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【損益通算ノススメ】 〜 副業で赤字!?だったら確定申告!〜
こんにちは!
もうすぐ
待ちに待ったバレンタインですね〜♪
アラフィフにとっては
そんなドキドキワクワクなんて
遥か遠〜いむかしの話!笑
それ以上に
その背後から静かに忍び寄る影!?
それが…
確定申告!!!
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スマホでググれば…
副業の確定申告などについて、各専門家の方々が詳しく説明されてるサイトや動画はいっぱい出てきます。
今回のこのブログでは
確定申告なんて
自分には関係ないっしょ!
そんな風に思っていた
副業をされてるみなさんにとって
やっておいた方が得なの!?
そんな気付きのキッカケになればと思い、今回は確定申告の必要性について、簡単に触れていきたいと思いますね。
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【一般的な認識として】
まず最初に
国税庁のHPにはこのように記載されています!
副収入などがある方の確定申告
次のような副収入などがある方の確定申告に関する情報を提供しています。
①衣服・雑貨・家電などの資産の売却による所得
②自家用車などの貸付けによる所得
③ホームページの作成やベビーシッターなどの役務の提供による所得
④暗号通貨の売却等による所得
⑤競馬などの公営競技の払戻金による所得
上記の所得を含め年末調整を受けた給与所得以外の所得が20万円以下の方は、確定申告は不要です。
おそらく副業をされているほとんどの方はご存知だと思いますが、一旦整理をすると…
🔘所得が20万円以下の場合は「 不要 」
🔘所得が20万円を超える場合は「 必要 」
ここで重要なのは…
「所得」がいくらなのか!
ということになってきます。
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【所得って?】
「所得」とは…
《収入から経費を差し引いた金額》
国税庁HPなどには
このように記載されています。
この"所得"が20万円を
超えたかどうかが重要になるのですが
よく誤解されているケースとして
稼いだ金額(収入)が20万円
だと思われてる方も多く
実際には…
稼いだ金額(収入)から
副業のために掛かった費用(経費)を
差し引いた金額が20万円
この"収入"ではなく"所得"という所が
確定申告をするにあたっての
重要なラインになるということなんです!
という事は、仮に…
100万円稼いだとしても
80万円の経費を使っていた場合は
確定申告をしなくてもいい!
そう言うことになる訳ですね!
ちょっと確定申告したくなってきたでしょ!?笑
所得ではなく、収入が20万円以下の方はそもそも確定申告をする義務はありません
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【経費を計上するには?】
確定申告をする際に重要なラインが
所得20万円と言われると…
ガッツリ稼いでも
経費を作れば楽勝じゃ〜ん♪
そんな風に思いがちですが
一概に経費と言っても何でもありではないので
ここでも一旦確認しておきましょう。
「経費」とは…
《事業を行う上で必要なコスト》
となっており
もう少し細かく言えば…
事業収入に対応する売上原価や
収入を得るために直接支払ったコスト
業務を遂行するために必要なコスト
このように言われています。
いくつか例を出すと…
🔘仕入れに掛かった原価費用
🔘作業などを行う場所の家賃や水光熱費
🔘スマホやタブレットなどの通信費
🔘移動に掛かった交通費やガソリン代
🔘宿泊に掛かったホテル代
🔘商談などに掛かった飲食代
などなど
項目によっては
全額が経費として認められる訳ではなく
按分により算出するものもありますが
それでも十分
経費として計上できるものがある!
と言うことは分かりますよね?
つまり!
副業を事業として認めてもらえれば
確定申告をする価値や意味が出てくるのです。
ただし!
経費を計上して申告することは事業としてではなくてもできますが、事業所得としてではなく雑所得としての申告になるため、その場合は本業などで年末調整により納税されている場合の損益通算ができなくなってしまいます。(後述します)
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【事業にするには?】
副業を事業として扱う場合
まずは個人事業主として
税務署に開業届を提出する必要があります!
税務署!?
なんか面倒くさそう。。
そんなふうに思われる方もいると思いますが、
実際そんなに難しいことではありません!
だって…
紙切れを1枚提出するだけ!
なのですから!笑
この開業届は、
税務署でもらうこともできますが、
国税庁のHPから入手することも可能です。
開業届の用紙が確保できれば、
あとは必要事項を記入して提出するだけでOK!!
早速今日からでも
個人事業主の仲間入りができる訳ですね♪
開業届の書き方などについては
こちらのサイトを参考にどうぞ!
↓ ↓ ↓
かなり確定申告したくなってきたでしょ!?笑
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【青にする?白にする?】
いかがでしょうか?
確定申告の大枠については
なんとなくご理解いただけたかと思います。
では次に
副業を個人事業主として行うメリットと
デメリットについて整理してみましょう♪
《メリット》
・必要経費を計上できる
・青色申告特別控除が使える
・副業の損失や赤字の繰り越しができる
・副業の所得を本業の所得と損益通算できる
・家族への給料を経費にできる
《デメリット》
・青色申告には手間や時間がかかる
・失業保険がもらえない
・自由時間が減る可能性がある
このようなメリットとデメリットがある訳ですが、実際確定申告をする方法としては白色申告と青色申告の2パターンがあります。
個人的な意見としては…
青色申告は煩わしい!
