【目次de紹介】「日本株を動かす外国人投資家の儲け方と発想法」菊地正俊(日本実業出版社)
これは書籍「日本株を動かす外国人投資家の儲け方と発想法」菊地正俊(日本実業出版社)に関する情報です。
<3行紹介>
・2017年12月10日初版発行
・日本株市場の動向を語るうえで欠かせない外国人投資家の実像を分かりやすく書いてあります
・筆者は大和証券で14年、メリルリンチ証券で11年、みずほ証券で5年、日本株への投資を外国人投資家へ促すため説明する仕事に従事してきたようで、外国人投資家の動向を語るうえで申し分ない経歴をお持ちです
<目次&小見出し>
はじめに
日本株をめぐる外国人投資家の現状
外国人投資家は日本株を買いたがっている!?
今後の外国人投資家の動向は?
第1章 外国人投資家とはどういう人たちで日本株をどう売買しているのか?
そもそも「外国人投資家」とは誰のことを指しているのか?
資本が外国であれば「外国人投資家」といわれる
意味がなくなってきた地域別の分類
外国人投資家にはどういう種類があるのか?
どういう日本株をどのくらい買っているのか?
日本株保有比率は30%
外国人投資家の保有比率が高い業種・低い業種
外国人投資家が好きな業種・嫌いな業種
外国人投資家はサービス業を好む
外国人投資家は時価総額の大きな企業を好む
GPIFの動向は大きな影響を与える
COLUMN●外国人投資家が買いたくない会社とは?
外国人投資家の株の買い方はどういうパターンになっているのか?
日本株の売買シェアは約7割
外国人投資家の日本株売買の歴史
強い季節的なアノマリーがある
ベンチマークはMSCIが多い
著名な外国人投資家の発言から動向を読む
参考になるネットの公開情報はコレだ
大量保有報告書で「投資の本気度」がわかる
日本株投資は「巨大な運用ビジネス」の一部
世界上位500の運用会社の運用資産額合計は約8400兆円
世界の運用会社を悩ますパッシブファンドの台頭
米国の401k、英国のISAなどが外国人投資家の資金源
巨大な政府系ファンド(SWF)も台頭
スケールメリットがますます大切になる運用会社
COLUMN●欧米に出かけるときには忘れずにハルシオン
貪欲に利益を狙うヘッジファンドとHFT
1万以上あるヘッジファンドの運用資産合計は約250兆円
ヘッジファンドは英米に集中
HFTの実態とは?
HFTの功罪
ヘッジファンとは厳しい世界
COLUMN●成功するファンドマネージャーとは?
第2章 いま外国人投資家は日本経済と株式市場をどう見ているのか?
外国人投資家は日本経済のココに注目している
外国人投資家が注目するマクロ経済指標はこれだ
異次元の金融緩和に期待したものの・・・
金融緩和策への評価は低下してきている
外国人投資家から批判される日銀のETF購入
日銀のETF購入の出口戦略に注目
日銀の将来的なETF売却には数十年かかる可能性
COLUMN●政治家に代わって、外国人投資家の日本に対する意見や不満を聞く
外国人投資家は日本の政治のココに注目している
強い政府による構造改革には常に期待
少し気にしている地政学的リスク
日本と中国の政治・経済関係は良好であることを重視
COLUMN●日米で大きく異なる政治家と運用会社の距離
第3章 いま外国人投資家が注目している日本株の投資テーマはコレだ!
「人材関連」で注目されているポイント
日本の労働市場改革には高い関心を持っている
「静かな移民」をビジネスにする企業
人手不足関連企業はどこか?
労働者に優しすぎる「働き方改革」への評価は高くない
COLUMN●北朝鮮情勢の緊張によって注目された防衛関連株
「インバウンド」で注目されているポイント
人口が減るなかで中長期で重要な投資テーマになっている
インバウンド関連企業は選別投資
規制改革の象徴とみなされたカジノ解禁
アジアの投資家の関心が高いカジノ
「金融関連」で注目されているポイント
日本経済(内需)の象徴とみなされる銀行・不動産株
日本で遅れているキャッシュレス化関連に注目
フィンテックの興隆で銀行株売りに!?
「AI、ビッグデータ、IoT関連」で注目されているポイント
日本株からAI関連株を選ぶのはむずかしい
日本勢が強いロボティクス
COLUMN●AI運用の時代
「自動車関連」で注目されているポイント
EV戦略に出遅れた日本
自動ブレーキなどで電子部品に注目
EVは広い意味で環境関連の投資テーマ
第4章 外国人投資家がもっと買いたくなる日本企業の姿とは?
