ネットスケープじじいのパソコン日記(21円で買ったマザーボード編)
一週間、ヤフオクで落札価格21円で買った「QNAP TS459Pro 2」のマザーボードで遊んでいました。「QNAP」は台湾のNAS(Network Attached Storage)を作っている会社です。
バラバラで来たので組み立てが第一段階でした。
PCI-E SATA変換ボードに+5Vと+12Vを供給するため4ピンの+12Vの一つを電源基板で+5Vの端子に変更しました。このボードは6ピンのコネクタですが4ピンでも対応できました。
メモリの仕様は「DDR-8500」でしたが「DDR-1333」でも起動できました。ただし2GB「1Rx8」で2GB「2Rx8」では起動しませんでした。
2GBX2枚で4GBですが、仕様どおりBIOS上3GBしか認識しません。
裏のメモリスロットは当初メモリエラーのLED表示でした。虫眼鏡で見るとスロットの接点にゴミが付着していて取り除くとエラーがなくなりました。
メーカーのファームウェアリカバリー手順を見ていてコピー先が見当たりません。ネットのマザーボードの写真を見るとCPUの横に何かついててました。ここの端子は8ピンのUSBと書かれていました。調べるとDOM(Disk On Module) Driveと呼ばれるものがつくようでした。
結構、高額で代替え方法を探すとUSBメモリを使った方法が見つかったので早速プリント基板にUSBタイプAコネクタと8ピンコネクタを配線して取り付けました。
USB2.0に起動用のUSBメモリをさしてF11を連打して起動用USBメモリを選択します。DSLと言う「KNOPPIX」ベースのLinuxが起動します。
リカバリー手順どおりLinuxのコマンドでDOMのUSBメモリにリカバリー用のファームウェアを転送します。
再起動するも起動しません。BIOS上はUSBメモリは認識しています。
カードリーダを使ってSDカード、これも起動しませんでした。20年前に買ったコンパクトフラッシュで再起動、リカバリ用ファームウェアが立ち上がりました。ここまで三日かかりました。
次は、WindowsにQNAP proをインストール、ここがピンとこず一日費やしました。QNAP proを立ち上げるとDHCPからもらったIPアドレスでボードの状態が表示されました。次に更新をかけてリカバリファームウェアからNAS運用ファームウェアにアップデート30分ぐらいかかりました。
HDD「1」に装着していましたがステータスの「はてなマーク」をクリックするとハードディスクがないと表示されが認識されませんでした。HDD「2」は認識されず「3」と「4」で認識されました。取り付けは必ず一旦、HDDを取り外して、画面上のハードディスクなしから認識させる必要がありました。とりあえずHDD「3」とHDD「1」に装着しました。HDD「3」を画面に従って初期化を実行するとシステムディスクが作らNASのアプリケーションがインストールされました。HDD「1」は増設HDDとして認識されていました。