趣味人間万歳!【プロレス編】(13)第二次UWF④
飛ぶ鳥を落とす勢いだったUWFの終焉は実にあっけないものでした。
現在はかなり真相に近い情報が多数公表されていますので詳しくは割愛しますが、
経営陣と選手(主に前田選手)との軋轢から、現在のUWFとしての活動を停止。
てっきり体制を立て直して再始動するかと思いきや、前田、高田派、藤原派の3派に分裂。
「UWF」の歴史は本当に終わってしまいました。
僕としてはまさに「ポカーン」でした。
なんでこんなことになってしまったんだろう?という疑問がずっとアタマの中をぐるぐる巡っていました。
何より、1人になってしまった前田日明はこれからどうするのか。
とにかく、各選手がこのまま消えてしまわないことだけを祈っていました。
結果、UWFの選手たちは次の各団体をそれぞれ立ち上げることになりました。
リングス
たった1人になった前田日明は、オランダのクリス・ドールマンの協力を得て「リングス」を立ち上げることになりました。遅れて、一度はUWFインターナショナルに参加した長井満也が合流しました。
UWFインターナショナル
前田、藤原派以外の全メンバーが「UWFインターナショナル」に参加することになりました。人数的にも名前からしても、ここがUWFの後継団体になるのかな、と思いましたが、UWFとは色んな面で差別化を図りました。このへんは後述したいと思います。
プロフェッショナルレスリング藤原組
藤原喜明と彼を慕って付いてきた船木・鈴木・冨家によって結成されました。
正直、3派の中で一番地味な存在に感じられましたが、マニアックな魅力はありました。
このような形に落ち着き、それぞれの道を歩み出すことになりました。