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PCでスマホ・アプリのピグ・パーティを楽しみ尽くそう

【結論】
PCでスマホ・アプリのピグパーティは十分に楽しめる。
それはかつてのPC版ピグとほとんど変わらないレベルで楽しめる。
画面もPCのディスプレイ全面の大きさとなるので、チャットの文字も読みやすい。マウスもキーボードも使えるので画面が隠れることも無い。
これを知ったらあなたもきっとピグの世界に戻りたくなる。(かも)

10年以上前のPCでは少々苦しいかもしれませんが、少なくとも現状で Windows10 がサクサク動いているPCならば問題なく動作するのではないかと思います。

【用意するもの】
1.エミュレーター・ソフト BlueStacks 5
  (スマホ・アプリをPC上で使えるようにするソフトウエア)
  (BlueStacks 4 でも動作するが、軽量高性能の最新版 5 がおすすめ)

2.ピグ・パーティのスマホ・アプリ

3.Rotation Control のスマホ・アプリ
  (画面を手動で縦画面にしたり横画面に設定できるアプリ) 

 これだけ!

【はじめに】
かつてサイバーエージェントが運営するPC向けのウェブサービス「アメーバピグ」というものがあった。このアメーバピグは2009年2月に始まり、ユーザーがPCのブラウザ上で無料で自分そっくりのキャラクターをつくって着せ替えや、他のユーザーとの交流を楽しめるサービスで、いわば昨今話題になっているメタ・バースの先駆けともいえるものだった。

PC版はアドビシステムズが提供する「Flash」という技術を使用していたが、Flashのサポートが2020年末で打ち切られることになったため、サービスの継続が難しくなったという理由で2019年12月2日(月) 22:00 をもって運用を終了した。このサービスを嘆くユーザーはとんでもなく多く、サービス終了の日にはサーバーがパンクするのではないかと思われるほど大勢のピグユーザーが集まり最期のときを惜しんだものだ。かく言う私自身もその最後の時に立ち合い、ピグ友さんが一人二人と消えていき、自分が消えていく瞬間を見守ったことは忘れられない。

ピグ ジャズコミュニティの部室

PC版ピグの終了に伴い、サイバーエージェントはスマホ版の「ピグ・パーティ」への移行をしきりに勧めたが、多くのピグユーザーはそれを良しとせず去って行った。その理由は私が思うに次のようなものだったのではないだろうか。

1.スマホ版ピグではあまりに画面が小さく、PC版に慣れたユーザーにとっては操作性をはじめ全てにおいて劣後しており、満足できるものではなかったこと

2.キャラクターの設定があまりにも子供向けすぎて、これまでのイメージとは全くの別物になってしまうこと(これで大人のユーザーが離れた)

しかしあれから三年半が過ぎ、環境は大きく変わった。メタ・バースという仮想空間を利用したサービスが続々と出現してきた。昔から存在した「Second Life」をはじめ、スマホアプリの「Avakin Life」そしてPCでも使える日本版の「Cluster」と選択肢は一見広がったようにみえる。しかしこれらは全て3Dの仮想空間であり、PCやスマホへの負荷はとんでもなく高い。綺麗なグラフィックは魅力的だが、誰もが気軽に遊べるというレベルではない。

そうなると軽快で誰でもサクサク遊べ、可愛らしいキャラクターの二次元空間のアメーバ・ピグがますます魅力的に思えてくる。そこで満を持して「ピグ・パーティ」の再登場だ。しかし私はスマホを持っていない。なのでPCでスマホアプリを動かせるエミュレーター・ソフト「BlueStacks 5」を使ってのアクセスとなる。その結果は驚くべきものだった。ごく一部を除いてかつてのPC版のピグと遜色なく遊べるのだ! その具体的導入過程と操作方法について、私の経験に基づいて順に説明していきます。

【BlueStacks 5 の導入】

これは簡単。下記リンクより Windows あるいは Mac OS のいずれかのインストールファイルを選択してガイドに従ってインストール。(ここに必要とされるマシン・スペック、システム要件が記載されています)

<Windows 版>
Bluestacks 5 - ダウンロードとインストール方法 – BlueStacks サポート

<BlueStacks 5 公式サイト ダウンロード>   
BlueStacks - PC/Mac用の優れたモバイルゲームプラットフォーム|100%安全&無料

この公式サイトにある「ダウンロード BlueStacks 5」の青いボタンを押すとダウンロードが始まります。

<Mac OS 版>
BlueStacks(macOS版)のダウンロード&インストール方法 – BlueStacks サポート

現状Mac OS 版は BlueStack 4 となるようです。(5は近日公開予定)

