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#6 「孤独の育児。のはじまり」 

息子は1ヶ月ちょっとで、無事に退院!


退院は嬉しい!!

でも、この子を家で育てることが出来るのか…


里帰り出産でもないし、


実母はちょこちょこ来てくれるものの、
私は眠れるわけではないし、
私のメンタルはすり減る…


来てくれるのは助かるのですが…





初めての育児がはじまった


息子が帰ってきて本格的な育児が始まった。

最初は泣いてたら

「何?」

とりあえず抱っこ。


泣き止まない…

「オムツ?」

「ミルク?」


全てやっても泣き止まない… 




えー!!どうしたらいいのー




こんな状態でした。




今思うと、ほっとけば〜?となるけど、

初めてのことは必死でした(汗)




そして、通院の日々が始まりました。

退院してからは2週間に1回のペースで
フォローアップ外来。


他に、
大学病院で口唇口蓋裂のため歯科受診。
→これは週1回や2週に1回。

同じ大学病院で
左耳のスクリーニング検査結果での耳鼻科受診。
→だいたい月1。


他の病院で鼠径ヘルニア、停留精巣の受診。





大学病院は家から1時間半くらい。

電車で通うのは大変すぎるので、

車での通院。


夫くんか、両親にお願いしてました。


病院へ行くのも時間がかかるけど、
大学病院の待ち時間は半端ない…


最初は口唇口蓋裂がメインでの受診。


まずは、ミルクを飲ませて手術に
耐えられるだけの体重にすることが目標だと。


口蓋裂があると、
ミルクが鼻から出てきたりして
飲みづらくなってしまうので、
ホッツ床というマウスピースを作って装着。


これを着けたら嗚咽が止まらなくなった息子。


だんだん慣れてくるから。と言う医師。



ホッツ床を着けて何日かしたら、
確かに嗚咽はしなくなったけど、
今度はミルクを飲まなくなった。


哺乳瓶さえ、異物だと感じるように
なってしまった。


病院からは飲ませて体重増やせとの圧…

義父からもミルクを何cc飲んで、
体重はどのくらいなのか?
と、毎日メールでの圧…

実母は飲まなくても飲ませればいいのよ!
っと、いつもながら適当な事を言う。



病院でも、指導が入り
看護師さんが、
「こうやって飲ませるのよ〜」
なんて、得意げに見せてたけど、
最終的には
「本当に、飲まない子だねぇ!!!」
と、若干キレ気味…

こんなに飲まない子はいない!
みたいに聞こえて、
看護師さんなのに、こんなに厳しいわけ!?

うちの子はおかしいの?

おかしいかもだけど、看護師さんでしょ?

じゃぁ、どうすればいいんだよ…

と、帰りの車で泣いてました…



病院も義両親も実両親も誰も寄り添ってくれなかった。

みんな、体重を増やして早く手術しろ!
って感じで…


その圧から
私も怒鳴りながら
「何で飲んでくれないのよ!!!」
と、哺乳瓶を無理矢理突っ込んだ。

もちろん、息子は拒否して
無理矢理飲まされたミルクは
全部マーライオンのように吐いた。

それを片付ける私。

本当に虚しかった。


誰もこんな子、育てたこともないくせに、
言いたいことだけ言いやがって!!!


ミルクを飲むのが当たり前のように言うなよ!!!


本当に誰も分かってくれず
毎日泣きながらどうにか育児をする
苦しい日々だった…


                 つづく

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