外国人投資家は「会社は株主のもの」と考えている
株主のために働くエージェントが経営者
二桁のROEは投資の大前提
2016年度の「自社株買いの減少」は失望された
日本企業の配当性向は低すぎる!
「キャピタル・アロケーション」が重要
バランスシートへの関心が低い日本企業に不満
外国人投資家はオーナー社長を好む
社長の実力とパーソナリティを重視
やるべきことをやれば役員報酬の引き上げは歓迎
役員報酬制度を改革した企業は評価される
不透明な「相談役・顧問」には反対
相談役・顧問の実態を開示せよ!
「優秀な社外取締役」がいる企業を評価
日本人が想像する以上にコーポレートガバナンスを求めている
株式持合の解消が遅いことに大きな不満
アベノミクスで大きく改善したコーポレートガバナンス意識
日本の機関投資家はもっと議決権行使をすべき
外国人投資家は和製アクティビストに期待
コーポレートガバナンス・コードへの誠実な対応で株が買われる
持合株式の記述や取締役の実効性評価に不満
大胆なM&Aなど事業再構築への評価は高い
日本企業のM&Aは海外企業ばかりであることに違和感
買収防止策の廃止を歓迎
「スピンオフ制度」に大きな期待
上場する意義のない企業は退出すべき
第5章 外国人投資家の投資行動を活用して儲けるための7つの方法
1 外国人投資家の「日本株売買の季節性」を活かして売買する
2 外国人投資家が提出する「大量保有報告書」を見て買う
3 外国人投資家が好きな「オーナー系企業」へ長期投資する
4 外国人投資家が「日本経済全体を悲観」したときに逆張りで買う
5 外国人投資家が好きな「構造的な投資テーマ」に乗った銘柄を買う
6 外国人投資家より前に「時価総額が大きくなりそうな企業」を買う
7 外国人投資家がまだ知らない「身近な投資アイデア」で売買する
第6章 主要な外国人投資家(運用会社)の考え方や投資手法はこうなっている
日本株に直接的に投資する外国運用会社は減少傾向
米国の金融都市に本拠を置く大手運用会社
世界最大の運用会社のブラックロック
ETFが急成長したバンガード
国際長期投資を追求するキャピタル・グループ
フィデリティは外国運用会社のなかで日本での公募投信残高が最も高い
産業分析に強みを持つウエリントン・マネージメント
世界最大の銀行の運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント
クオンツ運用に強みを持つゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント
世界最大級の金融グループの運用部門であるBNYメロン・アセット・マネジメント
日本株のバリュー運用を得意とするアライアンス・バーンスタイン
グローバル・ロボティクス株式ファンドを運用するラザード
日本の大企業のコーポレートガバナンスに影響を与えたサード・ポイント
米国の地方都市に本拠を置く運用会社
コーポレートガバナンス改革に注目するインベスコ
カンザス州のワデル&リード
アイオワ州のプリンシパル・インベスターズ
GPIFで最高の運用パフォーマンスをあげたタイヨウ・パシフィック・パートナーズ
サンフランシスコで長期バリュー投資を行なうドッジ&コックス
アジア株に特化したマシューズ・アジア
米国の公的年金のかるぱーすとTIAA
ETFに特化したウィズダムツリー
日本株を買わなかったバークシャー・ハサウェイ
欧州に本拠を置く大手運用会社
英国で最も尊敬されるベイリー・ギフォード
日本との歴史的なつながりが深いシュローダー・グループ
英国ヨークから長期バリュー投資を行なうマン・グループのGLG
2つのアクティブ運用会社が統合したジャナス・ヘンダーソン
英国最大の運用会社、スタンダード・ライフ・アバディーン
上場バリューファンドのポーラー・キャピタル
インカムに注目するジュピター
資本サイクル・アプローチに注目するマラソン・アセット・マネジメント
割安株に大量保有報告書を出すシルチェスター・インターナショナル
欧州最大の運用会社であるフランスのアムンディ
日本株投資家が少なくなってきたドイツ
ドイツ最大の保険会社のアリアンツ
スイス最大の運用会社のUBSアセット・マネジメント
ディスクロージャーが良いノルウェー政府年金基金
アジア中東の主要運用会社
シンガポールの政府系ファンドGIC
旧村上ファンドから分かれたフィッシモキャピタル
モノを聞く株主のいちごアセットマネジメント
日本企業に積極的提案を行なう香港のオアシス・マネジメント
世界最大の外貨準備を運用する中国のCIC
中東の政府系ファンドのADIA、KIA、QIA