ワンカップ大関が繋いだ父との笑い話。
父はお酒を飲む。
それは今でも変わらず現役だ。
原液を欲しいままに飲むことはできなくなっても相変わらずの父である。
そんな父のことを思い当時の話を聞く機会があった。父は、ワンカップ大関を半分まで飲むとお湯を注ぐ。それは子供の頃に見た光景だった。目にもしっかり焼きついている!…はずだった。
真相はこうだ。
父は、ワンカップ大関を飲み干すと
必ずワンカップビンに焼酎を注ぎお湯を足していたのだ。確かに独特な香りがしていたような気がした。
記憶というものは曖昧で、父にそのことを話すとゲラゲラと笑い、こう言った。
『ワンカップは焼酎みたいに割らずに飲んだ方が美味い。間違った飲み方じゃないかもしれないが、父を知れてよかったな!』
今日ほど酒を飲んでほくそ笑んだ日はなかっただろう。そんな夜でした。
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