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ゆめのなかでも。

すっかり衣替えした風は、夜になるとちょっと肌寒く感じる。そんな、なにもかも思い出してしまいそうな冷たい風が好きだったりする。

ゆめに出てきたあのこたち、花火ちゃんと祭りちゃんだ。

朝方はやくに目が覚めたのは、この温もりがまだわたしの手のひらに残っていた気がした。

花火ちゃんと祭りちゃんとは、アメリカ在住のご夫婦に飼われているJRTだ。ここにはシェパードの金ちゃんもいる。そう、「花金祭」なのだ。

毎日のように更新されるTwitterで、写真や動画を拝見しているうちに、大ファンになっていた。この大ファンとは、「かわいすぎるじゃないか、」という気持ちと、うちにもいたんだょ「かわいすぎるJRT」という気持ちが混在していた。

いつも見てるだけで、口角があがる。しあわせそうな、花金祭りちゃんたち。

わたしのみる夢は、いつもいつも内容不明、理解不可能なことがほとんどだ。

だから前後は覚えていない。ただ、この日みた夢は身体が覚えていた。なぜか、砂漠のような場所に、たくさんの犬たちが一方向へ歩いていた。大なり小なり、いろんな犬種だった。

わたしは遠くから、それらを見ていて下手くそな口笛を吹いた。ぴゅー、ぴゅっ。そのなんとも聞くに耐えない口笛に、2匹のいぬが振り返った。その白い犬がこちらを見ている。その瞬間、2匹がダッシュでこちらに走ってきた。

え、、と思ってる間に、その2匹はわたしの腕の中におさまっていた。あったかい、え、、花火ちゃん?え、、祭りちゃんやん。えーーっ、きてくれたーん! で目が覚めた。手には花火ちゃんと祭りちゃんの毛質の違いまで感触がある。

すぐに、夫に話そう、夢に花ちゃん祭りちゃんが出てきたことを話そうと思いながらの、二度寝。

そしてまた夢のなか。今度は夫に話している。「あのこたちが夢に出てきて、わーっと駆け寄ってきてな、ぎゅーっと抱いてん。」

そう話してると、廊下の向こうから白い小さないぬが走ってきた。ぐぅだった。ヘラヘラ笑った顔で、わたしの腕にすっぽりとはいる。

ぐぅの身体は温かかった。これも夢だ。どれもこれも、現実ではない。でもいいんだ、ぎゅっとした感覚が不思議と残っている。ような気がする。

わかってる。ぐぅが、いちばんかわいい。やきもちやいて夢にでてくる、かわいいやつだ。かわいいから淋しい。そんな秋のひとこまでした。

今日もありがとうございました☻

おもしろくてやさしい夢、みれますように☻

おやすみなさい。

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