久しぶりの車中泊
先日、佐久間宣行さんとインパルスの板倉さんのYouTubeを見ていて、板倉さんが車中泊について語っていた。
「車中泊では、車を停めて寝場所が決まっても、トイレやお風呂など、車から出ないといけない。普段、家に住んでいると、一つの箱の中で全部が完結できる。それは、とても幸せなこと」
てな感じのことを話していて、とても共感したからだ。
寝る前に、まずお風呂に入りにいく。
「もくもくの湯」
入り口で850円を支払い、持ってきていたバスタオルとフェイスタオルと共に、脱衣場へ。
旅先でお風呂に入れるのは、気持ちがいいと同時に、ありがたいなと思える。夕方17時だったが、日も暮れ、露天風呂の移動は、かなり寒く感じた。その分、露天風呂の温度が沁みる。「はあ〜」と、思わず声が出る。たったこれだけなのに、大満足なのだ。
風呂上がりは、頭を乾かし、着替えると、店内にお客さんが多かったので、外に出て持ってきた炭酸水を飲む。
キンキンに冷えていなくていい。常温でいい。このシュワシュワ感がたまらない。
風邪を引かないよう、そそくさと車に戻る。道の駅までは5分と近い。
外は暗いので、車の中では、薄暗い明かりだけで何をしようと考えるが、結局本を読む。今日の出来事を、ノートに書き記す。そんなこんなで、20時になり、眠くなったので寝る。
特別なことはなく、ただ、最低限のことをして過ごす。普段が、どれだけ恵まれているのかを感じることができる。それでも非日常なのでは無いか。何も考えず、ボーッとすることも、時にはあっていいのではないか。そうすれば、日々の中の「すでにあるもの」に気づくことができる。
もっと欲しい。もっとしたい。もっと、もっと。
そういった欲が無くなる。