見出し画像

『マダミシュ』の全貌

どうもごんぬです。
競馬BAR馬なり、水道橋たまりばのオーナーであり、『呑みマダミ酒』発足者の一人です。

吞みマダミ酒(以下マダミシュ)は主に2Uプロジェクトの3名を中心に創作されたエンターテイメントであり、2022年末から2024年夏にかけて約300公演以上、延べ4000名以上もの動員数を誇るマーダーミステリー界の新コンテンツといっても過言ではないポジションを築き上げたと自負しています。

そもそもマダミシュってどういう作りなのか?利益は出ているのか?などなど気になる点もあると思いますので、自分の中での考えの整理も含めて今回記事にしてみようと思った次第です。

もちろん、フルオープンにしちゃうとマズい部分もあるのでそこは伏せますが、開示できる分に関しては説明してみようかと思います。

『誰が興味あんねん!!』ってツッコミもあるかもしれませんが、自分の中での考えの整理という前提での記事ですのでそこは御愛嬌でお願いします。

マダミシュの定義

まずはじめにマダミシュの定義についてお話します。
マダミシュとは
①議論時間が60~90分程度
②複数卓同時進行
③感想戦に重きを置いている。
④飲酒しながらでも楽しめるライトなシナリオ構成

の4つが満たされているものをいいます。

なので厳密にいうと、現マダミシュのシナリオのなかでもいくつかはマダミシュとしてイレギュラーなものが存在します。複数卓でなかったり、あまりライトではなかったりなど。

最近ではありがたいことに当方のマダミシュを模倣してお酒を飲みながらパッケージシナリオや自作シナリオを楽しむことをマダミシュと呼称してくださっている方も見かけますが、これはマダミシュもどきであってマダミシュではありません。

またマダミシュ・吞みマダミ酒については私ごんぬ個人が商標権を取得しているため私が定義しているものがその該当となります。

定義内容の補足

では次に定義内容についての補足です。
再確認ですが、
①議論時間が60~90分程度
②複数卓同時進行
③感想戦に重きを置いている。
④飲酒しながらでも楽しめるライトなシナリオ構成

の4点についてですね。

①議論時間が60~90分程度

まず議論時間についてですが、こちらはかなり綿密に計算されています。ほぼシナリオ制作チームによるものですが、テストプレイ段階においてもかなり気にして作られています。

通常のマーダーミステリーが約3時間以上のものが多いことに対して、マダミシュシナリオはその3分の1の容量で楽しませないといけません。なのでシンプルな構成にはなるのですが飽きさせない工夫と難易度調整が必要なのです。

全体の構成としては
・導入とHO読み込み(約10~15分)
・前半議論(約15分)
・後半議論(約15分)
・追加フェイズや推理時間(約10分)
・ED(約10分)
というのがシンプルな作りです。
この中で特に議論時間に話す内容がなくなってしまったり、沈黙が発生しないようにすることは重要視されます。

②複数卓同時進行

こちらに関してはもともとは同一の4人シナリオ×3卓というのが原則ではありましたが、いまはその限りではなくなっています。まったく異なる世界線の話だったり、複数卓が同時に存在していることをゲーム性として使っているシナリオも存在しています。

ただレギュラーとしているのはあくまで同一の4人シナリオを3卓でプレイしていただくことであり、これに該当しているシナリオをマダミシュ初心者の方には推奨しています。

③感想戦に重きを置いている

これは非常に重要なことであり、シナリオのプレイ時間が約60分~90分であることに対してそのあとの感想戦は90分~120分程度の時間が設けられています。もちろんその日遊んだシナリオ以外にも他のマダミスのお話だったり会話内容は限定しないのですが、なるべく多く当日のシナリオについてのお話をしていただきたいと思っています。

というのは他のマダミスでは絶対に体験できない時間だから、です。

『一度きりしか遊ぶことが出来ない、ネタバレ厳禁な遊びであるからこそ感想戦は旬な内に楽しんだほうがいい』、というのがマダミシュの大きなテーマになっています。旬な感想戦を楽しむことをマーダーミステリーの楽しみの重要な部分と位置付けていることが、マダミシュ作品を通常のマーダーミステリー作品との大きな差別化として考えています。

なのでゲームが終わった後に『あ~、しっかり謎が解けてスッキリ!』みたいな作品はなるべく作らないようにしています。終わった後も、なんであのときそういう行動をしたんだろう?HOのあの文章はどういう意味だったんだろう?となるべくモヤモヤを残して感想戦の時間にGMを交えて歓談できるような作りを目指して作っています。

