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赤い糸なんかじゃなくても。

甲高い男女の声が入り混じるその場所に
置いて彼はあまりに特別だった。
出立も、話し方、私に語りかけるその全てが
甘く 苦い。
ふと触れた指先は猛毒
致死量の毒を吸い込んだはずなのに
私はまだ貴方の前で死ねずにいた
これは幸せで不幸せな1人の女の子のお話。

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