深海に沈んでいくような感覚
最期に恋愛をしたのはいつだろうか。
社会人になってから異性とお付き合いしてもなかなか続きません。
社内の人と付き合っても、職場で噂になりどちらか片方が地方に転勤させられてしまうし、
外部の人とお付き合いしても、予定がなかなか合わず付き合う意味がなくなってしまったと振られてしまいます。
社会人になると、結婚や子供のことを先に考えてしまうので、なかなか軽い気持ちでお付き合いが出来なくなります。
その結果、どんどん恋愛が出来なくなり、気づけば30代という流れになるのです。
出会い系アプリなどで頑張っても結局顔か金を持っている人が選ばれるし、出会い系での出会いに少し抵抗があるもの事実です。
だからといって町中で声をかけられるわけでもないし、声をかける勇気すらありません。
そのまま進めずにいると会社の同僚と傷のなめ合いをする関係になり、
お互い都合のいい日に呼び出しただただするだけの関係になってしまいました。
別に相手のことは嫌いじゃないし、
この甘えた関係性があるだけでも少しはましなのではないかと考えていました。
しかし相手に好きな人ができ、一方的に関係を切られ、最終的にはほかの会社の同僚とも関係を持っていることが同期の研修などで発覚します。
もう本当に都合のいい人間として認識されていたんだろうなととことん傷つきどんどん前に進めなくなっていきました。
過去の恋愛の失敗などがどんどん足かせになっていき何も見えない光もない海の中に沈んでいく感覚です。
もうこのままとことん沈んで誰にも好意も嫌悪感も感じさせないような無害な人になろうと決心しましたが、独りはやはりさみしいし、都合のいい関係でもいいから誰かを求めてしまいます。
こんな時周りの人はどのように乗り越えているのでしょうか。
そんなことを考えながら日の出を二回見て出勤準備をする朝でした。