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♯12前払金・前受金について勘定科目を明確に!かつ分かりやすく仕訳を解説!
こんにちは!
今回の内容は、前払金・前受金についてです。
コツが分かれば仕訳はストレスなく行うことができるので頑張っていきましょう!
前払金・前受け金って何?
仕訳方法を知りたい!
勘定科目は何?
このような疑問を持っている方は必見です。
分かりやすく解説しています。
さらに、「簿記に使う勉強時間が取れない」「出来るだけ勉強時間を短縮して理解したい!」
と思う方も多いと思います。
なので、次のような事を意識した記事に仕上げています。
図を使用して分かりやすく
ポイントをまとめて分かりやすく
これで、教科書が必要なく簿記3級取得に近づきましょう!
では、始めていきます。
前払金・前受金とは?
前払金・・・商品を注文した際に、その代金の一部を先に支払っておくことを言います。
前受金・・・取引相手から商品の注文を受けた際に、その代金の一部をもらっておくことを言います。
このようにして、商品の注文をした時やされた時に、「後で商品を必ず買いますよ」「後で商品を必ず渡します」というような証拠にもなります。
ポイント:
前払金・前受金は注文時に発生する時の手付金です。
前払金・前受金についての仕訳方法
まず、仕訳を行う前に知っておいてほしいことがあってそれは、勘定科目についてです。
先に言ってしまうと、前払金は資産勘定で処理します。
そして、前受金は負債勘定で処理します。
前払金
前払金は後で商品を受け取ることができるものとして資産勘定で処理を行います。
前受金
前受金は後で商品を渡さなければいけない権利として負債勘定で処理を行います。
では、少し例を挙げて解説していきます。
では、例を挙げて解説していきます。
次の例を参考にしてみてください。
問1.ゴンべ株式会社は、A会社に100円の商品を注文し、手付金(資産)として20円を現金(資産)で支払った。
解説
まず、20円を現金で支払っているので資産の減少として貸方に現金20と記入します。
次に商品を注文している際の手付金なので、前払金として資産の増加として借方に前払金20と記入します。
答え
(前払金)20(現金)20
ポイント:
実際商品を100円分購入していますが手付金(内金)についての仕訳については前払金のみの仕訳で大丈夫です!
問2.後日A会社から商品100円を受け取った(費用)。そのうち20円分は注文時に支払った手付金(資産)として、残りの残高は当座預金(資産)で支払った。
解説
まず、商品100円を受け取っているので仕入として費用の発生で貸方に仕入100と記入します。
次に、注文時に前払金として支払った20円分を取り消す必要があるので資産の減少として貸方に前払金20と記入します。
最後に、前払金の差額を当座預金で支払っているので100-20=80円分を資産の減少として貸方に当座預金80と記入します。
答え
(仕入)100(前払金) 20
(当座預金)100
ポイント:
商品を受け取った際に前払金の減少として資産勘定を取り消そう!
このようにして、取引発生時には前払金(資産)の増加として処理を行い、商品の受け渡し後には前払金(資産)の減少として処理を行います。
また、前受金についても同じように
取引発生時には前受金(負債)の増加として処理を行い、商品の受け渡し後には前受金(負債)の減少として処理を行います。
より簡単に考えるためには、次のようにしてみては?
1.注文をしたとき・受けたときに1回目の仕訳を!
2.注文をした商品を受け取ったとき・渡したときに2回目の仕訳を!
このように考えるとわかりやすいと思います。
注意:
2回目の仕訳の時に手付金の取り消しを行う必要があるので気を付けよう!
まとめ
いかがでしたか?
私の以前の記事を見ていただくとわかるように少し似ている部分もあると感じた方も多いと思います。
では、ポイントごとにまとめていきます。
ポイント1つ目:意味をしっかりと理解しよう
前払金・・・商品を注文した際に、その代金の一部を先に支払っておくことを言います。
前受金・・・取引相手から商品の注文を受けた際に、その代金の一部をもらっておくことを言います。
ポイント2つ目:仕訳で使用する勘定科目を理解しよう!
前払金は資産勘定で処理します。
前受金は負債勘定で処理します。
ポイント3つ目:仕訳を行うにあたっての流れを理解しよう!
➡1回目に発生した時の仕訳(商品の受け渡し前)
それぞれ前払金・前受金の増加として処理を行おう!
➡2回目に発生した時の仕訳(商品の受け渡し後)
それぞれ前払金・前受金の減少として処理を行おう!
このポイントを理解して次の範囲に確実に進んでいきましょう!
最後まで読んで下さりありがとうございます😊
これからもより分かりやすいような記事を挙げていくのでどうかよろしくお願いします!