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劇団わたあめ工場 #15「Woo」

劇団わたあめ工場
第15回公演「Woo」

2度の観劇を終え、ストーリーに散りばめられた点と点が線になろうと、脳細胞が伸びるように繋がっていくような感覚がある。初回、観劇後になんとも消化しきれないモヤッと感が残っていて、「え?どういうこと?」を引きずりながら帰った。

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わたあめさんの作品はこれまでに本公演を3作品観てきた。ダークファンタジーをうたっているだけあって、主人公闇落ちなど、BADエンド風味が強い(見方を変えるとBADでもなかったりするのだが)
3度続けて、観た後に「そう来たかっ!」と、剣道で綺麗に面を打たれ、負けた時のような清々しい気持ちになっていたのだが、この「Woo」のラストに関しては、「え?今、何された?」というような見えない角度からのパンチでマットに沈んだような感覚だった。


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そんな中、スッキリしたい気持ちが抑えきれなくなっていたところに、たまたま、行ける時間帯で追加公演が発表されたので足を運んだ(本来は休演日だったのに…ほんと、頭が下がるし感謝しかないわ。)

初回はステージが見渡せる中央後方から観たので、今回は会員特別シート(最前の下手)でガッツリ観た。数m前に出ただけなのに、驚くほどの没入感。想像以上。激しくおすすめ。

結果的に、さらに多くの点を集められたけれど、やはり、最後のラテのセリフの意味が、鍵の合わない鍵のようにうまくハマらずモヤッと残った。

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けれど、会員特別シート席の特典である“上演台本をさらに読み込むこと”と作品の生みの親である小野寺真美氏の“あとがき”にて補完されるということを、本人の口から聞いたので早速、目を通した。

正直なところ私の読解力と読み込みの甘さでスッキリ度は95%と言ったところ。だけれど、「Woo」は遅行性の毒、ボディーブローのようにじわじわと効いてくる作品だと個人的に思っている。

次回本公演まで、何度も何度もしがんでやるつもりだ。

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そんなわたあめさんの本公演「Woo」
前売りはあと、20日の昼公演のみ残っているそうなので、ぜひとも!!

https://twitter.com/wataamekojoh/status/1184629105142059008

なんですと!?お気持ち感謝します!!