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雲と蜉蝣

私は寂しいです
独りぼっちの楽園で
愚かで虚しい戦争を繰り広げている

例えばほら、あの雲と蜉蝣みたいに
ゆらゆら空を飛んで行けたら
さわやかな風を吸い込んで、今よりもっと遠い場所へ
見るところは希望の朝
眠るところは微睡む月の影

君の可哀想な顔を見て
私も可哀想な気がしてならなかった
それでも君の方が幸せそうな気がして
とても悔しくて堪らなかった

君と居ると短絡的な言葉しか出ない
君と居ると赦せないことばかり
でもそれは自分に向けられた十字架かもしれない

最悪なストーリーを想像して
悪夢に目玉を浸し眠るのです
幾度となく、悪魔との契約を契りまくっても
ちっとも幸せになれない
私の眼は曇ったままだ

あーあ、貴方の眼球が欲しい
私の身体を空に飛ばして、
朦朧とする意識の中で、貴方の歌が聴きたいのです

それを最期に啼きたいのです

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