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埋め火のように

ツェッペリン号の危機や弥勒菩薩の苦悩、ギリシャの建築様式から光琳の振る舞いなど、世界の歴史や文化、あらゆる視座から、日本の美学について静かに語ってくれます。

それは、埋め火のように、そっと、しかし確かに、がらんとした我々の体をあたためてくれます。

「〜浅川を流れる水のごとく、あくまで自由に、自在にあきらかなるものを求める日本のこころは、世界の最も新しい芸術的態度に対決して、決して恥ずかしいものでなく、むしろ、世界の芸術に一つのものを加えることであることを、私は深く信じてやみません。」
美学入門 中井正一

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