謝るまえに、反省せい(これ、いま流行りの、マルトリートメントじゃないっすか⁉⑲)
謝るまえに、反省せい の巻
どうも、こんにちは。ゴンベーでございます。
えー。もしも、もしもですよ。
自分が誰かに、一生癒えないほどの傷を、負わされてしまったら。
相応の時間が経った今も、その傷の痛みに苦しんで、
フラッシュバックを起こしたり、対人恐怖のような
症状があり、良好な社会生活を送れていなかったら。
どうされますか?
とりあえず、加害者を締め上げる。
賠償金をガッツリ支払わせる。
警察にご厄介になってこさせる。
塀の向こうでお勤めを果たさせる。
そんな、ハイレベルな責任の取らせ方も、
まあ、あるとは思うのですが。
バッチリ証拠がそろってるとか、
リアルに犯罪として立件されたとか、
そういうケースを除いては、
なかなかそこまでは、行かないでしょうねぇ。
まして、ですよ。
その傷が、目には見えないものだったら。
しかも当時、被害者が子どもだったら。
いくらでもシラをきれそうですね。
知らない、やってない、お前の思い込みだ。
そう言われたら、被害者は何もできませんよね。
何の罪もないのに、心身への暴力にさらされて、
被害回復もないまま、結果(傷)から生じる後遺症は、
ぜんぶ被害者だけが負わなければならない。
これが、虐待やマルトリートメントです。
この場合、被害者が、加害者に求めることって、何でしょう。
謝罪、でしょうか。
正直、ゴンベー個人としては、
「謝られたって、しょーもない」
と思ってます。
謝るという行為は、しょせん、加害者の自己満足だと。
だってね、謝られたら、過去が消えますか?
傷の痛みにのたうち回った時間は、戻ってきますか?
人間に怯え、他者に恐怖し、友人関係も恋愛関係も
十分に作れなかった、その時間をすべて、やり直せますか?
夢を見ては泣きながら起き、突然に過去に浴びせられた暴言が
頭のなかによみがえり、この世から消えたい思いに苛まれる。
そんな日々を取り消して、この先も送らないですみますか?
無理なんじゃないかなー。
過去はともかく、未来に関しては、ゴンベーだって、
良い方向に変えようと、がんばってはいますけど。
がんばっても、なかなか変わらなかったりしてね。
時折、そんな頑張りをしなきゃならんことが、
どうにもならないほど、空しくなるんですわ。
まともな家庭に育ってたら、不要な頑張りですから。
ゴンベーが加害者に求めるものは、一つだけ。
「謝罪とかいらんから、まともな子ども時代を返してくれ」
これですわナ。
時間を巻きもどして、そいで次は、
ゴンベーを生むとか拾うとか、絶対にしないでくれ。
時間を戻して、金輪際、ゴンベーに関わらないでくれ。
人生の前半で、一生モノの傷をたっぷりつけられて、
人生の後半で、その傷をどうにかしようともがき続ける。
そんな日々から、解放してくれ。
これだけが、願いです。
ですが、加害者の側はというと。
多いっすよねー。
「謝ります」っての。
他には何にもしないけど、
被害者の一生を台なしにした代わりとして、
たった一言「ごめんなさい」だけ言ってやれば、
それで手打ちになるだろう。
そんな風にでも、思ってんのかなー。
こんなんでも、「被害者の一生を台なしにした」という
意識があるのであれば、まだマシな方かもしれませんが。
ちーっとも、悪いなんて思ってないヤツも、います。
ちーっとも、悪いなんて思ってないのに、何で謝るのか?
それはですね。
「自分の思いどおりに事を進めるため」です。
Z家が、まさにこれですわ。
あ、ちなみに、何かと「Z」が取り沙汰されるご時世ですが、
「Z家」という名称は、某国とは何の関係もありませんので。
こちらの方が、先ですし。あっちが有名になるより、先ですし。
ええと、話を戻します。
要は、「謝るフリ」をして、
相手に自分の思惑を飲ませようという魂胆です。
「自分はぜんぜん悪くもなんともないけど、
相手は自分に、過去に心身を傷つけられたと
『思いこんでいる』らしい。
だから、とりあえず一回だけ『謝った』という
事実を作っておけば、自分が優位に立てるだろう。
相手が、過去の『思いこみ』を持ちだしてきても、
『それはもう謝ったじゃないか』と言ってやればいい。
そうすれば、『謝った』ことを盾にとり、被害者に対し
マウントを取ることができる。」
こういう思惑が、透けて見えるわけです。
「ええ~、さすがにそれは、ゴンベーの被害妄想じゃないの?」
「そんなヤツ、いないでしょ」 そう思いますか?
