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アベンチュリンについて(アベンチュリンガラスもあるよ)
アベンチュリンについて
宝石紹介シリーズ第2弾は、木漏れ日のように輝くインクルージョンでおなじみの ”アベンチュリン”という宝石です。
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石の中に細かな光の粒が散らばっていてキラキラとした独特な煌めきがあります。これはカットした宝石のピカピカした輝きとはまた違った雰囲気ですね。
一口に「アベンチュリン」と言ったとき、一般的には「アベンチュリンクォーツ」のことを指すことが多いです。微細な水晶の集合体のカルセドニーの仲間ですが、インドで採れて翡翠に似ているので「インド翡翠」などとも呼ばれています。
グリーンのボディの中に金色の粒子が輝いて見えます。このグリーンは、おなじみのクロムからきています。中のキラキラは雲母の細かな結晶です。主な産地はインド、ウラル、ブラジル。
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また、こちらは「アベンチュリンフェルドスパー」。長石の仲間で、「サンストーン」という別名があります。こちらの呼び名の方が一般的ですね。
黄味がかったボディに赤っぽい輝きがあります。この赤っぽい輝きは赤鉄鉱の仲間の結晶のものです。カルセドニーにはない透明感が美しいので、カボションだけでなく、ファセットカットにも向いてると思います。アメリカ、ノルウェー、ソ連が主産地です。
太陽のような温かい色の光を放つためそう呼ばれています。
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