難しいね。でも今日一日。

私は〇〇に対して無力である。

12ステップのステップ1。

これを本当に理解できる日は来るのだろうか。

数年前
私は薬物依存症の次男に対して無力であることを受け入れた。
私が次男を変えようと思ってもできないということを。
そうして次男を私の手から解き放した。

だがそれには心の痛みを伴った。
体の一部をもぎ取られるような思いを。
手放すと決めた時から
私は毎日毎日泣いて暮らした。
次男と一緒に普通の暮らしができなくなる寂しさ、悲しさ。
いつまで続くかわからない不安。
そして我が子をこんな目に合わせてしまったという自責の念。

次男に対して無力であると受け入れ納得したつもりで
次男を手放しても
私の心はボロボロでズタズタで
血を流していた。

自分が無力であることを本当に受け入れられたなら
こんなふうにはならないのではないか。
もっと清々しい気持ちでいられるのではないだろうか。

わたしはまだ何も受け入れられていないのだ。

無力であるということを
常に意識して
夫に対しても
長男に対しても

何に対してもそうなのだと
日々思う中で
様々な体験の中で
実感していく。

毎日毎日それを繰り返す。
ただただ
1日を過ごす。

きっと日々の暮らしの中に
きっかけがある。

それを見つけられたら
いいな。

気付くのは遅かったけれど
残りの人生はまだまだ数十年はあるかもしれないし、ないかもしれないけれど、
今日一日を繰り返せばいい。

今日一日。

今日一日。



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