Tableau WP備忘録 〜セルフサービス分析の文化を築く方法とその重要性〜
こんにちは、ユータです。
読んだよっていう実績と、心に留めておきたい内容をメモしたものです。
今回読んだ記事はこちらです
セルフサービス分析とは?
テクノロジーはここ10年間で大きな飛躍を遂げ、私たちの誰もがスマートフォンを通じて質問の答えを探すことができるようになりました。
一方、職場ではどうでしょう?
IT部門のみがデータを閲覧し、レポート作成を行なっている。
ユーザーは答えを教えられるだけ。
なんでこうなったの?どうして?
不安や疑問だけが残り、いてもたってもいられません。
プロセスと結果、その 2 つがあって初めて、悪い結果を避け、良い結果を繰り返し、新しい機会を見出すための完全な理解が得られるのです。
シアトル小児病院の事例
組織全体にデータドリブン文化を導入。
IT部門が一元管理する信頼できる分析プラットフォーム(tableau)があり、セルフサービスを抑制せずにセキュリティを確保されている。
この基盤があった上で、誰もがデータに自由にアクセスできる。
また、データや分析結果がすぐ簡単に共有できることで、お互いから学び合い、お互いが発見した結果を土台にしてさらに発展させることができる。
従業員がすぐ簡単に”ひらめき”や”次どうするか”の段階に達することができるようになった。
National Grid社の事例
ロードアイランド、マサチューセッツ各州の顧客 350 万人に電力を供給する National Grid 社で、IT 部門 ディレクターを務める Rory Abbazio 氏です。
かつて同社の人々は、「Excel 地獄」から抜け出せない状態でした。
IT 部門では、データの分析に加えて、発見した結果の報告に使用するスライド100 枚のPowerPointファイルの下準備で、Excel を使っていました。
その手間は大きく、時間がかかり、ビジネスリーダーにとってほとんど価値のないものしかできませんでした。
アナリストたちは何時間もかけて、人々の意思決定をサポートするファイルを作っていました。
しかし、 これでは別の角度からデータを調べられず、追加の分析もできなかったため、意思決定の役に立っているとは言えませんでした。
この最新のアプローチでは、ビジネス部門が自立する力を得られるだけでなく、分析への取り組みの核において IT 部門もより戦略的な役割を担うようになります。
つまり、IT 部門は管理されたデータソースと信頼できるコンテンツを提供し、全社規模の意思決定を促進するデータの一元管理環境へと組織を向かわせることができます。
また、信頼できるデータの流れを管理しつつ探索のための安全な環境を提供する、 データスチュワードの役割も担います。
さらに、利用状況を監視・監査して、確実な導入を促し、ビジネス部門が得ている知識に応じた改善を図ることもできます。
この新しい役割において、IT 部門はビジネス部門のパートナーとなります。
重役を味方につける
マッキンゼーによると、分析イニシアチブ(主導権)で大きな効果の上がっている分析プログラムを持つ組織は、効果の上がっていない組織より、CEO から後押しがある可能性がほぼ 3 倍高いことが 明らかになっています。
まとめ
分析の文化によって、人とデータをよりうまく活用できるようになります。
人々はデータを使ってビジネスと同じ速さで意思決定を行うことができ、競争力を強化することができます。
個々人がデータを探索できるようになると、個人のレベルを超えた大きな目的を自分のものとすることもできるのです。その前進に影響を与えることができると、非常に大きなやりがいが生まれます。
プロジェクトの最終段階で作成済みのグラフを見ても、同じレベルで心を注ぐようにはなりません。
内発的報酬は、知識に基づいた意思決定を行い途中で進捗を測定するために、プロセスの全体にわたってデータを活用することから得られます。
私たちの好奇心、そして理解したいという欲求が満たされるからです。
それはまた、組織にとってもメリットがあります。
エンゲージメントによって、チームの満足度が高まるだけでなく、生産性の高い社員が増え、最終的には収益アップにつながるのです。
最後に
セルフサービス分析文化で意思決定が加速し、最終的には個人のやる気にまで発展することがわかりました。
DATASaberのordで重役を説得する場面がありましたが、なるほど重役を味方につけることが近道なんですね。
また一つTableauの魅力に迫ることができました。