でもそれ以上に
メリットの方が大きい!
と思っています。
本来、開業届を出していなければ白色申告しかできないので、青色申告ができるという事はまず個人事業主に与えられたひとつのメリットだと思います。
そして、その青色申告の場合の特別控除額が最高65万円と言うのもとても魅力的です!
特別控除には10万円、55万円、65万円があり、どれを選ぶかにより申告の条件が異なります!
青色申告をするには…
事前に青色申告承認申請書を提出する必要があり、また確定申告をする際には提出する書類が増えるので、白色申告に比べて確かに煩わしさを感じたりもします。
そういった煩わしさはあっても、個人事業主として節税できるメリットの大きさを考えれば、白色ではなく青色申告にしておく価値は十分にあると思います!
ただし!
青色申告の申請はあとからでもできますから、まだ確定申告に抵抗感を感じるのであれば、まずは白色から始めてみるのも良いかもしれません。
青にするか!白にするか!
その辺についてのご判断は
ご自身で決めていたければと思います。
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【損益通算って?】
ここからはサラリーマンの方必見です!!
ようやく今回のブログのキモに到達!
(えらい長かったわぁ…笑)
前の項で少し出てきましたが、
損益通算についても確認しておきましょう♪
「損益通算」とは…
赤字の所得を
他の所得の黒字と相殺する計算方法
なんかイイことありそうでしょ!?笑
つまり!
副業が赤字であっても
本業で納めている税金があった場合
還付金として戻ることがある!
これが今回のブログのキモであり
今回1番伝えたかったことなのです。
美味しそうな匂いがしてきたでしょ!?笑
改めて整理します!
そもそも"収入"が20万円以下なら
確定申告は不要!
仮に収入が20万円を超えたとしても
"所得"が20万円以下であれば
この場合も、確定申告は不要!
ここでもう一度
前述した文言を思い出してみましょう。
経費を計上して申告することは事業としてではなくてもできますが、事業所得としてではなく雑所得としての申告になるため、その場合は本業などで年末調整により納税されている場合の損益通算ができなくなってしまいます。
さぁここで
最後の難関がやってきましたね!
雑所得の前では
損益通算は通用しない!
ということなのです。
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【事業所得と雑所得】
では
損益通算ができない「雑所得」と
「事業所得」の違いって…ナニ?
と言うところを確認しましょう!
まず事業とは…
独立・継続・反復して行われる仕事のこと。
その仕事を独立・継続・反復していると個人事業であり、事業所得があると認められます。
国税庁による事業所得の定義はコチラ
↓ ↓ ↓
事業所得とは、農業、漁業、製造業、卸売業、小売業、サービス業その他の事業を営んでいる人のその事業から生ずる所得をいいます。
逆に言えば…
独立・継続・反復して行われない仕事
これでは事業にならないため
雑所得の対象になるということなのです!
《雑所得になる例》
🔘原稿料
🔘モデル料
🔘オークションでの利益
🔘フリーマーケットの利益
🔘アフィリエイト収入 など
つまり!
やったりやらなかったり
単発で得られるような収入などは
事業とは認められず雑所得になるので
事業所得として申告するのであれば
事前に開業届を税務署に提出して
事業として認めてもらう必要があるのです!
こういった段階を踏むことでようやく
損益通算の恩恵⁉︎を受けることができるのです。
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【損益通算ノススメ】
これまで述べてきたように…
所得が20万円を超えた場合は確定申告が必要になる訳ですが、特に副業を始めたばかりの人になると、支出や経費の方が嵩んでしまい、最初はなかなか黒字にならないケースが多いと思います。
ノウハウがあると豪語して最初に大金をむしり取るビジネスのほとんどは、フタを開けてみたら実は、昭和のノウハウだったりするので、そんなのじゃあいつまで経っても黒字になんかはなりませんけどね!?笑
そんな時期にこそ
赤字だから確定申告をしない!
ではなく
赤字だからこそ
損益通算を使って確定申告する!
その価値が出てくる訳です!
副業というぐらいなので、
当然本業をされてる人も多いと思います。
副業を始めてから
なかなか収入に繋がらない!
開業届を出してあるから
個人事業として経費が計上できる!
だったら
赤字で申告すればいいんです!!
本業でしっかり
税金を納めてますよね?
それなら赤字でも
堂々と確定申告しましょうよ!
そうしたら…
損益通算、発動〜!!
本業の黒字分と
副業の赤字分を相殺して
場合によっては
本業で納めていた税金から
還付金が戻ってくる可能性だって
十分あるんですから〜♪
赤字の時だからこそ
確定申告をする価値はあるということです!
損益通算ノススメ…いかがでしょうか?
必ずしも還付金を保証するという話ではございませんのであしからず
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注 :
記載内容に間違いがあるかもしれませんので、確定申告をされる際には各専門家のサイトなどでご確認ください