難易度に関しても、なるべく犯人が特定されないように調整をしています。目標としては3:7くらいで犯人が逃げ切れるようにしていますが、それは各シナリオによって多少異なります。特につまらないのが時系列精査だけして盤面詰めてオシマイ、みたいなシナリオですね。感想戦で話すことはほとんどないですし、何より犯人役のPLが可哀そうだからです。

このへんはうちの製作陣が優秀なので特にいうことはありません。

④飲酒しながらでも楽しめるライトなシナリオ構成

もちろん闇雲に難易度を調整するだけでなく、さまざまなギミックも用意してお客様を飽きさせないようにしています。

約1年半ですでに30作品と怒涛の勢いで新作を出し続けていますが、似たような作品はほぼ存在しないはずです。

また飲酒を前提としているので複雑なコンポーネントを使うことは基本NGとしています。テーブルの上が散らかりますし、万が一ドリンクをこぼしてしまったりしたら大惨事ですからね・・・!

またこれは運営都合でもあるのですが、どうしても平日は19:30頃から開始で22:30に終了というスケジュールが多いため、あまりにもコンポーネントが複雑だと準備や片付けでバタついてしまうという問題も存在してます。また経費の問題もあります。

なのでなるべくシンプルな作りで、最大限の効果を出せるように限定されています。

マダミシュの狙い

では次にマダミシュは何を目標として運営をしているのか?ということについてです。

※これは運営全体というよりもごんぬ個人の意見なのでそこはご了承下さい。

まず前提として、ごんぬにとってマーダーミステリーは『敷居が高い』ものでした。2021年に馬なりの営業を開始した直後にマーダーミステリーの存在をさわださんに教えてもらったのですが、正直まったく興味がわきませんでした。というか、現時点でもPLとしては全く興味がありません。

ごんぬが外部でマダミスをプレイしたことは1回もありません。

元々は5000円以上とか、金額面に見合ったエンターテイメントと感じることが出来なかったのが大きなポイントで、いまでもその金額と時間を使うならいい映画館で一人で映画見たほうがいいかな~って気持ちです。

という基本的にはマダミスはノーサンキューな立場でありながら、
『どうやったら体験価値を高めて敷居を低くすることが出来るか?』
と考えだしたのがマダミシュなのです。

開始当時は4500円で飲み放題3時間+食事+シナリオだったのでめちゃくちゃな低価格設定だったのですが、これはたとえマダミスがつまらなくても損したとは思われないな、というところでの値付け設定でした。

とにかく参加のハードルを下げて、まずは食事を楽しむことを前提に、ついでにマダミスを遊んでくれて好きになってもらえばラッキー、くらいの考えからスタートしてます。

ありがたいことにたくさんのリピーター様やファンの皆様に囲われ、いまでは毎日公演はもちろん、月間50公演にも迫る勢いです。

また前述のとおり、マダミシュは飲みながらであり感想戦を重きにしているといいました。その時間で他卓の参加者様だったり、その日初めて一緒に卓を囲んだ方と次の参加予定を立てたりと、参加者様同士が仲良くなってもらうのはめちゃくちゃ嬉しいことです。

対人ゲームである以上、同卓メンバーの存在はめちゃくちゃ重要です。ごんぬ自身、人狼ゲームや麻雀をやっていた経験上、仲間の存在のありがたさは身に染みています。どういうメンバーで卓を囲むかということが非常に大事な要素であり、プレイヤー同士の親睦を深めることがマダミス業界の発展に大きく寄与するだろうなということは想定の範囲内でした。

たぶん、実際マダミシュのヘビーリピーターの方はマダミシュをきっかけに仲良くなった人が増えていたり、オフラインの卓回数が増えていたりする方は多いんじゃないでしょうか?そうあってくれれば非常に嬉しく思います。

業界他社を見ても、ここまで考えて運営をしている店舗はないんじゃないかなと思いますね。

まとめると
・マダミス参入への敷居を下げる(特にオンライン→オフ対面)
・プレイヤー同士のコミュニティの創設と親睦強化に寄与する

ということを同時にやってのけ、オフラインマーダーミステリーのプレイ人口を底上げしていくというのがマダミシュの狙いです。

経営面から見たマダミシュ

※ここから先は有料コンテンツです。
ウソです。
まだ書いてないだけです。

マダミシュの未来

続編、こうご期待!
♡いいね、がたくさん押してあったら書くかもです!

ここから先は

0字

¥ 50,000

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?