ヤマハP-125の今後の展望(モデルチェンジはあるのか?)
ヤマハのP-125が発売されて4年以上になる。
では、この機種のモデルチェンジの可能性を考えてみたい。
以前に述べたようにヤマハの重点商品群はグラビノーバだ。
https://note.com/gomi_denshipiano/n/n98c6de2a874f
その次がアリウス。
そしてアリウスは戦略的にクラビノーバの下位機種よりをスペックを抑えられており、その結果、河合に比べてスペック的に劣らざるを得ない状態になっている。
P-125はそのアリウスの下位機種よりもさらにスペックを抑えてられている。(CFX音源を搭載しない等)
すなわちP-125のヤマハにおける戦略的優先順位は最も低いのだ。
当たり前だ。
価格が安く利幅は少ない。
アリウスであれば、後のクラビノーバへの買い替え需要という流れもあるが、P-125からのその流れは少ない。
トヨタや日産が軽自動車を自ら作らずOEMを受けて、そんなに力を入れていないというのと同じである。
さて、そのような戦略的優先順位の低さを踏まえて、P-125の至近でのモデルチェンジの可能性はあるかを考える。
私は来年の夏まではモデルチェンジの可能性は低いと考えている。(あくまでも個人の独断と偏見によるものです)その理由としては
・P-125は販売店の店頭在庫品が殆どないために3年毎のモデルチェンジを必要としない。
https://note.com/gomi_denshipiano/n/n6de34e0efd27
・半導体不足が解消されつつあるとは言え、まだ多くの受注残を抱えている
・来年の夏にはクラビノーバのモデルチェンジを控えておりそちらを最優先したい
・P-125の市場在庫が殆どなくなった時に、P-45が代替として売れた。
この事実から、コンパクト型のエントリーモデルを買う顧客の中には性能などを気にしない人も多いという事に気づいた。
https://note.com/gomi_denshipiano/n/n03e2831a29e0
上記理由から、ヤマハはエントリー型をしてはP-45を継続供給して、P-125は生産は続けるもその生産量を増やさないのではないかと考える。
特に店頭販売には在庫を回さないのではないかと思う。
店頭在庫にない状態になったほうが望ましいのだ。
そう考える理由は、ヤマハの中期計画計画にある。