ポケモン女子でぐふぐふふ
今回こそポケモンに登場する女性キャラクターについて書く。新作SV発売まで1か月を切り、剣盾も末期を迎えているのでそれほど問題はないと思うけど、この記事は多分にネタバレ要素を含むので、これから過去作をプレイする予定がある方は閲覧注意である。
ホウエンの舞姫 ハルカ
RSE=第3世代からポケモンを始めた身として、ハルカについて触れないわけにはいかない。ゲームでもアニメでも圧倒的人気を誇るキャラクターであり、僕の師匠の初恋の相手でもある。
ハルカはルビー・サファイアで初登場し、主人公またはライバルとしてストーリーに関わってくる。ただストーリー上ではライバル戦以外での登場がなく、最後のバトル以降は殿堂入りまで全く顔を出さない。マイナーチェンジ版のエメラルドでは装い新たにノースリーブで登場し、ファンアートではエメラルド版のコスチュームも人気が高い。
RSのリメイクであるORAS以前は、ゲーム本編よりもアニメでの活躍が記憶に残っている方も多いと思う。サトシと共にホウエン地方を旅するのだが、アニポケの放送開始以来、圧倒的人気を誇り続けた初代のヒロイン=カスミの後を継ぐ形での登場となり、その重圧は相当なものだったと予想される。ヒロインの交代はハルカが初だったので、うまくいかなければ「カスミで良かった」と言われかねなかったから、制作陣もかなりのプレッシャーを感じていたのだと思う。
結果的にはハルカへのバトンタッチは大成功を収めた。アニメ独自のキャラクターとして弟のマサトがおり、ハルカは面倒見が良く優しいお姉さんとして、明るくお転婆なカスミとは違ったヒロイン像を確立させた。制作陣もハルカのことが大好きだったのだろう、ハルカの見た目に関しては様々な感想があるので、興味があれば自分で調べてください。
時を経てルビー・サファイアのリメイクとなるオメガルビー・アルファサファイアが発売され、主人公にはハルカとユウキが続投することになった。2人とも新しい衣装を与えられ、さらにコンテスト用の特別な衣装までデザインされる優遇っぷりである。
RSEとは異なり、ストーリー上でもライバル(幼馴染)として様々な場面で積極的に関与するようになった。セリフも大幅に増えたため、主人公として着せ替えをしながら旅をするか、ライバルにして甘いシチュエーションを楽しむか、2択を迫られたプレイヤーも多かっただろう。
アニポケではたしかダイヤモンド&パール以来登場していない。多くのヒロインが再登場する中で、声優を担当していたKAORI.さんが病で声優生命を絶たれてしまったことで、ハルカの姿だけはもうアニメで見ることができない。そういう事情があるので、ついこの前コンテスト編でちらっとハルカを仄めかす描写があった時は、ファンを大いにざわつかせた。
僕はこの夏にポケモン映画祭で「七夜の願い星」を観に行き、ハルカの声を聴いて懐かしさがこみあげてきた。KAORI.さんが歌う「冒険のはじまりだ!」が流れてきて、19年前に映画を観てこの曲を聴いた時と同じように、自分の中の少年としての部分は生き残っていたのだ、と感じた。
もう僕が知っているハルカは過去の映像でしか出会えないのだろう。ハルカの生きた姿には、失われてしまった少年時代の思い出の中でしか出会えない。それでも、いつかまたKAORI.さんの声が聞ける日が来てほしい、と願わずにはいられない。笑いたい~遊びたい~アチャモチャモ・チャモチャモ~♬
元祖お嬢様 エリカ
エリカ様は初代赤・緑でタマムシシティで草タイプのジムリーダーとして登場して以来、現在でも公式グッズが展開される大人気キャラクターである。和服姿の清楚な見た目が魅力的で、本編でも”自然を愛するお嬢様”と称され、ポケモン界に26年間君臨し続けている。
ゲームでは初代初出キャラの宿命として人物像が深堀されていないものの、HGSSにてジョウト地方のジムリーダーであるミカンとのやりとりを見ることができる。同じくジョウトのジムリーダーで”ダイナマイト・プリティ・ギャル”の二つ名を持つアカネから「服装が地味」と指摘されたミカンは、エリカにそのことについて相談する。しかしエリカお嬢様は、ドラゴン使いのジムリーダーであるイブキのコスチュームを貶すようにミカンを誘導尋問し、「ひどいですよエリカさん」と言わせる。
そんな小悪魔的一面も見せるエリカは、もちろんアニメでも登場する。初代はまさかの青髪で登場したが、後年の作品では本編に準拠した容姿に変更されている。この前はゲームの裏設定である生け花教室の講師として登場したのだが、これがヤバい。何がヤバいかと言うと、こ、声があああぁぁ。声がめちゃくちゃ好みだった。初代からエリカの声優を担当する氷上恭子さんの低くて穏やかな声が、お淑やかで洗練されたお嬢様としての雰囲気を見事に醸し出すことに成功している。オウイェイ!
