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WEBデザインの職業訓練に応募してみた

約3年前に職業訓練に応募したお話。

職業訓練への応募

就職活動をしているがなかなか決まらない。
時は2021年11月のことである。
無職になってから約一年が経過した。一年中就職活動していたといえば嘘になる。

半年以上ダラダラと貯金を食い潰し、昼から酒を飲み競艇三昧。そんな生活が続くわけもなく失業保険が切れる7月をめどに就職活動を本格的に始めた・・・が全くと言っていいほど手応えがない。
応募は30社以上を超え、面接まで辿り着いたのも片手で数える程。
面接までたどりついても、
『是非!!御社で経験を生かしていきたいと考えております!!』
などは言えるはずもなく、客観的に見てもやる気のない人が来たもんだなと思われているぐらい覇気がない私。

面接は自分をいかに大きく盛り、架空の人物を演じられるかが鍵となるが、そんなフェイク野郎を演じる気力もない。
心底社畜になる覚悟がないのだろう。

それはさておき、現在応募した業種を見ていただきたい。

現在の就職活動応募業種

  1. 法律事務所の事務

  2. SES

  3. カメラマン

  4. マンション管理

  5. ECサイト運営

  6. アニメ・イラストの教員

  7. 損害保険関係

  8. PCインストラクター

  9. チラシ類のデザイナー

  10. 営業

一貫性がなく転職活動の闇に迷いこんでいる。
面接で必ずと言っていいほど聞かれる、
「でっ志望動機は?」
の答えだが毎回曖昧な都合の良いことを返事をしている。

私『写真を撮影することが趣味で〜(まったく趣味ではない)』
私『フリーでバナー製作やデザインの勉強をしておりまして、実際に社会に入ってもっとスキルを上げたいと思っております』
私『ビルメンに興味がありまして、その延長線上にあるマンションの管理を経験したいと思っています』
もちろん全敗だ。

職業訓練の応募のきっかけ

約一年も無職をしている。目標は今年中に就職だ。
しかしながら結果がついてこない。
ヤツは言う。

???「仕事を選んでるいるから受からないんだと思うよ」

3K仕事は勘弁だ。
しかしながら、とりあえず何かをスタートをして新年を迎えたい。
その最終候補(滑り止め)に職業訓練を選んだわけだ。

職業訓練受講人数(WEBデザイン養成学校)

???「ハッキリ言います。プログラミング・WEB関係の職業訓練を希望している方はかなり多いです。人気の職業訓練になります」

ハローワーク・キャリアコンサルティングのスタッフが口を揃えてこう発言する。
その通り受講人数が割れることはなく、募集の倍以上は固い人気の職業訓練だ。
今回のWEBデザイン養成学校の募集は20名。実際は50名前後集まった。

試験

試験は朝の8時20分という絶妙な時間が指定された。
トータル20分の試験(電卓付き)
今回のWEBデザイン養成学校の試験は、合格ラインの得点が定められておりその点をクリアした者が面接の選考対象になる。

そのような事を職業訓練を申し込むときに言われた。
私は職業訓練の事前説明会に行っておらず、説明会では試験にどのような問題がでるか少し教えてもらえる。

試験内容

  1. 国語・・・中学生レベルの簡単な読み書き、対義語など

  2. 算数・・・括弧ありの足し算掛け算、消費税の計算、簡単な文章問題など

  3. 選択問題・この角度からどのように見えるか、Amazonの代表は誰か、現在何代目の総理大臣などWEBに関わるような選択問題。

また、面接時間短縮のため筆記試験が終了したらパソコンにて面接内容で聞かれることを事前入力するアンケート的なものもあった。
受講希望人数が大幅にオーバーしていた為、このような方法をとったと試験前に説明を受けた。

事前面接記入内容

  1. なぜこの職業訓練(WEBデザイン)に応募したのか。興味を持ったきっかけ。

  2. WEBサービスに関わるソフトウェアを使用した経験。

  3. 幅広い年齢層と同じ教室でWEBデザインについて学ぶが問題ないか。またその理由・体験談。

  4. 職業訓練終了後、自分の希望する職種につけなかった場合どうするか。

  5. 職業訓練に通いながら就職活動はどのようにするのか。

  6. 現在の体調など職業訓練に通い続ける体力があるか

面接

筆記試験が終了したらいよいよ面接だ。
試験と面接は人数が多いため別々の場所で行われた。徒歩5分の別の場所にいくようにスタッフから案内された。
面接地についた。私の順番を待つ。

スタッフ「じゃあそこの部屋だから」
60代の男性に案内された。すりガラスから2名の面接官がいるのがわかった。
私はドアをノックし部屋に入った。

面接官「そこに座って」
私『はい』
面接官「いやそっちじゃない」
私『すみません』
面接官「でっ名前は?」
私『Goochと申します。本日はよろしくお願いします』
面接官「写真とイメージ違うね」(笑)
私『普段コンタクトなので』(笑)
鼻であしらわれた。

私の想像していた面接官のイメージとは、かけ離れた方々がそこには座っていた。
私のイメージでは、ロン毛にパーマで丸メガネを掛けている男性を想像していたが、そこにはWEBデザインとはかけ離れた、政治家の重鎮を想像するような男女がそこには座っていた。

面接官「でっ、なんでWEBデザインなの?」
私『昔から興味がありまして』
面接官「就職活動の状況はどうなの?」
私『現在WEB関係を中心に就職活動を行なっておりますが、未経験と年齢的にも厳しい状態となっております。なので職業訓練で一から基盤を作って就職活動を少しでも優位に行いと思います』
面接官「でっ就活先の反応は?」
私『年齢と未経験なのでなかなか難しいですねっと』
面接官「だろうね」

はっ?だろうね?
現在日本の平均年齢は約47歳というデータがある。
私はまだその平均の年齢ではないし、その平均年齢に追いつくことはないだろう。
だがどうだ
???「あなたはスタートするには歳を取り過ぎている」
人生の大先輩にそう言われているような気がした。

結果

結果は約一週間後に郵送で通知する言われた通り郵便物が届いた。
かなり薄っぺらい郵便物を恐る恐る開けてみる。

さよなら。


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