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気合と根性でどうにかなることって意外に少ない

私の好きな言葉、
それは気合と根性。

不動産投資を始めてから、
資金が少なかった自分がのし上がるには、
時間と決断の速さしかない、
と思っていたが、
あとは気合と根性で何とかしよう!
とも考えていた。

少しずつ資金的な余裕ができて、
時間に余裕が持てるようになるのと同時に、
いろいろ経験を積んでくると、
とにかく現地行ってみようという思考にも変化が。
図面の段階である程度の判断ができるようになり、
移動時間とか無駄が少しずつそぎ落とされてきた。

そして、
気合と根性でなんでもどうにかなる!
という思考回路も徐々に変化してきている。

気合と根性が通じるのは、
関係する人々を動かす時くらいだと気付く。
空室の営業も結局は、
客付け業者さんのモチベーションを上げるためとか、
管理会社の意識をこちらに向けるとか、
活動主体に自分の存在を認識してもらう、
その程度の作用しかない。

遠方の物件を持っている場合は、
まだ気合と根性が通じる場面がある。
それは現地に行くという決意をする場面。
腰が重くなりがちな加齢を重ねると、
車で半日かけて移動するのも、
実は骨が折れるわけで、
その決断に気合と根性が必要になる。

結局不動産投資は、
現場にいかに多く足を運んだか、
という部分で勝負が決まると思っているので、
遠隔大家である限りは、
まだまだ気合と根性が必要だ。

物件に魂を吹き込めるのは、
大家さんだけであるから、
そのための移動は欠かせない。

あとの要素は気合と根性だけでは、
どうにもならないし、
ましてや知識をつけて業者さんに提案するとかは、
もしかしたら業者さんに嫌われてしまうケースもあるから、
気を付けて行わなくちゃいけないし、
無駄な努力になってしまうかもしれない。

今は管理会社はじめかかわる業者さんに、
いつでも教えを請う姿勢を意識している。
そして教えてもらった情報は、
できるだけ実行に移して、
共同体意識を醸成するように気を付けている。

初期の頃は若さに任せて通じていた、
「気合と根性」も、
時間の経過とともに変化させる必要がある。
自分ができることとできないとの選別を常にしながら、
できることを先鋭化させていく必要もある。

どんなビジネスも普遍的な手法って少なくて、
常に進化をさせていかないと取り残される。
意識の持ち方一つも同様で、
経験や知識が増えれば変化していくものだ。

その変化を前向きにとらえて、
いつも最先端を走れるように、
自分を磨き続けないとダメだと、
自戒を込めて考える。

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