ちなみに、エリカ=ロケット団の一味説という有名な都市伝説がある。エリカがジムリーダーを務めるタマムシシティにはカジノを模した賭博場があり、ロケット団の資金源となっている上に地下はアジトが隠されている。ジムリーダーは社会的正義のために悪の組織の活動を阻止するものだが、あまりにも堂々とゲームコーナーが営業されているので、実はエリカとの政治的取引があるのでは、という憶測が基になっている。何と言ってもエリカお嬢様は超お金持ちなので、その資金のルーツが不明であることがロケット団との疑惑をさらにそれらしくしている。
そこからさらに、エリカ=黒幕説やロケット団のボスであるサカキの愛人説など、ファンの妄想は際限なく膨らんでいくのだけど、さすがにそれはないでしょ笑、と僕は思っている。余談だけど、エリカ様のポケモンカードは1枚につき数万円単位で取引されており、実はエリカ様は自分のカードを収入源としているのではないか、と言うのが僕の考えである。まあ、信じるか信じないかは、オレ次第。
ポケモン史上最強のハイスペックガール メイちゃん
ハルカやエリカをはじめとして、多くのヒロインはアニメでも活躍してきたが、第5世代=BW2にて登場したメイちゃんは、アニメには一切登場していないにも関わらず、発売から10年を経た今なおトップクラスの人気を誇っている。BW2をプレイしていない世代すらも虜にしてきたメイちゃんは、ポケモンカードでもエリカ同様に数万円単位で取引されている。
なぜメイちゃんがこれほどの人気を誇るかについては、複数の要因が考えられる。
”メイ・トコ”としてカップリングされるBWの先輩ヒロイン=トウコは戦闘狂的にキャラクターデザインされ、バトル時のカットインでは相手を睨みつけるような姿が描かれ「殺意の眼光」と称されている。異なる信念の衝突という深刻なテーマを描く故、主人公のトウコが他のポケモンシリーズにはない鋭い目つきをしているのは、いささか仕方ないだろう。
そこから一転して、可愛いルックスのメイちゃんが出てきたのだから、当時のプレイヤーは仰天したことだろう。デザイナーが変わったこともあり、大人びたトウコとは異なり、メイちゃんは女の子らしさ(この言葉もしかして危険?)を前面に押し出している。おいおい、トウコの眼光はどこに行っちまったんだよ?
さらにメイちゃんの人気に追い風となったのが、「メイちゃん=おとこの娘」事件である。これは公式のポップで主人公が公開された際に、なんと「女の子(おとこのこ)」というとんでもない誤植があったことに起因する。こんないかにも美少女な女の子が実は…と妄想を膨らませたプレイヤーが多数いたらしい。
ポケモンのヒロインはみんな多かれ少なかれ、悪の組織から世界を救い、リーグのチャンピオンを倒し、新たな時代の幕開けの象徴として描かれている。しかし、BW2に関してはそれだけでは済まない。メイちゃんはもちろんプラズマ団を壊滅させ、新チャンピオンをかけて若きアイリスを打ち負かす。
スーパーヒロイン・メイの大躍進はそれだけにとどまらず、初代から最新世代まで各地方のジムリーダーとチャンピオンが集う大会(PWT)で優勝し、歴戦の猛者が巣食う白の樹洞・黒の摩天楼を攻略して最強トレーナーの座をたしかなものにする。さらにバトルから女優業へ進出して、ポケウッドで興行収入100億円を連発する大女優として名を轟かせ、ジョインアヴェニューでは敏腕経営者として大型ショッピングモールのオーナーを務める。
チャンピオン・女優・経営者...ありとあらゆる業界で才能を示したことが、メイちゃんが史上最強のハイスペックガールと呼ばれる所以である。いや、普通におかしいだろ。
今日もとりあえず終わり
まだまだ紹介したいヒロインはたくさんいるけど、今日こそ本気の真剣のリアルのガチのマジで水連のレポートを仕上げて提出しないと指導員の資格を喪失してしまうのでここで終わり。気が向いたら他のキャラクターや男性についても書くつもり。宿題は嫌いだああ。
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