【ラジオが好きでんねや】(13)FMハイホー開局!
僕が住んでいるのは奈良県です。
ラジオ好きな僕にとって、奈良県は大変残念な土地でした。(苦笑)
なぜなら、奈良県はラジオ不毛の地だったからなのです。
NHK奈良放送局というのはありますが、NHKは各都道府県に必ずあります。
ところが奈良県は民放ラジオ局が1つも無いのです。
47都道府県、だいたいの所にはAM局かFM局、もしくはその両方があるものです。それが奈良県には無いのです。
幸い大阪のAM局は問題なく聞くことが出来ました。KBS京都もノイズ混じりではあるのの、何とか聞くことが出来ました。
問題はFMです。FMとなるとやはり、キレイな音をステレオで聴きたい、と思うものです。
NHK-FMは問題なくステレオで受信出来ました。面白い番組もいくつかあったのですが、やはり当時のトレンドは民放FM局でした。
当時「FM STATION」や「FMレコパル」といったFM雑誌が花盛りで、よく読んでいました。
で、見ると、民放FM局、今でいうJFN系列局の情報がいっぱい書いてあって「わー、こんな番組あるんやー。」と、そそれらる内容でした。
何とかFM大阪を受信したい!と思い、屋根に8素子八木アンテナを上げたりもしましたが、なんとかモノラルで聴けるようにしかなりませんでした。
そんなウジウジした感じの中、革命が起きます。
1992年、放送法が改正され、出力最大20W、市町村単位をサービスエリアとする小規模ラジオ局「コミュニティFM」の開局が可能となりました。
それを受けて1999年6月、ついに奈良県初の民放ラジオ局「FMハイホー」が開局とあいなったのでありました。
ついに奈良に民放ラジオが出来た。それだけでもう嬉しくてたまりませんでした。
最初は特にお気に入りの番組というのはありませんでしたが、散発的に聴いていました。
しかしある時、
パーソナリティさんのお名前を失念してしまいましたが、ある番組を聴いていると、「馬場俊英」さんの曲が流れてきたのです。
馬場俊英さんは、近藤ナツコさんが一緒にライブに出演された際にご紹介頂き、それ以来ファンになってライブに行ったり、CDを買ったりしていました。
馬場俊英さんは当時まだメジャーデビュー前で、今ほど有名ではありませんでした。
にもかかわらず、馬場さんの曲を選曲したそのパーソナリティさんに興味が湧き、メッセージを送ったりしてしばらく交流させて頂きました。
そう、この頃にはもうハガキではなくメールだったんですよね。
生放送だったので、よし!観に行こう!とオープンスタジオに行ってみたのですが・・・
その当時FMハイホーのスタジオはなんと、女子大のキャンパスの中にありました。
一応、入ることに問題はなかったのですが、まぁ恥ずかしかったですね。(笑)
FMハイホーに続き、奈良市に「ならどっとFM」が開局し、いよいよ奈良のラジオシーンも活気づいていくのでした。