バターキャラメル
叔父が笑った。
選んだ商品はバターキャラメル。
脳梗塞で倒れ、全身不全になってでも食べていた祖父が好きなバターキャラメル。
キャラメルは甘すぎる。
バターキャラメルしか、私は食べれない。
血は直接つながっていないけど、どんな時でも私の「おじいちゃん」。
好みも一緒。
いつも私達兄弟の味方。
父にとっての「本当の父」。
本音言うと、祖父の頭に巻くタオルが嫌いだった。
年の重ねと共に、丸みを持ち、笑顔に潜む「甘さ」を知り、感謝を思う。
「茶化し」が得意な私の一言。
「バターもバターキャラメルの味なら良いのにね」
それじゃ、贅沢できないって家族は笑うね。
その中の一人。
いつも愛してくれて、ありがとう。
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