<BlueStacks (macOS版)公式サイト ダウンロード>
 Download BlueStacks - App Player on PC - Windows and Mac

【ピグ・パーティ スマホ・アプリの導入】

BlueStacks のホーム画面にある「Google Play ストア」をクリックし、「アプリとゲームの検索」欄に「ピグパーティ」と打ち込み、該当する検索結果をクリック、指示に従いダウンロード → インストールする。

【Rotation Control スマホ・アプリの導入】

BlueStacks のホーム画面にある「Google Play ストア」をクリックし、「アプリとゲームの検索」欄に「Rotation Control」と打ち込み、該当する検索結果の中から、「CrapeMyrtle ツール」と表記されているもの(下図の上のアイコン)を選択、指示に従いダウンロード → インストールする。

【Rotation Control の設定】

詳細は下記リンクの説明をご覧ください。
【画面の向きを固定】Androidアプリ「Rotation Control」の使い方を解説! | Aprico (aprico-media.com)

要は、Rotation Controlを起動させ、「回転制御開始」をONに設定し、同時に「自動起動」をONに設定します。そして「保護」をONにして、横画面にしたいときはそのアプリの左上に常駐している「Rotation Control」のアイコンをクリックし、画面設定で横画面のアイコンをクリックすればOKです。

横画面の設定

同様に縦画面にしたいときは、そのアプリの左上に常駐している「Rotation Control」のアイコンをクリックし、画面設定で縦画面のアイコンをクリックすればOKです。

縦画面の設定

【BlueStacks 上でのピグ・パーティの操作】

<起動>
BlueStacks のホーム画面にあるピグ・パーティのアイコンをクリックすることで起動します。

BlueStackでピグパーティを起動する

<縦画面から横画面への変更>

縦画面 PCの縦幅いっぱいで表示

矢印の場所にある「Rotation Control」のアイコンをクリックして、横画面に固定を選択します。そしてホーム画面から「ピグ・パーティ」のアイコンをクリックして再起動させると、横画面で表示されます。

横画面 PCの横幅いっぱいで表示

部屋の部分にマウスを置き、「Ctrl」+「マウスホイール」の動作で表示の大きさを拡大・縮小できます。

表示の拡大

あとはマウスとキーボードでPC版のピグと同様にほとんどの操作は行えます。

<注意事項>
ただ、着替えだけは横画面ではできません。横画面では画面下のメニューの更にその下に表示される部分がどうやっても表示できません。

きせかえの下部エリアが表示されない

こればかりは仕方がないので、着せ替えのときは縦画面に戻します。先ほどと同様に「Rotation Control」のアイコンをクリックして、縦画面に固定を選択します。そしてホーム画面から「ピグ・パーティ」のアイコンをクリックして再起動させると、縦画面で表示されます。

下部のきせかえアイテムが表示された

これでピグのアバターの設定や着せ替えが出来るようになりました。これ以外では横画面で困ることはほとんどありません。着せ替えが済んだらまた横画面に戻しましょう。

あとピグパーティではほとんどの場合コピペができません。またリンクも効きません。これは少し面倒臭いことですが致し方ないですね。あとチャットをキーボードで打つことになりますが、元々がスマホアプリなので途中挙動がおかしくなることがあります。ゆっくり短い単語でEnterキーを押して入力を確定して次に移るほうが良いかもしれません。文字を消すのにも Delete キーは使えず、使えるのはBack Spaceキーのみです。

<ピグ・パーティからのログアウト方法>
これはBlueStacks側での操作となります。黒縁の左上に並んだ3つのアイコンの一番右「最近プレイしたアプリ」をクリックすると、今BlueStacksで動いているアプリの一覧が表示されます。ここで閉じて良いものを「X」で閉じます。ピグを閉じればログアウト完了です。

最近使ったアプリのアイコン
最近使ったアプリの一覧

【おわりに】
私自身も最近この方法でピグ・パーティを遊び始めたばかりで、実はあまり良くわかっていません。間違いもあるかもしれませんが、その点はどうぞご容赦ください。いずれにせよ、これでかつてのPC版とほぼ同じ感覚でピグが遊べます。最近アメーバも子供向けから脱皮して大人をターゲットにする方向に舵を切ってきました。これで昔のピグ仲間が戻ってくれたらこれ以上嬉しいことはないですね。

以上

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