では、以下を読んで、考えてみてください。
「父親」の言動に、本心から謝罪しようという
誠意を感じるかどうか。
ゴンベーは、それまでに何度か、Z家の連中に、
「ゴンベーが過去に家庭で受けてきた扱いは、
いじめ・虐待・マルトリートメントにあたる」
と訴えたことがありました。
しかしながら、連中は、ゴンベーへの暴力や暴言のすべてを、
きれいさっぱり、なかったことにしておりまして。
「そんなこと、いつ言ったんだ。言ってみろ!」と
怒鳴り散らされるばかりでした。
ていうか、今まさに怒鳴ってんじゃねぇかって話ですが。
ゴンベーとしても、もはや連中と関わり合いになろうという
気力もなく、一切交流のない状態が、何年続いていたか。
そんなある日のこと。「父親」が、こう言ってきました。
「○○について、話し合いをする。
〇月〇日〇時から家族会議をするから、出席しろ」
もちろん、ゴンベーは無視しました。
というのも、この「話し合い」という単語は、
Z家では「連中の決めた結論の押し付け」を
意味するからです。
いわゆる、出来レースってやつかな?
この時も、「話し合いの結果」は決まっており、
単に、「『会議』を行い、一家の総意の下に、こうなった」
という「体裁」を作りたいだけのことでした。
バカバカしい。勝手にやっとれ。
ところが、「『家族会議』でこうなった」という
「形」を作れなかった「父親」は、こう言ってきたのです。。
「謝りたいことがある。お兄ちゃんも、謝りたいと言ってる。
だから、出てこい」と。
( ゚Д゚)…………………。
え~~~~~~~っと。
意味がわかりません。
何言ってんでしょうか、こいつは。
謝るつもり、なんですよね?
てことは、自分は、悪いことをした、加害者なわけですよね?
被害者にたいして、加害者が、自分の所業を反省し、
謝罪をしようということですよね?
なんで、謝る相手に、条件つけてんでしょうか。
「謝るから出てこい」って、なに……?(゜o ゜)
それ以前に、ゴンベーに浴びせた暴力や暴言のすべてを、
一切なかったことにしてる連中が、一体なにを謝るつもりなのか、
さっぱり分かりませんが、この際それは置いとくとしても……。
なんで、謝る相手に、条件つけてんでしょうか? ねえ?
これを聞いて被害者は、
「わあ、お詫びしてくれるんだ(^-^)
あの人、私に危害を加えたことを、
しっかり反省してくれたんだぁ♪」
って、思いますかね?
「そういうことなら、もちろん、喜んで、
謝ってもらいに、おうかがいするよ」って、
いそいそと出かけて行きますかね?
んなわきゃぁ、ねーでしょーよ( -_―)
この「父親」の態度、どっからどう見ても、
「自分はまったく悪くないと思ってるやつの態度」
じゃないっすか?
本気で悪いと思ってて、相手に謝罪をしようというのならね。
相手を自分の目の前まで呼びつけるはず、ないんですよ。
逆に、自分が相手の目の前まで出かけていって、頭下げるのが
スジってもんじゃないっすか。
例え、相手が会ってくれなかろうと。
玄関先から、あげてくれなかろうと。
門すら開けてくれなかろうと。
相手にどんな対応を受けようと、一生許してもらえなかろうと、
誠意をもって頭下げ続けるのが、スジじゃないんすか。
だって、被害者は、そいつにつけられた傷を、
一生、背負っていくんですから。
加害者側に、何の覚悟もなくて、謝罪になりますか。
虐待・マルトリートメントってのは、それほどのことなんです。
謝罪を受け入れないってのはね、それだけ相手が、
深い傷を負ったってことですよ。
今も、その傷の痛みにのたうち回ってるってことですよ。
それをねぇ。
命令に従わせるために、口先ばかり「謝る」というだけで、
悪いなんて一ミリも思ってないのがバレバレ、というんじゃぁ、
こりゃあいただけやせんや。
謝る、謝るという前にね。
まず、自分たちのしたことに、きっちり向き合えって話です。
そんで、罪悪感とか激しい後悔とかにきっちり苛まれてから初めて、
「取り返しのつかないことをしたけど、せめて謝りたい」とか
口にしてくださいって話です。
謝るまえに、反省せい。反省がないなら、謝罪なんて無意味じゃ。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。