれたら家賃を払ってくれる人も生活を支えてくれる人もいません。
批判されそうですが、
そんな『逃げた自分』も私なのです。
「嫌な事から逃げてはダメだ」と
喝を入れる自分もいますが、逃げたのも自分。
認めてあげたいと思います。
顔つきが悪いと言われる『悪性度3』なので再発の可能性は高く、そんな不安と恐怖は正直、常にあります。
その時はその時で主治医とまた話し合います。
先のことはわかりません。
この判断が正しかったのか、
間違っていたのか、
未来の自分しかわかりませんね。
自分にできることは毎日をできるだけ楽しく
健やかに過ごす事だけです。
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